夢は叶えるもの━澤選手、佐々木監督がFIFA2011バロムドール

2012年の1月9日はまさに忘れられない、素晴らしい日となりました。

2011シーズンのFIFA年間女子最優秀選手に、なでしこの澤穂希選手が、女子最優秀監督に佐々木則夫監督が、各国代表監督、代表主将、記者の投票で選出されました。

まさか、自分が生きているうちに、世界の頂点に立つ選手と監督が、日本人から現れようとは。。。

あのメッシと澤さんが、佐々木監督がバルセロナの監督と並んで写っているなんて!

組織力の日本とか言われ、チームとしては、世界の頂点に立ったなでしこジャパンではありますが、傑出した選手、そして、そこまで押し上げた監督の功績を、ライバルであり、仲間でもある世界の一流のサッカー人たちが認めたのですから、うれしいじゃありませんか。

澤選手の受賞は日本だけでなく、アジア全体にとっても大きな事です。165cmで、33才のアジアの女性でも、世界一のプレーヤーとして認められると証明したのです。

おそらくこの一日で、日本で10万人、アジアで数百万人の女の子が、夢に燃えてサッカーボールを蹴り始めたのでは?と思うくらい、まさに、歴史を刻んだ日でした。


澤選手の好きな言葉として、自伝などにも出てくるのが、「夢は見るものではなく、叶えるもの」

団体競技であるサッカーでは、自分が努力するだけなく、いいチームメートや指導者や家族や様々な環境にも恵まれていなければ、簡単には世界一にはなれません。

いや、環境的には必ずしも恵まれていなくても、バロムドールまで到達した澤選手やなでしこの前に、あれがない、これがないと周りのせいばかりにしている選手は、考え方を変える必要があるかもしれません。

傑出した能力に加え、努力し続けた選手には、吸い寄せられるように、助ける人や運もめぐってくる。。。


膝の怪我をおして走り続けた北京五輪での「苦しかったら私の背中を見なさい」という言葉も、澤さんなら説得力がありますね。

中間管理職の諸兄は、部下に向かって、胸張ってこの言葉を言えますか?


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ところで激サカの澤選手と佐々木監督のツーショットが、はまりすぎて笑ってしまいました。

澤姉さんは着物が良く似合うのですが、この写真は、どうみても旅館の女将と遊び人の亭主のような風情w

失礼しました。いいコンビだなと思ったのです。

個性ある選手を監督がうまく集め、まとめ、宮間選手はじめ、女子サッカーの未来まで考えた責任感のあるメンバーが揃っている、今のなでしこ。

きっとこれからも世界を驚かせ続けてくれることでしょう。