09節対福岡1-0、苦戦も赤嶺が頭でねじこんで3連勝

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J1 9節 5月3日(火・祝)14:00 ベガルタ仙台1-0アビスパ福岡 ユアスタ仙台



赤嶺   太田
(田村)(富田)  
梁  関口
    
角田 義希
   (中島)
曹 鎌田 菅井

サブは、桜井、田村、マックス、斉藤、富田、松下、中島。先発、サブとも前節同じ。福岡は城後、岡本の2トップ。中町、松浦先発。成岡、高橋泰、小原章吾がベンチ入り。

五月晴れで、日向では暑いくらいのユアスタ。ピカチュウや足立梨花さんがスタジアムに来ていたもよう。自分が着いた時はすずめ踊りは終わっていた。15,859人。選手入場時に「心をヒトツに」の人文字をバックスタンドで作る。福岡サポも支援の横断幕と、支援物資ありがとう。

予想通りというか、強豪2連戦を高い集中力で乗り切ったあとに、3連敗中の福岡とホームで対戦ということで、気が緩んだわけでもないだろうが、ミスの多い相手の攻撃にお付き合いの内容。ドリブルで仕掛けて、クロスでシュートというワンパターンが多くなり、守備でもフリーでクロスを入れさせてしまい、苦戦。

それでも相手のパスやシュートミスもあり、互いにパスカット応酬で我慢比べのような展開も、後半になるとベガルタは朴や菅井などサイドが思い切りよく上がり、攻撃もサイドチェンジを折りませながら、次第に押し込む。すると33分、コーナーのチャンスで鎌田が粘ってファーから折り返し、それをキーパーと競りながら、赤嶺がヘッドで捻じ込んで、先制。

直後に朴が挑発に嵌って、イエロー2枚目で退場。10人となってFW赤嶺を下げてDF田村を入れる。しかし、その後は、梁や関口、さらには後半出場の中島や富田がうまくボールをキープして、福岡のファールを誘い、時間を使う落ち着いた展開ができて、完封勝ち。
尚、この節、柏が敗れたので、4試合目ながら首位。


前半。
開始20秒、相手のクリアミスをついて、赤嶺が左足シュート、枠外。さらに関口がサイドに流れてコーナーをゲット。これはきまらず。3分、福岡のカウンターを受ける。朴と1対1になるが、福岡がフェイントを入れてくれて、ボールが残り、ピンチを逃れる。5分、朴が上がってクロス入れるが、合わず。6分、福岡にベガルタゴール右サイド奥からフリーキックを与える。ヘッドで合わせられるが、枠外。中3日のせいか、これまでのような寄せの厳しさがなく、チャンスを作られている。

8分、パスカットから梁がドリブル前進、コーナーをゲット。しかし決まらず。その後のカウンターを遅らせたところで、朴にイエロー。その後、福岡にベガルタエリア内に侵入されるが、DFが寄せて守る。12分、今度はベガルタがボールをまわして、最後は角田が右からのロングシュート、枠外。14分、福岡のコーナー。このあたり福岡の末吉からの展開が目立つ。その後も福岡がワイドな展開、ロングシュートされるが、枠外。

その後一進一退。中盤でパスカットされ、そのまま持ち込まれシュートされるが、林。20分、ベガルタもカウンターから梁が左の赤嶺に振り、センタリングも通らず。今日の赤嶺クロスの精度はいまいち。22分、関口のクロスに太田が飛び込むが囲まれる。27分には、太田のドリブル侵入から赤嶺ヘッド狙うがもう一歩。DF当たってコーナーへ。これは決まらないが、こぼれ球に上がっていた菅井が左足シュート、キーパーに飛び込まれる。

福岡の攻撃はシュートまでさせず、逆にベガルタが攻勢。32分、関口から赤嶺へのスルーパスが通り、左足の強烈シュート、惜しくも枠外。その後、お互いのパスミスが目立つ。36分、ベガルタが福岡ゴール前でボールを回し、最後は中央やや右から梁のミドルシュート、枠内もキーパーに阻まれる。コーナー。38分、逆に福岡にゴール前で回され、クロスを入れられるが、シュートはふかしてくれる。その後、互いに疲れたか、トラップミスが出て眠たい展開。

