31節対鳥栖0-1、失点後動き鈍く、相手10人で敗戦

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2006年7月29日(土) 19:00 ベガルタ仙台0-1サガン鳥栖 ユアスタ仙台



ボルジェス 関口

チアゴ  ロペス 
        (萬代)
熊林 千葉
   
村上 池田 木谷 中田
          (梁)
小針
サブは、高桑、丸山、磯崎、梁、萬代。
雨が上がったユアスタ仙台、14,592人。気温が上がらずこの時期としては、比較的やりやすい天気だったはずだが。梅雨明け間近のはずが、ベガルタの動きは湿りがち。またしてもホームで勝利を逃し、ホームで6戦未勝利。
 
前節から中2日、前半立ち上がりは、互いに省エネ気味でゆっくりとボールを回しながら、相手を伺う展開。鳥栖はロペスをファール覚悟で徹底マーク。10分、鳥栖のロングシュートが落ちてバーに当たる。出足は鳥栖の方がいい。ベガルタはボールキープしても動き出しがいまいち。戻りの早い相手に守りを固められてしまう。そうなると前節活躍した関口のスピードに期待するのだが、今日はなんともボールが足につかない。いい位置でボールを受けながらトラップミスや、持ちすぎで囲まれてしまう。13分、ベガルタがようやくボールをキープ、引いた相手にボールを回しながら、チャンスを伺い、コーナー2本。その後の千葉?のスルーパスに、中央でロペスが裏と取るが、キーパに詰められ、シュート打てず。17分、逆に鳥栖にコーナーから中央であわせられるが、バーの上。20分、関口がエリア内侵入もクロスは通過。25分にも、裏取った関口が、ゴールライン際からえぐろうとするが、ラインを割ってしまう。

チャンスをつぶしていると、25分、出足よくパスカットした鳥栖が簡単に新居につなぎ、振りきられシュートを打たれる。、小針が弾くが、詰めてきた山口にフリーで押し込まれて先制許す。これで少し目がさめたベガルタが前がかりになるが、相変わらず、動き出しが遅く、鳥栖にしっかりと詰められてしまう。30分、村上が上がってのえぐり、キーパー弾くところ、中央に走りこんだ中田のグラウンダーのシュートはキーパー正面。33分には鳥栖のパスをカットして、ロペスが持ち込んで最後は、ボルジェスのヘッドにあわせるが、もう一歩。35分、関口がエリア内に切れ込むが躊躇しているうちに囲まれシュート打てず。前節の結果を踏まえ相手のマークも厳しい。さらにチアゴが持ち込んでミドルを打つなどするが、鳥栖の壁は破れない。38分、ロペスを倒した鳥栖の村住がイエロー2枚目で、退場。前半ということもあり、これでベガルタの逆転を誰もが期待したのだが。。。。
逆に、FWをさげ守りを固め、スピードのある新居を残してカウンター狙いの鳥栖の術中にはまっていく。ボールをつなぐものの足が動かないベガルタは、シュートすら打てない時間が続き、前半終了。

後半。10人の鳥栖がいきなりコーナーを得る。5分、左サイド角度のないところからボルジェスのシュートは枠外。攻撃しようという気持ちはあるのだろうが、ベガルタの足は止まって、単発の攻撃になる。7分、熊林のミドルシュート、ロペスから関口、そしてクロスと展開は見せるがシュートにつながらない。12分、中田に代え、梁入りそのまま右サイドへ。しかし梁も、動きのきれはいまいち。13分、関口に代え、萬代入れる。ところが萬代も力入りすぎでボールが足元につかない。それでもカウンターから梁が上がり、右サイドから崩そうとするが、ゴール前は固めてられている。18分、左40度30mフリーキックのチャンス。ロペスのキックは枠外。19分、千葉ニイエロー。このあたりから全体に足元のボールだけ要求選手ばかりとなり、ボールを持たされる状態が続く。

20分、逆の鳥栖がカウンターから新居がボールキープ、味方の上がりをまつという形をやすやすと許す。ゴール中央で危険なフリーキックを与えるが、枠外。新居のスピードにびびるベガルタは、新居ひとりに3人も4人も後ろに残り、相手10人にも関わらず、数的優位をいかせない。相手陣内までボールは運ぶのだが、ドリブルとパスのバランスが悪く、無理なパスを出してはカットされ、カウンターで後追い、ファールで止めて相手に時間稼ぎのフリーキックを与える、悪循環。疲れてきた村上は戻ることができず、守備でのファールが多くなる。しかし、村上には一発の上がりがある。それを期待しての起用なのだろうが。。。

35分過ぎには、相手のボールを拾って、村上ドリブルで上がり、クロス、こぼれが萬代に足元ころがるが、ハーフボレーはふかしてしまう。39分、キーパーと交錯したボルジェスにイエロー。40分、ボルジェス中央から振り向きざまのシュート、バーの上。42分、コーナーのチャンス、木谷頭にヒットするがバーの上。43分にはボルジェスのシュートをキーパ弾きコーナーとなるが、決めれらない。ロスタイム4分も、疲れてボールによらなくなったベガルタは有効な攻撃できず、試合終了。スタジアム全周がブーイングにつつまれてしまった。

相手にスピードにあるFWがいると、警戒して両サイドが上がらなくなる。しかしサイドの駆け引きは先手必勝。前半はリスクを犯しても上がっていき、なんとかシュートで終わらせ、すぐに戻る。そういう流れにもっていきたい。パワープレーなのに相手ひとり4人も下がっているのも問題だ。なぜか疲れのたまる日程がホームだと、中途半端なプレーが目立つような気がする。強気の菅井が怪我いないのは残念だが、ハートの強い、決断の早い選手が求められている。次節は千葉が出場停止。守備を見直して、挑んでほしい。神戸はベテランを温存する起用法できているが、打ち破っていきたい。


シュート数:12-7、CK:7-8、FK:22-28 得点:(鳥栖)山口  警告:千葉、ボルジェス (相手)村住2=退場、加藤、高地 主審:田辺宏司