WEカップ2節:マイナビ仙台L 1-0ジェフ千葉L、粘り強く凌ぎ、矢形のゴールで勝ち切る

2025/26 WEリーグクラシエカップ 2節 11月30日(日)14:03 マイナビ仙台レディース 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース ユアテックスタジアム仙台


津田Y
遠藤   矢形
     (大西)
太田 江崎
.
井上

石坂 西野 三浦 安倍
横堀

太田の絶妙スルーパスを矢形が決める

サブは、瀬戸Y、松永、坂井、岩城Y、大西、佐藤にいな、後藤。

千葉Lは、GK田中桃子、DF蓮輪、林、石田、MF木村、小林ひなた、藤代、小川、増田、FW根津、山口。船木は、ベンチスタート。

前半凌いで、後半で決め切る

マイナビ仙台レディーススタメンと、イベント出演のMATSURIメンバー
マイナビ仙台レディースと、MATSURI

先週の皇后杯では、0-0からPK戦で涙を呑んだマイナビ仙台レディースは、クラシエカップで、ホームユアスタでジェフ千葉レディースと対戦。

互いに良さを消し合う、シュートの少ない、堅い試合となったが、球際のバトルは激しくスリリングだった。

結局、千葉Lが決定機2つを逃したのに対し、マイナビ仙台は、矢形が後半早々に決め切って、これが決勝点。

得点後の追加決定機は逃したものの、貴重な1点をしっかり守り、カップ戦2連勝でグループ首位を堅持した。


この試合、千葉Lは、登録上は3バックだが、MF木村を左SBにした4バックで臨んできた。

カルメレ トレス監督は、速攻を封じるためか、アンカーの井上を複数人で囲み、マイナビ仙台左サイド攻撃には、太田を厳しくマーク、スペースへの走りを封じこめてきた。

前半は、千葉Lの厳しい寄せ、ワイドな展開の前に、チャンスをほどんと作れなかったマイナビ仙台。

だが、守備では、激しいボールの奪い合いから互角に持ち込み、シュートは、ほとんど打たせなかった。

前半は、ボールを裏に運べた回数の多い千葉Lの方が、やや優勢ながら、スコアレス。


後半、早々に、ボールを奪われ、山口にフリーで打たれるが、枠外。

その後、前半は控え気味だったマイナビ仙台がプレスを強め、徐々に前に人数をかける。

すると、19分に、左サイド太田からのスルーパスを、裏で受けた矢形が1対1、GKの股間を抜くシュートでゴール1-0。

さらに調子づいた矢形は、連続して決定的なシュートを放つがキーパー。

攻撃のリズムが出て来たマイナビ仙台は、相手のカウンターをCB三浦らがしのぎながら、終盤にも、太田がフリーのミドルで放つなど、相手を脅かしながら、1-0で勝ち切った。


石坂の粘りから太田のパス、矢形のゴールへ

後半19分の決勝ゴールは、マイナビ仙台らしいゴールだった。

まず、マイナビ仙台陣左サイドで、石坂が相手を背負いながら粘り、マイボールのスローインとする。

ここから縦のクロス、これを千葉LのDFがクリアしたボールを、太田が、ワントラップから素早く狙いすました斜めのスルーパス。

千葉LDF二人のギャップの間を、絶妙なパスがころがると、右から抜け出た矢形が、キーパーと1対1。

矢形がワンフェイク入れ、GKの足が開いた瞬間、狙いすましたグラウンダーのシュートが股間をすり抜け、ゴール!


