皇后杯2回戦:ベガルタ仙台レディース3-0JSCL、安本、西川、万屋、復活3連弾

第37回皇后杯 2回戦 11月14日(土)11時 ベガルタ仙台レディース3-0JAPANサッカーカレッジレディース 南長野運動公園 



浜田  小野  
(ジョバーニャ)  
佐々木美和 安本
(万屋)     
田原 入江

井手上高橋千葉 西川
       (井上)    
斎藤

サブは、武仲、万屋、ジョバーニャ、嘉数、井上。怪我明けの入江や、井手上、西川がスタメン、今季初出場の万屋(まんや)が、ベンチ入りのほか、大胆なターンノーバー。JSCLは、山崎、田邊の2トップ。4-4-2か。

前半は攻めあぐんだベガルタ仙台レディースが、後半、安本、西川、万屋と控え組3発で快勝。

JFA配信の動画観戦につき、あっさり観戦記です。

前半。
怪我明けの入江がボランチ、西川SBでスタメン出場。相手とは力の差があるので、終始ベガルタ仙台レディースがボールを支配するが、個々の選手が、得点を個人で取ろうして、強引なプレーが目立つ。JSCLの方は、4バックでブロックを作り、カウンター狙い。はやるベガルタは、しばしば、相手のラインコントールに嵌ってしまう(オフサイド前後半10回)。しかし、それでもベガルタは良くボールを動かし、裏を狙う。

ボールをキープし続けるベガルタ、7分、中央35mのフリーキックを得る。キッカーは佐々木美和。ヘッドは枠外。15分、相手キーパーのキックミスを、浜田?が至近距離でカット、簡単に先制かと思われたが、押し込めず。その後、JSCLのカウンターを受けるが、抑える。次第にベガルタも、シュートを打てなくなってくる。23分、またも、JSCLのカウンター、しかしシュートに力なく、斎藤の正面。

その後も、相手のパスをカットして、フリー場面を作るのだが、キーパーの飛び出しやDFのブロックでシュート打てず。28分、右奥35mのフリーキック。パス出しして、田原のロングシュート、枠内も、キーパー。さらにキーパーのパスをカットして、フリーも、シュートは弾かれる。32分、コーナーのチャンス、ヘッドは枠外。35分には、裏を抜けた浜田がフリー、オフサイド。37分にも縦に早いパスをつなぎ、チャンスを作るがオフサイド。

43分、右から上がった西川のアーリークロスに、ファーの浜田がうまく飛び出て、どフリー、しかしヘッドは枠外。決定的。さらに田原からの裏へのパスに、安本がフリー、シュートはキーパー。その後には、右コーナーから小野?のループ気味のヘッドも、キーパーに抑えられ、前半だけで11本のシュートを放つが、スコアレスで終了。

後半。
開始早々、JSCLの選手がゴール前に詰めてきてくるが、ここはキーパー。2分、ベガルタ陣内でのフリーキック。千葉のキックを、中央で浜田が、頭で後ろにすらし、裏に走り込んだ安本がフリーで決めて、あっさり先制。前半、なかなかゴールにつながらず苦労したのが嘘のようだが、それぞれの選手が特徴を活かした、いいゴール。これで、ベガルタも楽になった。安本は9月以来の得点。

その後は、ベガルタがセカンドボールを支配し、どんどんシュートを打っていくが、なかなかゴールは割れない。6分には、小野からのパスをうけた安本がシュートもキーパー。12分、右の安本からパスを受けた浜田が、うまく抜けて、中央どフリー、しかしシュートはバーをたたく。さらに15分頃までベガルタは、シュートを打つが、入らない。16分、佐々木美和に変わり、万屋が入る。そのまま左MF。入団以来の怪我から、ようやく今季初出場。18分、JSCLがベガルタエリア右奥30mのフリーキック。枠外。

その後は一進一退。JSCLもボールへの寄せを厳してしてくるが、シュートまで、なかなか持ってこれない。24分、ベガルタが細かくつないで、最後は安本のシュート、枠外。膠着状態を見て、25分、CB千葉に代えFWの井上が入る。井手上がCBに回り、井上が左のMF、万屋がSBか。その後、西川のクロスに、小野がもう一歩。31分、JSCLは、齊藤万己に変え、野村が入る。32分、万屋のクロスに浜田が抜け出て折り返し、小野がヘッド、これもキーパー正面。

34分、右奥30mのフリーキック。さらにコーナー。美和がいないので、安本が蹴るがシュート打てず。38分、田原からのロングボールに、裏に出た小野が、右からのシュート、キーパー弾いたところを、中央で待ち構えて押しこんだのは、菅井もびっくり、SBの西川。うれしい今季初ゴール。元FWらしい嗅覚か。終盤の追加点で、これは効く。

JSCLは田邉に代え本田を入れる。40分、ベガルタは、浜田に代えジョバーニャまで投入。41分、JSCL久々にカウンター、中央走り込んでのロングシュート、天井。今日のキーパー斎藤は、相手のシュートが散発5本で、それもほとんど正面でヒマだった。左足のパントキックの飛距離が見せ場。そして44分、またも田原からのロングボールを、入江が左に流れてうけ、ドリブルからのセンタリング、中央に走り込んでいた万屋が、コースを変え、キーパーの股間を抜くゴールで、ダメ押し3点目。初出場に初ゴールもついた。

残り時間もそのままで終了。後半、怪我復帰、控え組がそれぞれの特徴を出しての活躍で、3点勝利と、まさに、ベガルタ復活祭の試合となった。

あとは我が浜田の復調のみ。今日は3点取れた。裏への抜け出し、ポジション取りやシュート・タイミングなど大分戻っている。あとは決めて自信をとり戻すだけ。浜田が復調なら、皇后杯もぐっと近づく。がんばってほしい。

次の3回戦は、11月22日(日)14時から、明日行われる、愛媛FCレディース対大東文化大戦の勝者と、藤枝サッカー場で対戦。


シュート数:20-5、CK:4-0、FK:4-17 得点:安本紗和子、西川明花、万屋美穂  警告:無し 主審:山岸佐知子 入場:329人