前半終了間際には、梁から太田、クロスを入れるがDF。前半はスコアレス。

後半。
開始早々、朴が相手ボールをカット、そのままドリブルで前進。エリア内までいくが、囲まれる。3分、ベガルタが、ゴール前で、こぼれ球をクリアしきれずにいると、2列目から岡本?にフリーでミドルシュートされる。バーの上。危ない。その後、ベガルタがゴール35mのフリーキックを得る。梁のキックはキーパーがこぼすが、詰めきれず。さらに、関口がドリブルで前進、センタリングに太田が合わせきれず。

8分、ベガルタゴール右奥35mで福岡のフリーキック。これを中央でしっかり合わせられ、枠内へ。しかし林がワンハンドで掻きだし、コーナー。これは守る。9分、回して最後は太田がドリブルで前進、コーナー。こぼれ球を再び梁が放り込むも、キーパー。今度は福岡のカウンター、DFと林の連携でとめる。その後、関口がドリブルでつっかけるが、止められ、ひっかけてイエロー。

13分、スローインから回され、ミドルシュートされるがバーの上。15分にも右からクロス入れられるが、林が飛び出し抑える。16分、高橋義希に代え中島入る。梁がボランチの4-4-2か。早速、相手ボールをカットすると、梁のドリブルから中島へ。左から中島シュートも角度無し。コーナーを得る。その後、関口のミドルシュート、キーパー。さらに相手ボールカットから太田がドリブルで抜け出し、そのままシュート、キーパー。

21分、福岡のカウンター、シュートされるが鎌田がブロック。コーナーを与える。22分、今度はベガルタがゴール左30mでフリーキックのチャンス。角田?が中央であわせるが弾かれ、コーナーへ。決まらず。23分、太田のクロス、赤嶺の頭上通過。25分、福岡にいいクロスを入れられるが林。その後、朴がひとりでドリブルで持ち上がり、えぐるが守られ、コーナー25分にも、梁がほうりこむがシュート打てず。29分、サイドチェンジから、上がった朴のクロスに、赤嶺のたたきつけるヘッド、枠外。32分、左コーナーキックのチャンス。ファーでのけぞりながら鎌田が頭で折り返し、中央で倒れていた赤嶺が、すぐ起き上がり、キーパーに競り勝ってヘッドでねじ込んでゴール!攻め込みながらゴールが奪えなかったベガルタがようやく先制。赤嶺は前半で足首を捻挫していながらの、ジャンプで決めたという。

これでベガルタの動きが良くなり、福岡は沈滞ムード。35分、太田に代え冨田が入り梁が前に。冨田、中盤でチャージして相手の攻撃を防ぐ。39分、スタジアムでは分らなかったが、テレビ画像を見ると、福岡の山形が朴の頭をたたき、怒った朴が詰め寄り、肩をつき押して、両者にイエロー。朴は今日2枚目で退場となる

10人となったベガルタだが、慌てなかった。冨田が執拗にボールにからみつき、関口はキープ。相手に当てたり、焦る福岡にファールを取らせてたりして、のらりくらり。41分、FW赤嶺を下げDF田村を入れる。中島もこういう場面では有効な動きをする。林の自陣からのフリーキックをうまく運び、相手に当ててコーナーをゲット。このあたりで90分終了。朴の退場がらみの中断もあり、ロスタイムは5分間。

福岡はフリーキックのこぼれを正面からシュートするも、林。その後、冨田がうまくキープ。10人ながら余裕の球回しで、最後は角田のロングシュート。田村の攻撃参加(この場合はしなくもいいか?)からのシュートもあって、ベガルタが、そのままボールとゲームコントロールして逃げ切った。


中3日、前半は汗ばむような陽気で、どこか緊張感を欠くプレーも散見されたが、福岡にもミスがあって、決定的なピンチはほとんどなかったように思う。簡単にクロスを入れられたり、あわやのシーンは後半出ており、次に向けてのチェック事項。
攻撃では、待望のFW赤嶺のゴールが出たので次につながるか。
次節、田村にも先発のチャンスがありそうで、攻守のバランスを取って勝利に貢献してほしい。

シュート数:15-9、CK:10-3、FK:18-15 得点:赤嶺真吾 警告:朴柱成2=退場、関口 (相手)松浦、山形 主審:村上伸次