サテ対札幌2-2、後半2点追いつく。ウィリアン、中原

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サテライトAグループ第9日 2007年6月17日(日)14時 ベガルタ仙台2-2コンサドーレ札幌 ユアスタ



中原 大久保
     (鈴木弾)
熊林   金子
(左山)    
 富田 細川

磯崎 白井 木谷 大橋
      (ウィリアン)
萩原
(林)
サブは、林、レアンドロ、左山、鈴木弾、ウィリアン。 夏至間近の厳しい日差しも、涼しい乾いた風で、さほど暑さは感じないユアスタ。それでも、ピッチ内は照り返しでかなり暑そうだ。観客3000人くらいか。札幌のサポも20人ほど。控え陣には、昨日のトップの大敗を受けて、自分たちの出番だと、モチベーション高く、ガッツあるプレーを期待したのだが。。。

試合は、前半は昨日のトップ同様、動き出しが遅く、パスミス、トラップミスで詰められてはボールを奪われる始末。札幌は、ワンタッチプレー、パスしては追い越すプレーで、足元にパスがぴったりはまる。ベガルタは、昨日45分出場の木谷以外は、疲れていないはずのメンバーと思われるのだが、トラップが雑、パスがいってこいで、ボールがつながらない。5分、札幌に左サイドから、岡本にするすると中央に切れ込まれると、ほんとんどノープレスでシュートされ、あっさりと先制許す。ドリブルについていけず、守備がないような状態。7分にもコーナーで攻められる。10分、ようやくベガルタの反撃、熊林の左からの大きいサイドチェンジに、上がってきた大橋がロングクロス、大久保が中央飛び込むがキーパーと交錯。11分、札幌が左サイドからドリブル突破、そのままシュートも枠外。

その後も札幌に攻められる。13分には、右サイドでボールをキープされ、詰められ、コーナー。15分には、中央で富田がなんでもないボールをトラップミス、これをすかさず持ち込まれ、中央からののミドルシュート、萩原なんとか触って、コーナー。動き出しが遅く、持ちすぎるきらいのあるベガルタは、マイボールですら、キープできない。ようやく16分、ベガルタが右サイド上がった大橋からの伸びるクロスに、中原倒され、札幌ゴール中央20mのフリーキックのチャンス。しかし、これは熊林ふかす。

しかし、その後もワンタッチで小気味良くつなぐ札幌に、ドリブルで考えている間に囲まれるベガルタという流れが続く。ようやく24分、富田の浮き球パスに、熊林が走りこんで、スルーパスを大久保に。フリーのゴーシが、右サイドから間合い図ってのシュートは、キーパーのセービングに合う。決定的。26分、熊林の右サイドへの浮き球に、サイドに流れた中原が角度ないながらシュート、枠外。ベガルタの時間が続く。29分には、磯崎のダイレクトのクロスに、中央で熊林がフリーで受けて、あとは打つだけ、しかしトラップミス。ここで札幌のゴールキックを白井がヘッドしそこねて、自陣のゴールラインを割り、コーナーにしてしまう。(尚、白井は古傷を痛めてしまったらしい)その後は、中盤での競り合い、ともにシュートがなくなる。35分、細川にイエロー。

40分、ワンツーから細川が札幌エリア内でえぐり、クロス、DFにクリアされてコーナーのチャンス。中原がヘッドを2連発も、バーの上。43分、エリア内でボールを受けた中原、反転できず、ボールを戻してしまう、DFを背にしていたが、ここは至近距離、強引にシュートを打ってほしかった。直後、札幌に簡単につながれて、最後は中央横野の足元にパスをぴったり通されると、DFひとりをかわして、楽にフリーでシュート打たれ、2点目を献上。これでは萩原どうすることもできない。熊林にイエロー。

後半。木谷代わり、ウィリアンが入り、細川がセンターバックへ。ボランチが富田と金子になり、大久保が少し下がって金子の位置。5分、金子にイエロー。ベガルタエリア横の、いやな位置でフリーキックを与える。なんとかしのぐ。ウィリアンが入って、タメが作れるようなるが、まだ、ボールをトラップで落ち着けられない選手がいる。ロングボールの精度もいまいちのベガルタ。13分、キーパーの萩原に代わり、先日入団しばかりの林が入る。声がでかい。お通夜のようなベガルタに、これは必要。15分、ウィリアンがキープして、サイドに流れた金子へ、金子がドリブルから、いいクロスを上げ、どんぴしゃタイミングでのウィリアンのヘッド、しかし、キーパー。さらに16分、ウィリアンのスルーパスから、左に流れた中原がフリーで裏を取りシュート、サイドネット。惜しい。

22分には熊林からの縦パスに、ウィリアンが胸トラップからのミドルシュート、枠外。そして24分、ウィリアンのポストプレーから熊林へ、リターンを受けたウィリアンが抜け出し中央ドリブル、キーパーと1対1になる直前に、DFに倒されPKゲット。これを豪快にウィリアンが決めるが、キーパーが動いたのか、やり直し。しかし、2度目もフェイントをかけて、キーパーのバランスを崩させ、無人のゴールへ決めて1点返す。このPKで札幌のDFが一発退場。これで札幌もカウンターオンリーへ。数的有利になったところで、木谷に代わりレアンドロ入り、そのままセンターバックへ。32分、ウィリアンのスルーパスに中原がフリーになりかかるが、DFに入られる。33分、熊林が中央で、持ちすぎて奪われたボールを、自陣ゴール前まで戻り、奪い返すウィリアン。マイボールをキープできない場面もあったが、さまざまなプレーでチームに貢献するウィリアンが見られた。

34分、中央からのパスに左に流れた中原シュート、枠外。37分、右サイドでこぼれを拾った大橋のクロスに中央でウィリアンがバイシクルを狙うが、DFと交錯。イエロー。38分、熊林のパスを受けた中原が左サイドからのシュート、角度なく弾かれ、さらにそれを大久保が狙うが打ち切れず。そして、40分、左サイドをドリブルで上がった熊林がえぐってのクロス、ウィリアンの背後から中央につめた中原がフリーでヘッド、しっかり決めて同点。10人の相手からようや点が取れた。その後、金子に代わり左山入り、さらに大久保に代わり鈴木弾が入るが、時間がなく、あまり見せ場なし。ロスタイム3分も攻めるが、追加点は取れず、そのまま試合終了。

前半のだらだら具合いを見ていたときは、どうなるかと思っていたが、後半から持ち直した。しかし、トップと比べると、全体に判断が遅く持ち過ぎ、ワンタッチプレーが少ないし、トラップミスが多い。何か基本がおろそかになっているような気がした。足も完調ではないようだが、白井は不調。
それでも、大橋がときどき精度のいいクロスを上げていたし、熊林も後半はサイドから視野広く展開していた。ウィリアン、中原のコンビは中々面白いものがあった。前からのプレスはあんまり期待できないので、使われる可能性は今のところ小さいのかもしれないが、、この二人がエリア近くでいろいろ小細工するのも、一度見てみたい気がする。細川、富田はもう少し運動量がほしいところ。ガツガツいくのが売りだと思うので。

シュート数:14-12、CK:3-10、FK:18-24 得点:ウィリアン(PK)、中原貴之 (札幌)岡本、横野 警告:細川、熊林、金子、富田、ウィリアン (相手)佐藤優也、吉瀬(退場) 主審:勝又光司