15節対熊本2-2、元気なくドロー。菅井、中原が得点。

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2008年 5月 21日(水)19:00 ベガルタ仙台2-2ロアッソ熊本 熊本



中原  中島
(田中)
梁     佐藤
      (関口)    
千葉  富田

田村 岡山 一柳 菅井
        (宮沢)

サブは、萩原、田ノ上、宮沢、関口、田中。報道の通り、スタメン4人が入れ替わり。田中が今季初ベンチ入り。熊本は高橋、中山の2トップ、車、喜名がスタメン。

試合開始の7時で23度の福岡。立ち上がりから、マイボールでありながら、躊躇するようなプレーが多いベガルタに対し、熊本は守備で体を張ってシュートを許さず、カウンターで高橋にボールを集める。失点は、いずれもベガルタのミスからボールを見失い、相手の唯一のポイントゲッター、高橋にフリーを許して、2点を献上。なんとか追いついたが、アピールすべき若手選手のプレーに覇気がなく、ドローがやっと。

前半。2分、田村の上がりから、フリーキック、さらにコーナーキックのチャンス。キッカーは今日スタメンの佐藤。しかし、合わない。さらにカウンターから、中島が抜け出すが、キーパー。5分、逆に熊本に中央で侵入されるが、なんとかクリア。9分には、中山に裏を突かれる。シンプルに裏に放り込まれるが、シュートまでは打たせなかった。13分、ベガルタ田村がエリア内まで上がり、シュートチャンスも打たず、パスが決まらない。18分、熊本もロングシュート、バーの上。22分、こぼれ球を中原が意表をつくシュート、バーの上。26分に相手車が負傷で交代すると、ベガルタが攻勢に出る。26分には梁、28分には佐藤がクロスを上げるが、シュートに至らない。

30分には、中央を抜け出した中島が倒され、ゴール中央30mのフリーキック。しかしゴールならず。
すると、35分、なんでもないクリアボールを田村が相手にぶつけてしまい、そこから熊本が放り込み、中山のヘッドは岡山が競って、バーに当たるところ、ファーサイドから詰めていた高橋に、たたきつけるボレーで先制を許す。菅井、一柳といたのだが。。。36分、富田のミドルシュート枠外。38分、田村が左から侵入、コーナーゲット。しかし、佐藤のキックはDFに弾かれる。

40分、ベガルタコーナーのチャンス、岡山が相手DFの上からヘッドで枠内へ。しかし、これは相手高卒ルーキーのキーパーのファインセーブに合う。さらに、梁のクロスにファーサイド、千葉がどんぴしゃヘッド打つが枠外。さらにセカンドボールを拾って攻めるベガルタ。43分には、富田がエリア内でこぼれ球にフリー、しかし浮き球にキックのタイミングが合わず、チップ。次々チャンスを逃し、このままビハインドでと思われたロスタイム。

梁の斜めパスを、中島がエリア中央で踏ん張って左足で壁パス、菅井がフリーで侵入、キーパーの足元を抜くグラウンダーのシュートで、1-1に追いつく。菅井は今季初得点。この攻撃は良かった。中島に0.5点上げたいくらいラストパスも良かった。なんとか同点とし、前半終了。


後半。
開始早々、相手エリア横でフリーキックのチャンス。佐藤のキックに中原が中央に飛び込むが枠外。さらに10分頃まで、ベガルタがボールをキープするが、ところどころかみ合わない。熊本も引いてカウンター狙い。要所でプレスに来る。10分には、梁から右サイドフリーの佐藤へパスが通り、これ逆サイドへのループパスとしたが、合わず。ここはキック力のある佐藤に思い切ってシュートしてほしかった。11分には、また佐藤からの低いボールに中島がニアにヘッドで飛び込むが、DFに阻まれる。

耐えていた熊本が14分、後半初めてといっていいチャンス。ベガルタゴール左40mからのフリーキック、壁に当たったボールが田村の頭上を越えて、張っていた高橋へ。うまく合わされ2点目を許す。敵ながら、いつも高橋が、いつも点を取れる位置にいる点は見習うべき。
決定機を作りながら決めきれず、いやなムードのベガルタだったが、直後の15分、右サイド、スローインから、佐藤がつなぎ、千葉が巻くクロスを放り込むと、中原がDFと競りながら、斜めオーバーヘッド、右足で強引にシュート。これがゴール天井に突き刺さり、同点。このゴールも見事だった。しかし、逆に17分、熊本に、菅井の裏に走りこまれ、折り返されると、中山に中央になだれこまれ、あわや。なんとかクリア。

21分、佐藤に代わり関口入る。関口が切れ込んでの、折り返しクロスを上げたりするが、周りがついていけない。その後も、ベガルタは、相手のプレスにマイボールを躊躇するプレーなどがあって、攻めきれない。一方、回数は少なくとも、カウンターから簡単に決定機を作る熊本。五分五分の展開に。28分には、クリアボールが中央に待っていた熊本西森の前に落ちて、どフリー、しかしヘディングシュートは林が正面でおさえる。危ない。29分、今度はベガルタ。中原が落としたボールを、梁、中島がシュートするがキーパー。

30分、相手エリア横でフリーキックのチャンス。ここでCB一柳を下げ、宮沢投入。千葉をセンターバックへ。このこぼれ球を回すが、打ち切れない。33分、宮沢のダイレクトパスに中島が左サイド裏にフリーで抜けるが、力んだかシュートは枠外。決定的。36分にはコーナーのチャンス、キッカーは宮沢。しかし決められず。37分今度は、熊本がフリーキック、コーナーと攻めるが、ベガルタもしのぐ。40分、中原に代え、田中が今季初出場。下がり気味。緊張からか、もうひとつボールが収まらない。その後、互いにパスカット応酬。

ここで、熊本高橋がまたしても、中央でフリーとなるが、シュートはバーの上。ハットは避けられた。43分、ベガルタは熊本ゴール前でボールを回し、次々シュート、何度も弾かれるが、こぼれが中島の足元にころがる。至近距離のフリー、しかし、ここで足元がすべり、打てず。それでも、態勢立て直し、シュートするが、すでに構えられていてキーパー。チャンスはあるし、枠内にも行っているが、今日もゴールが遠い。さらに梁のドリブルから、右から入ってきた菅井がDFの影からのシュート、わずかに右にはずれる。終了間際には菅井にイエロー。試合は結局ドロー。


怪我持ちの平瀬、永井を無理して使って故障し、何試合も休みになるよりは、休ませて、若手に経験を積ませる、アピールさせるまでは、ありだったと思う。しかし肝心の若手にガッツあるプレーがとぼしいのが残念だ。周りが動けないこともあるが、富田、一柳の判断の遅れは否めない。一柳のノールック・バックパスは、危ないだけで不要。田村も疲れているのだろうが、周りを見ずに蹴ってボールを奪われるなど、集中がたまに抜けるときがある。今日は上がることに気がいってたいのかもしれないが。。。ベテラン宮沢はまずまずではないか。田中は時間が短くてなんとも。

控え陣は、練習時からプレッシャーのある状態でやらないといけないのだろう。練習試合もしてはいるようだが。しかし、経験はやはり本場の実戦で積むしかないので、また、使ってもらえるように精進。チャンスでそれなりに結果も出していかないと。一層の奮起を願う。全員がレベルアップしてこそ目標が達成できる。這い上がれ。

シュート数:16-8、CK:5-4、FK:21-12  得点:菅井直樹、中原貴之  (熊本)高橋秦2  警告:菅井 (相手)山口、西森、福王、木島    (主審)山内 宏志