粘りの守備から、パサーとゴーラーの連係が一発で嵌り、矢形が最初の決定機を決め切り、これが決勝点。

前半は、千葉Lの圧の前に、やや動きが重かった矢形だが、ここ一番、頼りになるエース。

そして1点取ったら、急に元気になりw、ダイレクトのミドル、中央からのダイビングヘッドと、チャンスがあったが、キーパー正面だった。


CB三浦が危険なクロスを次々摘む

この試合、両チーム、ラインを上げて背後のスペースがあり、互いに背後を狙う中、千葉Lに中盤で引っ掛けられて、裏抜けされるピンチも何回かあった。

しかし、CB三浦が悉く追いついてカットしたり、素早く寄せて、ペナを横切る危険なパスをクリアするなど、壁となって立ちはだかった。

そのせいか、千葉Lの山口は、前半24分、後半早々にあった2回のフリーの決定機を、いずれも枠外にした。

マイナビ仙台は、ラインを上げて、両サイドが高く張る2バックのようなスタイルになっても、三浦、西野のCB陣の安定感、フォローの位置取りの素早さがあり、思い切って攻撃が出来、勝利につながっている。


乾くピッチで走らないパスを狙われる

この試合、ここ5試合4勝実質1分け(=PK戦負け)の中では、一番厳しい内容だった。

千葉Lの素早い寄せもあるが、乾いたピッチのせいか、いつになくマイナビ仙台のパスが失速し、そこを攫われるシーンが多く見られた。

さらに、井上を複数人が囲んでくる相手なのに、あえてそこにパスを出してしまい、ボールロストしまうシーンも繰り返された。

井上に相手が人数をかけている分、誰かがフリーになってるはずなので、ボールホルダーは、その辺の見極めを。

また、冬場のピッチでは、乾いた風でボールが思ったように走らないようなので、もう一度強いパスを、しっかり蹴る事を思い出して欲しい。

折角体を張って奪ったボールを、パスミスで取り返されるのは、もったいない。


粘り強い球際から、チャンスに一気呵成

しかし、今のマイナビ仙台は、相手の攻勢があっても、しぶとく守ってしのぎ、後半に修正して、チャンスに一気呵成に、人数をかけて攻められる力が付いてきた。

この試合でも、その起点となる、球際の粘りが凄かった。

特に、江崎は小さい体を一杯に伸ばして、奪われかかっても、すぐ取り返す。体をぶち当てて、相手の攻撃を遅らせるといった激しさを見せてくれた。

井上へのマークがきつい分、フリーになる時間もあったので、素早く近くに顔を出して、ボールを引き出せれば、さらにチームはもっと楽になる。


また、遠藤ゆめ、石坂の、左サイド宮城県産コンビは、闘争心剥き出しに、取られたら取り返す、ショルダーアタックもかますし、肉弾戦上等のスタイルを厭わなくなってきており、ゴールシーン以外での、見所。


またユースでレギュラーの170cmワントップ津田は、ボールに触る時間こそ短かったが、ハイボールのヘッドの繋ぎだけでなく、ポストプレーの捌き、相手からボールを奪ったり、チームの攻勢の流れるを作る要因になっており、一段と成長を感じる。

特に、後半41分には、右サイドで相手のボールをブロックして、背後に抜け出すと、そのまま中央へのグラウンダーのパス。これを、中央で江崎?がDFをひきつけ、その背後から、太田がフリーで、ダイレクトシュートと、決定機を演出した。


以上のように、マイナビ仙台は、キーパー以外は、固定レギュラー陣が、大きな怪我無く、好調を維持してるのは、喜ばしい限りだが、怪我、疲労、体調不良はつきもの。

くどいと言われるかもしれないが、今の内に、サブ陣も充実させて、うまくローテできるようになってほしい。


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前半

前半、マイナビ仙台のシュートは1本、千葉Lは2本。

後半
千葉L、DF林に代え鈴木菫を入れる

8分、千葉L、増田にイエロー。

18分、千葉L、MF増田に代えDF角谷、FW根津に代え船木を入れる。

⚽19分、マイナビ仙台、太田のスルーパスから、矢形のゴールで1-0。

31分、千葉L、MF藤代に代えDF田中を入れる。

AT1分、マイナビ仙台、矢形に代え、大西を入れ時間使い。

後半、マイナビ仙台のシュートは5本、千葉Lは4本。

シュート数: 6-6 CK: 2-5 FK:9-14   得点:矢形海優  警告:(千葉L)増田  主審:杉野杏紗  入場:796人