WE14節:マイナビ仙台L 0-2 東京NB、完敗も、高平・茨木が復活

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2024-25WEリーグ 14節 3月16日(日)14:03 マイナビ仙台レディース 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ セイホクパーク石巻


廣澤(津田)
遠藤  大西
    (美和)
高平    茨木
     (にいな)
江崎  中島

里緒 長船 國武
    
齋藤

シュート0本、被シュート16本。

サブは、横堀、西野、松永、岩城Y、佐藤にいな、佐々木美和、津田Y。

東京NBは、GK野田、DF坂部、村松、松田、青木、MF眞城、菅野、北村、FW山本柚月、土方、松永未夢。樋渡、氏原、岩﨑、高岡は、ベンチスタート

 

強風に冷たい雨の石巻

マイナビ仙台、3バック。東京NBは4バックか。

マイナビ仙台は高平、茨木がスタメン。東京NBは、土方、山本柚月、眞城と、各アンダー世代の主力を揃える。

2節前の石巻でのホーム、S広島R戦では、強風が味方した試合だったが、この日の試合では、マイナビ仙台のスルーパスが、止まったりズレたりして、重いピッチに苦しみ、カウンターでの前向きのプレーを活かせなかった。

重たいピッチは、球際に強く、ドリブルに長けた選手の多い、東京NBに味方し、再三、マイナビ仙台のラインの背後を突いて、チャンスメーク。

マイナビ仙台は、シュート16本を浴びながら、なんとかぎりぎり体を寄せたり、GK齋藤のファインセーブもあって、2失点に抑えたが、攻撃では記録上シュート0本に終わり、相手を脅かすまでに至らなかった。

(前半に、廣澤が、ロングシュート1本を打ったが大きく外れ、後半、茨木が抜け出してフリーでシュートも、オフサイドで、いずれもカウントされなかった)



選手間が間延び、パスが通らず苦戦

前節の大敗を受けて、果敢にラインを上げようとしたマイナビ仙台。

しかし、キープ力、ドリブル力のある東京NBの前に、突破され、再三ピンチを招いた。

次第に前後、左右に広げられ、スペースに走り込まれたり、1対1を作られ苦戦。

ボールへの集散のスピードでも、相手が上だった。

それでも、攻守で、果敢にラインを上げ下げし、コンパクトな布陣を維持していかないと、守備でも攻撃でも、打開していけない。

運動量はきつくなるが、しっかりと集散を速くして、有利な試合にしていきたい。

GK齋藤が好セーブで、3点は止める

クリア一辺倒で、セカンドをを拾われ、カウンターもつながらないという苦しい展開の中、何度か、キーパーと1対1を作られたが、この日好調のGK齋藤が、好セーブを連発。

前半23分、後半4分、終盤のAT1分と、決定機3度は止めて、大敗は阻止。

前節の反省を踏まえ、大きくはじき出して、大量失点を防いだ。

裏やスペースにフリーで走り込んでくる相手には、DF陣との連携も重要だが、この日はなかなかまとまらず、孤軍奮闘の感。

ビハインドでも折れずに、守備でも気持ちを見せる事を、FPに植え付けていって欲しい。

廣澤は複数人でマークされ、左サイドを徹底突かれる

マイナビ仙台としては、押し込まれた展開でも、廣澤に当てて、そこから前向きの選手を複数上げる作戦だったろうが、そこは東京NBも厳しく、廣澤を複数人で囲んで、ほぼ何もさせて貰えなかった。

トップ下遠藤、茨木との距離感もあって、廣澤が孤立。

早めにパスを出せる位置関係が取りたいところだったが、東京NBの寄せ、動き出しの速さについていけなかった。

廣澤がキープしてパス出ししても、中々味方と合わず、苦戦した。


また、佐々木里緒、高平の守備の連係不足を突かれて、再三左サイドの裏を突かれた。

2失点はいずれも、左サイドから攻められた。

打たれたシュート自体はゴラッソでどうしようもないが、フリーの選手を至近距離で作ってしまったのは、要修正。

それでも、この二人の連係向上は、今後の武器になるはずなので、もう一段頑張ってほしい。

高平、茨木が復活スタメン、連携はこれから

怪我で今期前半戦は出場していなかった高平は、S広島R戦で、わずかに出場したが、この試合では、左WBでスタメン・フル出場。

怪我で長期離脱の茨木も、リーグ戦では1年半ぶりにスタメン・フル出場。

高平、茨木共に、得意のスプリントを活かし、少ないながらも、攻撃に上がるシーンがあった。

特に茨木はオフサイドなければ抜け出していたシーンも2度ほどあった。

ただ、やはり、まだ試合感は十分とは言えない感じで、攻守の切り替えや、タイミングのいいボールへの寄せという点では、万全とはいえない感じ。

両選手とも、特長を生かすプレーに至るには、もう少し時間がかかりそうだが、元気にフル出場したことを自信にして、さらに連携を高めて、チーム力アップに貢献して欲しい。

完調になって持前のスピードが活かせるようになれば、逆襲の力になる。


前半
⚽32分、東京NB、マイナビ仙台左サイドで、山本がキープ、松永のヘッドから眞城のクロスに、ニアにいた土方がヒールで合わせてゴール、0-1。

⚽AT2分、東京NB、パスカットから、左の山本がフリーで抜け出し、インサイドでパスを受けた青木が、角度ないところ振り抜き、ゴール、0-2。


前半、マイナビ仙台はシュートは0本、東京NBは、4本。

後半
東京NB、青木に代わり樋渡入る。樋渡がワントップ。土方が下がる。

10分、マイナビ仙台、大西に代わり、佐々木美和が入る。
23分、東京NB、松永に代わり、氏原入る。
36分、マイナビ仙台、廣澤に代わり津田、大西に代わり佐藤にいなが入る。

43分、東京NB、眞城に代わり岩﨑入る。
AT3分、東京NB、土方に代わり高岡入る。

後半、マイナビ仙台のシュートは0本、東京NBは12本。



シュート数: 0-16 CK: 1-10 FK: 5-12  得点:(東京NB)土方摩耶、青木夕菜  警告:なし  主審:柳 彩乃  入場:414人