46節対草津2-0、相手ミスに乗じて勝ち切る

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2009年10月21日(水)19:00 ベガルタ仙台2-0ザスパ草津 ユアスタ仙台



平瀬 サーレス
(中島)(中原)
梁     関口
            
千葉  富田     
    (永井)       
朴 渡辺 エリゼウ 菅井
        

サブは、萩原、一柳、永井、中原、中島。草津は都倉、後藤の2トップ。熊林、廣山先発。小林竜樹は帯同していない。

しんしんと冷えるユアスタ。後半になるとかなり寒い。11,009人。
今日もベガルタは15周年記念の黒とゴールドのユニなのだが、これが相手が草津となると似ていると言えなくもないが、草津はアウエー用の白系着用。キーパーの林は、念願かなってピンクと黒のGK記念ユニで落ち着く。

さて、試合は中2日、中3日のベガルタと草津、疲労なのか、共に要所でのパスミスが目立つ大味な試合。ボールキープ率はワイドな展開の草津の方が高い。しかし、前線の都倉や後藤へは厳しくマークして、簡単には打たせない。ベガルタは朴が張り切って、ドリブル突破を何度も企てるのだが、センタリングのタイミングが早すぎたり、遅すぎたり。むしろ前にスペースがある時は自分で打っても良かった。

カウンターもなかなかつながらなかったベガルタだが、前半12分、平瀬がフリーで裏を取って、左足で狙い済ましたグラウダーのシュートを決めて先制。


後半、疲れがでたのか、パスミスが多い草津。ベガルタはプレスを早めてボールを次々奪う。すると、21分、相手のパスを今中島がブロック、すかさず突進して、フリーで左足でゴール右隅に決め2点目。

その後、草津も疲れた体に鞭打ち、ベガルタエリア内を脅かすこともがあるが、ゴール前でのパス展開まではよくても、都倉の動きにもキレがなく、他の選手もシュートをふかしてくれて助かる。一方ベガルタも、パスカットから、再三シュートチャンスを作るものの、シュートがバーを超えてばかりで追加点を奪えず。

ただ、2点のリードで、終盤は落ち着いて時間を使い、完封勝利。ミス多いながらも、相手のミスは得点につなげ、エリゼウ30歳の誕生日を完封勝利で飾ることができた。

前半。
開始1分、草津が放りこみ、エリア内に入り込まれるが、エリゼウと広大が挟んでクリア。その後は、草津が小気味良くボールを回し、ベガルタは様子見で、最終ラインでカット。4分、ベガルタようやくカウンターから関口が抜け出すが、パスミス。6分、左サイド平瀬からの速攻、梁のクロスはクリアされる。9分、草津のロングボール、朴が裏を取られ、スルーパスを通されるがオフサイド。危ない。10分まで、両チームシュート無し。

11分、サーレスが中央でボールが足につかず、カウンターを許す。これをしのいで、12分、ゴールキックから、平瀬が落とし、梁がうまく納めて、中央前方の関口へ。関口がDFの間にするすると潜りこむと、左大外を回り込んだ平瀬へヒールで流すポストプレー。平瀬がフリーで裏を取って、ダイレクト左足で狙い済ましたグラウダーのシュートを決めて先制。流れが良くなかったところで、いい時間に一気に決めた。

草津はボールを保持していただけに、これでがっくり。逆にベガルタは耐える時間から攻める時間に。13分、右サイド奥35mのフリーキックをゲット。これは決まらなかったが、相手のパスカットから関口のミドルシュート、キーパー正面。草津にミスが多くなる。15分には、左サイド関口からサーレスへのパス、サーレス左45度、振り向き様のシュート。あまり強いシュートではなかったが、相手キーパーがキャッチできずコーナーゲット。これは決まらず。17分、草津が攻め込み、センタリングから都倉のヘッド、枠外。DF寄せていた。

20分、右奥35mのフリーキック。こぼれ球に突っ込めず。21分、梁と朴で左サイドで早いパス交換から朴がエリア内侵入も、もう一歩。23分には、ベガルタが草津ゴール前でボールを回し、最後は中央からサーレスのヘッド、ヒットせず。25分、草津のカウンター、簡単にゴール前で回され、最期は都倉のシュート、しかしオフサイド。その直後、今度は相手のパスを梁がカット、さらに平瀬がエリア内右隅、ゴールエリア付近でフリーのチャンス。しかし打たず、パスに迷っているうちにチャンスを逃す。しかし、コーナーをゲット。これは守られる。

その後、草津のボールを回されるが、ベガルタはじっくり守備。30分、菅井のロングシュート、大きく枠外。そして35分に平瀬がロングボールを追いかけて、ピッチ外で左膝からころび、立ち上がったものの、すぐ自らバツ。担架で退場。37分、今日再三上がりを見せたいた朴が、フリーとなってドリブル前進、エリア内侵入。キーパーの至近距離からマイナス気味のクロスを出すが、中央間に合わず。38分、平瀬に代わり急遽中島が入る。39分、朴の放りこみにサーレスのヘッド、枠外。41分、朴がまたも、ドリブル前進、アーリークロスを入れるが、中央の関口に合わない。しかし、コーナーゲット。こぼれるが押し込めず。

