女子W杯でアメリカをPK戦で破り、なでしこが世界一。おめでとう!

いやあ、久しぶりにサッカーで嬉し涙が出ました。まさに、神様、澤様、海堀様。

なでしこジャパンが、2011女性W杯決勝で、これまで一勝もできなかった世界ランク1位のアメリカに、パスサッカーを封じられ、2度リードされながらも、諦めることなくチャンスを伺い、後半、延長戦と追いつき、PK戦では海堀の神セーブ連発で3-1と決めて、世界一に。

粘って、しのいで、諦めず、鍛錬したフィジカルで、体格で相手に劣っててはいでも、体をぶつけ、後からでも追い、リードしていたアメリカを精神的に追い詰め、シュートをはずさせて、ついには、宮間、澤の同点ゴールで、PK戦に持ち込みました。

高い目標をかかげ、世界一のボランチ、得点王にしてMVPの澤選手を中心に、宮間のチャンスメークやいぶし銀の大野や安藤、坂口のプレー、そしてDFでは常盤木高出身で弱冠20歳の熊谷が、ワンバックを1点に押さえ(ワンバックは完全に男子並みの超ストライカー)、PK戦に持ち込み、勝利しました。

実力では明らかにアメリカが1枚上でしたが、諦めずに体を張り、守備に走り、要所では、宮間、澤がゴール前に点を取りに行っている嗅覚と、チャレンジ精神、見習う事が多々ありそうです。

とりわけ女性のみなさんにはアピールするものがあったのではないでしょうか。サッカーでは、なでしこを目指す女の子が、今日で1万人くらい増えたと思いますが、今回の震災で苦境にたっている女性や、仕事その他で壁に当っている方にも、大きな勇気となったと思います。もちろん、男子もハッパをかけられました。

それにしても澤姉さん凄すぎる。伝説のプレーを見れて幸せです。ここまで来たチーム全員の努力と、個性を活かした佐々木監督に敬意を表します。

おめでとう、なでしこ、サッカー女子日本代表。ありがとう。

(追記)
宮間「先生」のインテリジェンス
いやあ、なでしこ宮間選手の日経のインタビュー、これは凄い。決して圧倒的な力あるわけでない、なでしこが世界一になったのは偶然ではないですね。澤選手が姉さんなら、宮間選手は先生と呼ばせていただきたい。本当は師匠と言いたいたいところだか、サッカーでは誤解を招くのでw


女子W杯、日本3-1スウェーデン、なでしこ決勝進出

前半開始早々澤のパスミスから失点したものの、すぐにサイドを崩して、今日初出場の川澄選手が宮間のセンタリングを体で押し込んで同点。それからは、なでしこらしいパスサッカーと、フォアチェックでスウェーデンを圧倒、ほとんどシュートも打たせない展開。
後半には、澤が鮫島のセンタリングのこぼれ球を頭で押し込み、勝ち越し。さらには、相手キーパーを出るところ、川澄選手があざやかなロングループを決めて3点目と、とどめ。終盤には初出場の選手を出すなど余裕の采配。
決勝は18日3:45からアメリカと対戦。