26節対草津1-1、追いつくのがやっと。ドロー注意報

  • 投稿日:
  • カテゴリ:
2009年7月8日(水) 19:00 ベガルタ仙台1-1ザスパ草津 ユアスタ仙台



中島 平瀬
(西山)(中原)
梁     関口
     
千葉   斉藤
     (富田)        
田村 渡辺 エリゼウ 菅井
           

サブは、萩原、一柳、富田、西山、中原。草津は、都倉、後藤の2トップ。熊林、廣山先発。

芝の張替えが終わったユタスアに7ヶ月ぶりに戻っての試合。宮スタでは別々になっていた、見知った隣人と笑顔で挨拶できる。平日ながら12,297人。

試合開始前に仙台フィルさんから、「ファンファーレ 闘志躍動」が贈呈され、金管・打楽器のメンバー13人による演奏があった。暑さの中、燕尾服で「カントリーロード」と共にお披露目の演奏。何かじんとくるものがある。

前節アウエーのセレッソ戦から中2日での試合は、朝方雨、日中は30度、夕方薄日となったものの、雲間から赤外線でも出ているのか、猛烈に蒸し暑い。しかし、キックオフ近くになると、涼しい風が吹いてきたユタスタ。

試合は、後半早々、都倉に裏に入り込まれて先制されたが、梁のフリーキック直接ゴールで追いつく。が、それがやっと。いくら疲れているとはいえ、パスミス、シュートミス、消極的なプレーでユタスタの「開幕」は白けたものとなってしまった。これで3連続ドロー。この間、2得点のみ。

すぐ中3日で、もう一度ここで試合がある。消極的なプレーだけはやってほしくない。勝ちたい気持ちを全面に出し、強いパス、強いキックで打開していってほしい。

試合開始前のピッチ内練習。草津の中で、強烈な左足シュートを、ぼんぼんいれていたのが都倉。初めて生で見るが、高さだけでなく、キャノン砲もあるようだ、これは要注意。。。しかし、やられたのは小技の方だった。

前半。
いきなりチャンス、中島が裏に抜け出て、左足のシュート制のセンタリング、これが枠ぎりぎりに向かい、キーパーが弾いてコーナー。梁のコーナーキックもキーパーが弾くが詰めきれず。以降、この試合では草津のキーパーがボールを弾く場面が再三あった。枠内に打ち込んで、詰める攻撃がもっとあれば。。。

5分、また中島が縦に抜けて、キーパー詰めて飛び出し、弾いたボールは梁の前に。がら空きのゴールへ、梁が左足のループシュート、枠内に行くが、相手DFが戻って頭でクリア、惜しい。
しかし、その後は、草津にボールを支配され始める。豊富な運動量、トラップからパスまで躊躇なく、ワイドに展開してくる。そして、レフティの選手が3人くらいいて、攻撃にアクセントをつけてくる。中2日は同じはずだが、躍動しているのは草津の方。

7分、草津のロングボールに林が飛び出し、キックでクリアしようとするが、空振り。後ろにそらすがなんとかカバー。8分、草津のコーナーの後、カウンター、梁がドリブルで中央を上がり、少し右に切れ込んで、ミドルシュート、枠外。
一方、草津は主にベガルタの左サイドから侵入、センタリングを放り込んでくるが、ここまでは、都倉はおさえこんでいる。12分、草津の櫻田がきれこんでのミドルシュート、枠内も林が抑える。15分、中島が縦にドリブルでついて、コーナーをゲット。決まらず。16分、梁のスルーパスに中島が右に流れてDFに競り勝ち、シュート、枠外。草津も都倉がミドルシュート、ホームラン。

18分、中島がゴール前で粘って、倒されフリーキックをゲット。ゴール中央25m、絶好の位置。梁のシュートはバーに当たって外へ。惜しい。その後、カウンターから関口がドリブルで抜け出て、左に流れている平瀬へパス、フリーの平瀬のセンタリングは精度いまいちで、キーパーへ。すると、今度は草津がカウンター、ベガルタの右サイドをついて、速いセンタリング、林が出てキャッチ。23分、斉藤のイエロー。その後、草津のコーナーキック、林がキーパーチャージされる。

