ペナ内の「得点機会阻止」は、レッドとは限らない他-2016新ルール

サッカー協会のサイトに、2016年6月から(J1ではセカンドステージから)採用となる、FIFAの新ルールの解説が出てました。

PKやフリーキックがらみ他、かなり多岐にわたりますが、最大の変更は、「ペナルティーエリア内で、単純に得点機会阻止となるプレーがあったとしても、レッドではなく、イエロー止まりの場合がある」というものです。

協会のページでは、ペナ内得点機会阻止が、レッドで退場、PKが相手に、次の試合も出場停止の「3重罰」となり、不利になり過ぎるという解説になっています。

自分的には、ゴールを守るのが役割の守備陣が、ペナルティエリア内で、正当なチャージで、得点機会の阻止を図るのは、本来の行為であって、ファールですらないようが気がしますが、新ルールでも、イエローとPKは与えられます。

尚、PK対象でない、ペナルティーエリア「以外」での得点機会阻止は、これまで通りレッド。また、エリア内での乱暴プレー、抑える、引っ張る、プレーしないでの阻止などは、これまで通り、レッド、PK、次節出場停止となるようです。


もう一つ大きな点は、トーナメントで延長戦となった場合、4人目の交代を実験的に認める、というもの。日本での適用は、来年以降でしょうか。

それから、ピッチ外に出すほどでない、軽い怪我の治療は、ピッチ内での治療を認めるということで、「早く出せ~」と、やじれなくなりましたw

また、レッド対象の「乱暴な行為」として、意図的に、実際にパンチや肘を相手に当ててなくても、「当てようとしている」、と審判が判断すればレッドです。乱闘シーンは、良く確認しましょうw

それにしても、細かいルールがいろいろあって、けっして、「サッカーは単純なルールのスポーツ」、とは言えなくなってるような気がしますねw

面白いのは、「ゴールキックのオウンゴール"状態"は、相手のコーナーキックで再開」というもので、強風などで、ゴールキックが戻ってきて、オウンゴール状態であっても、相手の得点とはならず、コーナーキックで再開する、とのことです。

まず有り得ないでしょうが、最近の異常気象では、なくはないかも。