2022-2023 WEリーグカップ04節 9月11(日)16:01 マイナビ仙台レディース 3-3 ちふれASエルフェン埼玉 ユアスタ仙台
ブラトヴィッチ
宮澤 中島 矢形
隅田 西野
(武田)
万屋 高平 市瀬 國武
(楓)
松本
サブは、齊藤、佐藤楓、ポンピルンピラワン、松永、船木、武田、後藤。
加入が発表されたばかりのピラワンがベンチ入り。
EL埼玉は、GK舩田、DF小田、橋沼、木下、松井、MF佐久間、河野、唐橋、吉田、FW祐村、西川明花。
今季初のユアスタでのホーム戦。
フォーメーションは、前の方が流動的で、私見。ただ、中島が前半はFW並みに前線でプレーし、西野がボランチで、やや下がり目だったのは確か。
マイナビ仙台レディースは、前2試合まで、コロナ禍でキャンプが中止となり、コンディション的に、他チームと3-4週の開きが感じられが、この試合では、多くの選手が、ようやく拮抗する所まで、上がって来た感じ。
長い時間ボールを支配、シュート15本で3得点を上げ、攻撃面では整ってきた。
中島は、ここに来て調子が復活。前半は前目、後半はボランチの位置で、運動量豊富な本領を発揮。
ベテランの無尽蔵の走りは、チームへの大きな刺激。
また、宮澤がかつてなく、ボール奪取に意欲的で、ごりごりに詰めて奪いに行く所は、初めて見たような気がする。
市瀬、國武は、守備だけでなく、ロングフィードの精度が上り、何本も前につながってチャンスを作った。連携も向上。
前節から好調の隅田は、この試合でもアシストとなるラストパスを決めた。
万屋は、前半は、相手選手をぶっ飛ばすフィジカルを見せ、どんどん前に上がっていった。
そして、スラッキーこと、ブラトヴィッチに待望の先制ヘッド、矢形の狙いすましたヘッド、こぼれに詰めた佐藤楓のゴールで3点を取れた。
スラッキーは地味ながら、要所で相手選手に体を詰めたりして、遅らせる前から守備にも貢献。日本の審判の癖も見ながら、守備での動きも、掴んできたようだ。
一方、チームの守備では、3度先行しながら、その都度追いつかれるという不安定さが出た。
ラインを上げ、前がかりで攻め込んでいるだけに、バックパスでのミスは厳禁。そしてリスク管理を、まだまだ詰める必要がありそう。
GK松本は、今季初出場。試合序盤のフリーの枠内シュートを、ジャンプ一番キャッチ。さすがのプレーを見せ、チームの流れを作ったが、後半、カウンターやクロスで揺さぶりを受け、よもやの3失点。
GKだけでは防ぎ切れないので、疲れで間延びしてくる後半からの守備は、チーム全体で修正していく事になるだろう。
主な試合の流れ。
前半
3分、EL埼玉、マイナビの右から、吉田がキープしてシュートまで行くがブロック。
6分、万屋のクロスに矢形がヘッド、バーの上。
西野が厳しくチャージされ、ボールを奪われるが、しのぐ。
8分、宮澤のキープからロングシュート、バーの上。
11分、攻め上がり、相手ゴール前でワンタッチでつなぎ、最後は中島のクロス、キーパー。
12分、市瀬からのロングボール、宮澤に通り、最後は中島。左コーナーを得るが、クリアされる。
15分、國武から裏へのスルーパス、矢形が抜け出すが、もう一歩。
16分、EL埼玉、祐村にボールを奪われ、フリーで中央ドリブル前進、からの枠内シュート、GK松本がジャンプ一番、キャッチ。
18分にも、EL埼玉のカウンターで抜け出されるが、万屋が戻って守備。
18分、万屋のパスを受けたブラトヴィッチが反転シュート、クリアされ、左コーナーを得る。
中島のキックのこぼれ、宮澤がミドルシュート狙うが、バー。
22分、矢形が侵入、えぐりのパスから、ゴール前のこぼれを中島がシュート、キーパー抑える。
26分、バックパスを奪われるが、市瀬がカバー。
30分、市瀬のロングボールが、裏の矢形に通り、中島につないでクロス、最後はブラトビッチヘッドも、枠外。
31分、左サイド高平のスルーパスに、万屋が上がってクロス。これで左コーナー。決まられず。