26分、草津にするすると上がられ、フリーでサイドから上げられるが、キックミスで救われる。ベガルタは、ここまで、相手のサイド攻撃のケアに追われ、サイドがなかなか上がれない。縦ポン攻撃が多く、分かりやすい。パス出しのタイミングが遅い。草津はワイドな展開からのサイドをついてくるが、ラストパスに難。35分、ベガルタのカウンター、中島が裏抜けるがオフサイド。39分、ベガルタが相手ゴール前でボールを回し、最後は平瀬が中央からスライデシングのシュート、バーの上。

40分、千葉からの折り返しに、フリーの関口が軽く当てるだけのシュート、キーパー。すると、草津も速い球回しからのカウンター。しかしこの時間、シュートはさせない。42分、ラインを上げていた田村が、相手プレスにボールを失い、かつ追わない。一気にゴール前まで持っていかれ、林が飛び出し、がら空きのゴールを狙われるが、DFがクリア。危ない。そのままスコアレスで終了したものの、やや不安が残る前半だった。

後半。
開始早々、平瀬が競って、中島へ。中島がえぐって折り返し、中央でフリーの関口シュートは、枠外。チャンスの後はピンチ。草津の熊林の縦1本に、都倉がエリゼウの内側に入り、角度ないところから左足アウトサイドで決め、先制許す。これでスコアレスの前節除き最近5試合で先制を許した。そうなると、攻撃がばたばたする。4分、千葉のシュート、こぼれを平瀬つないで、梁のシュート、枠外。さすがの梁も今日はシュートの精度がもうひとつ。さらに、関口と菅井がワンツーで関口侵入、コーナーをゲット。しかし、枠に行かない。

7分、梁の裏へのパスに、関口が左に流れながら、シュート、DFに当たって枠外。コーナーへ。ここでニアで中島が頭ですらすが、角度なく枠外。この後は、カウンター合戦。ただ、後半ばてるかと思われた草津がリードして余裕の球回し。熊林にいたっては、プレスに来ないベガルタに対し、リフティングであざ笑う。10分、斉藤、平瀬に代わり富田、中原が入る。しかし、戻りが速い草津になかなか崩せない。攻めてはいても、すぐバックパス。。。17分、ロングボールに中原抜けかかるが、もう一歩。

20分、相手ペナルティアーク付近でのフリーキックをゲット。キッカーは梁。壁の味方選手の頭上をうまく抜いて、低い弾道のシュートはゴール左隅に巻いて落ち、同点。シュートがいまいちだった今日の梁も、これは鮮やかに決めた。今日のノルマは勝ち点3。これで満足してはいけない。草津のファールが多くなり、25分過ぎにも、35m、40mのフリーキックのチャンス。折り返しのプレーなどあるが、シュートに至らず。すると、26分、富田のバックパスをカットされ、コーナーを与える。ゴール前で回され、最後はフリーのシュートを許すが、枠外。

30分、千葉の相手ボールカットからシュート、コーナー。31分、中島に代わり西山が入る。35分ごろまで一進一退。お互いに疲れから、プレーの精度が下がり、フィニッシュまでいけない。西山がライン際をえぐるドリブルもライン割る。西山、相手に豪快につき飛ばされても、ファールを取ってもらえない不運。37分、関口が放りこみ、キーパー直。41分、相手ゴール左30mのフリーキックのチャンス。オフサイドで終わる。44分、梁のドリブルからコーナーをゲットするが、決められず。ロスタイムは4分間。中原にイエロー。ロスタイムにもコーナーのチャンスがあったが、シュートは打てず、そのまま3連続ドロー。


連動する攻撃が少なく、守備ではイージーミスもあり、内容では負けていた。もう、イージーミスや消極的なプレーが許される新人は、ピッチの中にはいないはず。好き嫌いではなく、冷酷な采配が必要な時期となってきた。

シュート数:16-16、CK:9-6、FK:20-16 得点:梁 勇基 (草津)都倉  警告:斉藤、中原 (相手)藤井、田中、氏原、熊林  (主審)飯田淳平