16節対徳島1-2、10人で中島先制も、9人で逆転される

  • 投稿日:
  • カテゴリ:
2007年 5月 20日(日)13:00 ベガルタ仙台1-2徳島ヴォルティス ユアスタ



萬代  中島

ロペス   梁
     (永井)
ジョニウソン 千葉

田ノ上 渡辺 木谷 菅井
(磯崎)        
シュナイダー
サブは、小針、磯崎、永井、熊林、ウィリアン。ロペスが怪我から復帰、初のキャプテンマーク。渡辺広大が2戦連続スタメン。徳島は登録上は3バック、移籍の塩川がMFで先発。
前日の雷雨や豪雨から一転晴れ渡る空に日差しがまぶしいユアスタ。しかし、時折強い風がピッチ内に巻き、肌寒さを感じるほど。青葉まつりに、運動会、野球にNHKの中継も重なる中、13419人。

試合開始10分は徳島が、ボールをキープ、ワンタッチプレー多用し、サイドからは塩川らが、ドリブルでついてくる。ベガルタのサイドは抑えられる。いきなりの徳島のコーナーに、ベガルタはクリアのキックがあたりそこないでゴール方向に向かうが、これは処理。さらにロングシュートを枠内に打たれるが、シュナイダー。徳島はセカンドボールを支配し、積極的に攻めている。5分にも、コーナーからフリーでヘッド打たれるが、これは枠外。7分、ようやくベガルタがカウンター、梁から中島へのパスが通り、DFに阻まれるが、コーナー。さらに、田ノ上と中島がワンツーで、中島が上がるなど、ようやくベガルタにもリズムが出てくる。

10分にも、ベガルタがコーナーで、梁のキックがいいところにあがるのだが、キーパーに触られ、こぼれをカウンターにされて、今度はベガルタゴール中央35mで徳島のフリーキック、やり直しで2本。これは枠外。このフリーキックの時に、守備にいた萬代にイエロー。なんだかわかりません。萬代のシューズが赤いのが気に障ったのか(笑)。このあたりから主審のジャッジが基準があいまいになってくる。15分、菅井のロングパスに萬代が走りこんで、DFを振り切ったところで、シュート、しかしヒットせず。DFが触ってコーナー。18分、徳島がつないで最後はミドルシュート、強さはあったが枠外。20分、ベガルタ右コーナー横での、徳島のフリーキック、直接狙われるがゴールラインを割る。そして、20分、ベガルタの攻撃、萬代がボールキープして、相手DFと接触しただけで、2枚目イエローで退場。10人に。次第に、接触プレーは、すべてベガルタのファールになるような状態、その上、両チームともに流すべきところはすべてストップで、試合の流れがぎくしゃくしてくる。

その後、30分まで、数的不利になったベガルタだが、ときおりカウンターをしかけ、徳島も手数かけすぎ、スルーパスが流れるなどもあり、一進一退の状態。33分、木谷が上がってロングシュート。千葉直樹、審判の肩に触れてしまい、イエロー。37分、徳島にサイドチェンジから、シュート打たれるが枠外。35分、ボールにスライディングのロペスにイエロー。審判は興奮状態。10人ではなかなかリズム良く攻撃できなかったベガルタだが、43分、ロペスが自陣からのロングパス、走りこんだ中島がDFをふりきり、ためらわずにシュート、これがキーパーの頭上を越えてから枠内に決まり、先制!ドライブがかかってループ気味にゴール隅に決まった。良く決めた。エース中島。10人での先制に希望が見えた。ロスタイム4分、徳島に中に入られシュートも、木谷が体をはってクリア。1点リードのまま前半終了。

後半。田ノ上に代え磯崎入る。4分、フリーキックのチャンス、ロペスの落とし、こぼれたところを渡辺広大のシュート、枠外。直後の5分、、徳島が簡単につないで、丹羽が意表をつくロングシュート、シュナイダー、触ったがこぼれてゴールイン。同点とされる。影になったかもしれないが、何とか止めてほしかった。これでベガルタの足が止まる。徳島は勢いづいて攻勢。10分、徳島がコーナー3本連続。2本目はゴール内にヘッドをとばされるが、梁がゴール内でクリア。3本目も折り返しからフリーでヘッドを許すが、枠外で救われる。10人で守備に追われる中、梁が積極的にプレスで守備に貢献している。以後、30分までは、互いにつぶしあい、一進一退。 この間も「北村劇場」に観客は首をひねり、主役のはずの選手はおいてけぼり。フェアプレー・フラッグに審判はサインしているのだろうか?

30分、ベガルタが久々に徳島陣内へ。菅井がドリブルで持ち上がり、エリア内で倒されるが、ノーファール。ついで、中島の突破から左サイドからのシュート、DFが手で止めたかのように見えるが、これもノーファール。数的不利でもチャンスをうかがったが、次第に追い込まれるベガルタ。35分、徳島のフリーキックから、フリーでヘッドをあわせられるが、枠外。38分、上がった菅井がゴール前で、クロスを受けて反転シュート、枠外。そして40分、千葉が相手と接触、なんでもないプレーと思われたが、これが2枚目ファールとなり退場、9人。こうなると、ベガルタの選択肢は少ない。梁に代わり、永井入る。しかし、徳島が簡単に放り込みを始め、これについていけない。43分、左からファーサイドに蹴りこまれ、後退しながらのクリア及ばす、ヘッドで押し込まれ2点目を許す

これで万事休すと思われたが、ロスタイム。ベガルタが攻め込んで、徳島ゴール中央25メートルでフリーキックのチャンス。ロペスのキックは壁でコーナー。ここでキーパーのシュナイダーも、ゴールを空けて、攻撃参加、永井のキックにあわせようとするが、決まらず、相手クリアを背走しながら、ロングパスにしようとするが、精度を欠き、つながらず。そのまま試合終了。後味の悪い敗戦となった。試合後、審判団はアウエーゴール下から退場。

相撲は土俵の上でやるもんだと思うのだが、毎年毎年、自分が主役になりたいと、決まって同じ人が、ピッチの上で一人相撲を取るのでは、サッカーにならない。しかし、たとえ、眼鏡を忘れたり、興奮しやすい審判がいたとしても、なんとか勝ち点を拾っていくのが強いチーム。とにかく、今は切り替えて、水曜の鳥栖戦に勝利することを考えるだけ。千葉、萬代が出られないが、控え選手がモチベーション高く保って、チーム一丸で勝利を持ち帰ってほしい。

シュート数:11-21、CK:3-9、FK:18-27  得点:中島裕希  (徳島)丹羽、石田  警告:萬代2=退場、千葉直樹2=退場、ロペス。 (相手)片岡、石田、西河  主審:北村央春