03節対柏戦0-1、10人直後に失点。白井は光る

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2006年3月18日(土)14:00 ベガルタ仙台0-1柏レイソル ユアスタ仙台


ボルジェス

チアゴ ロペス
   
菅井 千葉 梁

  
村上 白井 木谷 中田
(磯崎)     (中島)
高桑
サブは萩原、池田、磯崎、金子、中島。前節同じ。

待ちに待ったホーム初戦。スタジアムもユアテックスタジアム仙台と名前を変え、徳島戦の流れをついで、連勝と行きたいところ。18325人の入場。あれ1000人くらい少なくない?スタメン発表で、金子のところで大橋の写真、おいおい。ばたばたセレモニーであっさり終わったけど、高桑選手の通算 200試合の花束贈呈。おめでとうございます。無事これ名馬。そういや、知事がベガルタに市長が柏に花束贈ったのかな。

試合開始前は陽がさして、春めいたスタジアムも、キックオフの頃から気温が下がり始め、肌寒い。そのせいか、ベガルタの動きも重い。ベガルタは2戦目。柏は3戦目。まだ、リーグの当たりに、特に、汚いプレーに慣れていないベガルタは、後手を踏む。ロペスも、練習でのミスキックの影響か、徳島戦のようなスピードがなく、前半の反応はもうひとつ。徳島戦とは違う激しいマークにも、とまどっている。

柏は早い寄せと、ディアゴが自由に動き回りボールをキープ、守勢に回ったベガルタは、なかなかサイド攻撃を出せず、リズムが作れない。それでも5分、相手ゴール中央30mでフリーキックのチャンス。チアゴが蹴るが壁。7分、チアゴからのスルーパスにボルジェスが走りこむなど、徐々にカウンターを仕掛ける。10分ごろにまでは一進一退で中盤でのボールの奪い合い。柏にボールを回されても慌てずに、人数かけて囲い込む守りはできている。チアゴも守りに参加。さらに、白井のスルーパスから村上が上がり、クロス。コーナーをゲット。しかし、こぼれをカウンターにかけられ、中央を攻め込まれるが、大急ぎで戻ってきた千葉が間一髪クリア。さらに15分、村上が左サイドを上がってエリア内に侵入するところ、足首を捻り、場外へ。一度戻るが結局、磯崎と交代。これでさらに守勢になった。

20分には、抜け出したボルジェスがシュート放つもDFに寄せられ、ホームラン。これがベガルタ初シュートか。25分にはフリーキックのこぼれをチアゴがロングシュート。コーナーのチャンスに梁のキックは直接キーパー。柏はベガルタの左サイドを執拗についてくる。27分、ボルジェスの突破からチアゴがシュート。30分、逆に中央を突破され、なんとか遅らせるが、シュートを打たれる。高桑。35分ごろまではゴール前でボールを回され、ピンチ。しかし、中央は締めている。

39分、ベガルタのカウンター、チアゴ、ロペスと渡り、ボルジェスのシュート弾かれるところ、右サイドに上がっていた中田がフリー、やや角度があったが絶好のチャンス、シュートはバーの上。惜しい。40分、柏がなかなか中に入れずにじれて、ロングシュート、これは助かる。そして、前半終了間際の44分、千葉の相手ボールカットから梁、中田つないでのクロス。ついでチアゴから磯崎のオーバーラップでクロスと、ようやくベガルタらしさが出たところで前半終了。

後半。7分、柏がコーナーからファーサイド、フリーでヘッドを打つ。ベガルタも菅井からボルジェスにつないで、シュート打つがDF。10分にはこぼれ球を柏に拾われ、ボールを回される。そして、11分、前半からうしろからつっかけられ、イライラしていたチアゴが、倒されたあとに相手を押し返してしまい、報復行為で一発退場。村上の早い交代と、この退場でベガルタは動揺、ボールへの寄せが甘くなり、余裕をもった柏にサイドを振り回される。15分には柏のフリーキックからのヘッドが、すっぽ抜けたようにゴールを襲うが、高桑反応し、かき出す。しかし、18分サイドを深くえぐられ、後方から飛び込んできたディエゴをフリーにしてしまい、ヘッドで決められ失点。ベガルタやや意気消沈

それでも、10人となり、防戦一方だった22分、久々のカウンター、梁からロペス、中田と渡りクロス入れるが精度がもうひとつ。さらに30分、ロペスからボルジェスへのパスが通りシュート。33分、中田を下げ、中島投入。菅井が右サイドに回る。しかし、これで右からの上がりがしずらくなった。その分、左の磯崎の上がりが期待されたが、まだ初出場の固さがある。その後、柏にも疲れが見え、35分、44分とパスミス、これを拾って、梁やロペスがボールキープしてカウンターを仕掛けるが、最後は守りを固められ、ゴールを割れなかった。そのまま試合終了。

ロペス、ボルジェスの本来の動きは、まだまだ出ていない。時折見せる体を入れ替えての反転や、DFの間を抜けるドリブル、ボルジェスのポストプレーや、ロペスのサイドチェンジなど、よく見ていた人には、感じるものがあっただろう。気温上昇とともに調子を上げて貰いたいもの。
チアゴは、若さが出た。かなり張り切って動いていただけに、前半からのねちこいチャージに切れてしまったのは残念。監督から「指導」だね。しかし、どのみち、仕上がりが遅れていたし、休みの期間をしっかり調整にあて、出直せばよい。トップ下候補はいる。それに体をはって守り、時にスルーパスや中央を上がる白井も「光って」いた。

それより、村上の足首は結構重そうな感じ。少なくとも次節は無理だろう。磯山の思い切ったプレー、奮起にかかっている。 彼にとってはチャンスだ。湘南戦は緊急事態で時間がないので、しっかりと勝ち点キープして態勢立て直し、次のホーム愛媛戦で勝ち切る。チェック・アンド・ゴー。


シュート数:12-18、CK:5-7、FK:24-27 得点:(柏)ディエゴ  警告:ボルジェス、チアゴ(退場) (相手)ディエゴ 主審:野田裕樹