なでしこ08節:ベガルタ仙台レディース0-2日テレ、チャンスにかみ合わず

2018なでしこリーグ1部 08節 2018年5月26日(土)13:00 マイナビベガルタ仙台レディース0-2日テレベレーザ 味スタ西


万屋 井上  
(浜田) 
櫨 
(楓)  
奈良  安本
市瀬(田原)
高平 北原 坂井 奥川
  
齊藤

サブは、管原、千葉、田原、佐藤楓、浜田。日テレは、FW小林、田中美南、宮澤、MF長谷川、中里、三浦、DF有吉、岩清水、清水、宮川、GK山下。鳥海、籾木、上辻、隅田はベンチスタート。阪口は怪我で欠場。

前半は、積極的なプレスからチャンスがあるも、安本のドリブルシュート1本に終わる。6分に左サイドから簡単に中央の田中をフリーにしていまい、コントロールシュートで先制許す。その後は、中盤でのせめぎあいで、チャンスもあったが、中央に急ぐ攻撃でシュートまで持っていけなかった。

後半は、万屋に代え浜田を投入。しかし、なかなか浜田にボールが渡らず、シュートが打てない。すると、4分、坂井がペナ近くから危険なバックパスをGK斎藤に送ると、これを狙われ、2点目を許す。

その後は、日テレは後ろで回して、食いつかせては、裏のスペースに出すという、シンプルな攻撃で、時間を使いながらシュートの雨を降らせた。

ベガルタは、なんとかしのいでいたが、選手を交代しても、後ろと前の意思疎通があまり見られず、後半のシュートは0本。ベガルタのシュートの記録は前半3本、後半0本。

前半。
立ち上がりの出足はいい、ベガルタ仙台レディース。2分、自陣から櫨、安本とつなぐが、トラップして終了。3分、右サイドから攻められるが、クリア。4分、日テレもパスミスが多い。6分、ベガルタ左サイドから、日テレ宮澤のパス、中央田中がワンタッチでフリー、コントロールシュートをゴール隅に決められ、先制許す。まずまずの立ち上がりだっただけに、もう少し0点で抑えたかった。

7分、安本が右サイドをドリブルで上がり、そのままシュート、キーパー弾くところ、櫨もシュートするが、グロックされた。意地を見せるキャプテン。中央で並走していたので、パスを出す選択はあったが、ここは姿勢を見せたというところか。8分、ベガルタゴール前でクリアし切れず、シュート打たれる。

10分、ベガルタエリア内のこぼれ球に、誰も行かず、あわや相手フリー、ここはキーパー出る。DF陣のボールへの反応がいまいち。11分、相手のパスミスを拾った櫨から、最後は市瀬がミドルシュート、枠外。13分、日テレに右サイドから攻められるが、安本と奥川で挟んで、押し返す。14分、坂井から安本へのロングパスはオフサイド。

16分、ベガルタエリア右奥35mで日テレのフリーキック。キッカーは岩清水。これはしのぐ。19分、ベガルタが右サイドから攻めるが、クロスはクリアされる。20分、安本が相手パスをカットするも、その後がつながらない。21分、ベガルタの右サイドをえぐられ、コーナーを与える。キッカーは、長谷川唯。中央へ折り返すキック、これはクリア。

23分、ベガルタがカウンター、井上前進もボールを失う。井上はすぐ人数をかけて囲まれるので、早めにボールを離したいところ。25分、日テレがまた右からのクロス、これはライン割る。26分、また日テレのクロス、これは安本が戻ってクリア。28分、奈良がボールを回すが、相手陣でのスローインで終了。

30分、左からの日テレのクロスはクリア。31分、櫨から井上のパス、オフサイド。32分、日テレがボールを回す。35分、日テレが縦のスルーパス、これは坂井抑える。36分、中央で井上、万屋と回し、つなぐが、蹴り出されスローイン。これをキープできず、相手ボールへ。攻めが中央に偏るベガルタ。

38分、中央、奈良から井上、シュートは打てず。41分、日テレが回す。43分、また日テレが回し、クロスもキーパー。44分、ベガルタエリアすぐ外やや右でフリーキックを与える。キッカーは長谷川。これは壁。

前半は、ベガルタもボールに寄せて奪い、カウンターのシーンもあったが、失点後は、次第に日テレペースになって1-0で終了。

後半。
万屋に代え、浜田が入る。2分、ベガルタのカウンター、井上トラップミス。4分、日テレが左サイドから攻め込み、坂井がキープできず、エリア付近でキーパーにバックパス、GK齊藤がキックが小さく、これをカットされ、フリーで長谷川に決められ、2点目を許す。後半の出鼻で、出足を挫かれる失点。

これで、前半はまだあったベガルタの出足が重くなる。7分、日テレがカウンター、これはしのぐ。9分、左サイド高平のスルーパス、井上に届かず。10分、日テレに回されるが、しのいでベガルタのカウンター、井上、カットされる。13分、相手のミスをついて、浜田がドリブル、スローインとされるが、その後、つながらない。

15分、日テレのカウンター、シュートはキーパー。16分、ボールに引き付けられたところで、パスを出され中央からシュートを打たれるが、キーパー。19分、田中美南のシュートもキーパー正面。20分、ベガルタのカウンター、井上からは高平、クロスはキーパー。21分、日テレは、小林里歌子に代え籾木が入る。その後、ベガルタが左奥35mでフリーキックを得る。奈良のキックを坂井が頭で落とすが、つながらない。

23分、宮澤のロングシュートはキーパー。これで右コーナーを与える。しのいで、ベガルタのカウンター、高平が上がっていくが、スローインとされる。26分、ベガルタゴール中央から、田中の左足シュート、枠外。29分、日テレに回され、シュート打たれ、コーナーを与える。ここでベガルタは櫨に代え佐藤楓が入る。日テレも、MF中里に代えDF土光が入る。コーナーはしのぐ。ベガルタ4-4-2か?

次第に日テレは後ろで回し、チャンスを見て裏に出す流れ。35分、カウンターも、逆にカウンター仕掛けられ、奥川が戻ってクリア。シュートで終われないのつらい。ここで日テレは有吉に代わり隅田が入る。なんとも贅沢な陣容。36分、日テレが回す。途中ベガルタがカットも、その後がつながらない。

37分、ベガルタカウンター、しかし、浜田がキックミス。39分、日テレがカウンターからシュート、左コーナーを与える。これはしのぐ。40分、市瀬に代わり田原が入る。久々の出場。41分、相手のパスをカット、奈良から浜田へのパスはオフサイド。44分、ベガルタのカウンター、中央から中央から安本へのパス、オフサイド。追加時間1分目、裏に入られシュート打たれるが、ここは斎藤抑える。

結局、0-2と完敗。
序盤はボールに寄せ、ワンタッチパスなどで、リズムよくつなぐ場面もあったが、シュートまでに手数がかかり、逆に両サイドから、どんどんえぐられて苦しくなった。また、守備での焦りからか余計な失点もあって、2点ビハインド。後半は、パサーと受け手のタイミング合わず、相手ミスのチャンスをシュートまでつなげられなかったのが、残念。

ボランチが固定できて、持った瞬間に、サイドが上がれるようになれば、チャンスも増えると思うのだが、まずはボランチが固定できないのがつらい。補強が必要なのではないだろうか。

尚、この試合で、安本選手が、なでしこリーグ出場通算150試合を達成。


シュート数:3-10、CK:0-4、FK:5-15 得点:(日テレ)田中美南、長谷川唯  警告:なし  主審:藤田美智子 入場:893人