44分、草津が縦に突破、エリア内はいるが、ここは戻った朴がクリア。平瀬の退場の後、少しばたついたが、前半は1点りードして終了。 ハーフタイムには、いつもの他会場の結果のほかに、野球の日ハム-楽天戦の途中結果がビジョンに表示され、リードの結果に場内が沸く。

後半。
疲れがでたのか、パスミスが多い草津。ベガルタはプレスを早めてボールを次々奪う。しかしこちらも、チャンスでパスミスが出る。5分、サーレスと梁のワンツーでサーレスが裏をに入るが、オフサイド。7分、右サイドに流れた中島からの高速センタリング、中央サーレス、タメをつくるが、打ち切れず。さらに、関口からパスを受けた中島のセンタリングを中央で受けた梁が、反転シュートもバーの上。8分、ベガルタがボールを回して、最後は菅井の左足ロングシュート、枠外。9分、左サイド奥タッチライン際、30mの梁のフリーキック。キーパーキャッチ。

11分、センターサークル付近からの草津のフリーキック、走りこんできた熊林と林が交錯。熊の荒いプレーにはクマったもんだ。林倒れる。しかし、プレー続行。15分、富田から梁、サーレスとつないで、シュートはバーの上。さらに千葉のスルーパスに、右サイドにサーレスが走りこんで、ドリブル、フリーでセンタリングを上げるが、中島を通過。16分、左サイド奥30mのフリーキックのチャンス。ここでサーレスに代わり中原入る。こぼれ球を関口がミドルシュート、バーの上。攻めてはいるのだが、シュートが枠に行かないベガルタ。17分から草津がボールを回すが、ベガルタもじっくり守る。

20分、動きが落ちた草津に対して、前からプレス。パスカットからエリア内フリーのシュートチャンスで打たず、パス選択の中島。DFにクリアされる。しかし、 21分、まず梁が相手のパスをブロック、慌てた相手のパスを今度は中島がブロック、すかさず突進してフリー、そのまま左足でゴール右隅に決め2点目。この2点目のような躊躇のないプレーが期待されている。これで完全に切れた草津は、前半飛ばした分、連携が崩れてくる。24分、中島がフリーでえぐって、センタリング、中原が中央であわせるが、バーの上。

26分、草津が久々にベガルタエリア付近まで侵入、最後は中央で都倉がノーステップのシュート、枠外。しかし危ない。さらに28分、カウンターで一気にゴールライン際までえぐられるが、ラインを割って助かる。その後、自陣からのエリゼウのフリーキックから、中原が頭でつなぎ、浮球を中島がダイレクトのバイシクル気味に、ループシュートを狙うがキーパー。決まれば株も上がるところだったが。33分、中原が粘って相手ゴール中央、アーク付近でのフリーキックをゲット。久々に梁のズドンが期待されたが、壁に当たり、コーナー。2本連続。しかし決まらず。

さらに、関口がドリブルで前進、中央でフリーの中原がシュートも、バーの上かつオフサイド。35分、ベガルタがカウンター。富田からのパスに中島シュートも、ふかす。36分、草津がベガルタエリア内でボールを回し、最後はフリーでのシュートを許すがバーの上。今日最大のピンチ。コーナーを与えるが、シュートは防ぐ。40分にも草津にコーナーを与えるが、守る。43分、富田に代わり永井が入る。直後、草津に持ち込まれるが、センタリングは林がキャッチ。2点リードは大きい。ロスタイムは3分間。中原がノーステップのシュートを放つが、今日はゴールに嫌われる。その後は、時間を使いながら完封勝利。

ミス多いながらも、相手のミスを得点につなげ、エリゼウ30歳の誕生日を完封勝利で飾ることができた。場内からプレゼント多数、愛されるエリゼウ。オオヤマさんからは、チームを代表して勝利賞100万のプラカードを受けとる。そして最後はチームメイトからの恒例の卵と小麦粉のシャワー。


勝ち点3、マルチ得点完封を結果は文句なし。だが、選手のコンディションは厳しい。平瀬の怪我も重そうで、サーレスの動きもいまいち。千葉のヒールパス3本などは、相手へのプレゼントで冷や冷やした。
次節は、J2残留が決定しているが、仙台戦になると闘志を燃やす札幌。中3日で厳しいだろうがホーム。より貪欲に厳しいプレーで勝利をゲットしてもらいたい。

シュート数:20-7、CK:5-2、FK:27-16 得点:平瀬智行、中島裕希  警告:ベガルタ無し (相手)佐藤 穣、都倉  主審:吉田寿光