36分ボールを持たれるが、宮澤、ブラトヴィッチが寄せて奪いにいく。
37分、EL埼玉、久々のカウンター、これをしので、左サイドでつなぎ、最後は中島のクロス。打てず。
⚽44分、左サイド万屋からパスを受けた隅田がフリー、ペナ横から狙いすましたクロス。ファーで待ち構えたブラトヴィッチが、ためてからのフリックヘッド、スラッキーの鬼スラ決まって1-0先制。
厳しくマークされながら、出場2試合目で結果を出したスラッキー。
前半のシュートは、マイナビ仙台Lが7本、EL埼玉1本と押しまくったが、点は1点のみ。
後半。
EL埼玉は、DF松井に代えMF瀬戸口、FW西川に代えDF岸みのりを入れる。
マイナビ仙台Lも、西野に代え武田、國武に代え佐藤楓を入れる。
中島がボランチの下がり、武田がシャドー?楓はそのまま左SB。
3分、武田がえぐって、宮澤がひきつけての折返し、ブラトビッチシュート狙うが、空振り。
⚽4分、EL埼玉カウンター、吉田からのパスを河野がクロス。右から飛び込んだ佐久間がヘッド、決められ1-1。
その後、勢いを戻したEL埼玉と、中盤での蹴り合い。
8分、ゴール前にボールを運び、浮き球でつないでいくが、シュートは打てず。
9分、右サイド、楓からのパスを受けた矢形がドリブルでの仕掛け、切り返しから左足シュート、ニアを狙うが、キーパー。
⚽10分、市瀬からパスを受けた楓が、ドリブルで上がりクロス。DFの背後で受けた矢形が低い態勢から、ファーを狙うヘッド、見事に決まって2-1と、再び勝ち越し。
12分、EL埼玉が、左サイドをドリブルでするすると上がり、シュート。これで左コーナー。ここはクリア。
⚽14分、EL埼玉、マイナビの右サイドから河野のクロス、岸が頭で落とし、ワンバンのボールに飛び込んだ吉田がボレーシュート、前に出ていたGK松本の頭上を越えゴール、2-2とまたまた同点。
15分、マイナビもボールを回して、最後は楓のクロスに、中島が上がってのヘッド、キーパー。
EL埼玉、MF河野に代え、三浦を入れる。
18分、右最後の回った万屋のクロスに、武田がヘッド、ヒットせず。
20分、EL埼玉のコーナー、ファーへのボール、GK松本背走して、パンチでクリア。右コーナー。これもしのぐ。
24分、EL埼玉DF小田に代え、MF瀬野を入れる。
25分、26分、と攻めるが、ラストパスにもう一歩。
28分、EL埼玉がラインを上げた守備。
マイナビ仙台Lは、矢形が左、武田が右に回る。中島が前に上がり、ボランチの位置に宮澤と隅田。
⚽32分、楓の仕掛けで左コーナーを得る。中島のキック、こぼれを中央から宮澤がシュート、ポストに当たって跳ね返るところ、バランス崩しながらも、ボレーで楓が押し込み、決まって3-2。三度リード。反応できた楓、コンディションを上げている。
35分、カウンターから矢形がドリブルで上がるが、シュートは打てない。
その後、宮澤が激しくボールを奪いにくプレー。
38分、EL埼玉、MF佐久間に代え中村を入れる。
39分、右サイドでキープした楓のスルーパスに、中島がペナ内に走り込むがもう一歩。この時間でも、何度もスプリントする中島。
⚽44分、EL埼玉左右のクロスで揺さぶり、左から瀬野がシュート、GK松本一度は弾くがクリアが小さく、唐橋に押し込まれ3-3、三度追いつかれる。
追加時間は4分。
1分、矢形がカットインしてからのクロス、武田が走り込むがシュートは打てず。
その後は、マイナビ仙台Lがボールを握って回すが、なかなかシュートまでいけず、そのまま試合終了。ドロー。
この試合、子供たちのお仕事体験や、ベガルタ仙台socio会員への無料招待、セレッソつながりの中島・矢形選手、明成つながりの小畑・武田選手のエール交換をツィッターで流すなど、連携企画もあり、関係者の奮闘を感じるが、入場は1000人に至らずで、残念。
シュート数: 15-6 CK: 4-3 FK: 3-2 得点:スラジャナ ブラトヴィッチ、矢形海優、佐藤楓 (EL埼玉)佐久未希、吉田莉湖、唐橋万結 警告: 主審:山本真理 入場:822人