天皇杯2回戦対ソニー仙台0-1(延長)。ミスの山、恥ずかしい試合

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第90回天皇杯2回戦 2010年9月5日(日)19:00 ベガルタ仙台0-1ソニー仙台 ユアスタ仙台



平瀬  ソンホ
(富田)(中原)
太田  三澤
    (関口)
千葉 高橋
  
チュソン エリゼウ 広大 一柳
      
桜井
サブは、萩原、細川、島川、永井、関口、冨田、中原。ソニー仙台は大久保剛志、澤口の2トップ。

12年ぶりの同地区対戦となった。ソニー仙台は現在JFLで12位。天皇杯予選では先週県大会を制し、一昨日は福島代表福島ユナイテッドと、Jビレッジで昼間の試合を延長まで戦ったばかりである。

メートル単位のトラップ、中1日の相手より少ない運動量、1対1であっさり抜かれる守備、パスミスの山。ベガルタが自滅。今年の天皇杯は早くも終了。内容の無さに笑うしかないような、試合だった。唯一、今後の試合日程がゆるくなることだけが、収穫か。

ソニー仙台は中1日の日程の中、愚直にボールを追って、しっかりとパス回しして普段のプレーをしただけ。基本の技術をなおざりにして、相手をなめて、こじゃれたプレーをしようとしては、イージーなミスで墓穴を掘るベガルタとは対照的だ。

出場機会を伺う期待の控え選手も消極的なプレーに終始。のんびりとした采配と相俟って、負けるべくして負けた恥ずかしい試合。

失点は105分、スコアレスの後の、延長後半1分、相手陣でチャンスボールを平瀬がイージーなトラップで失うと、一気のカウンターを仕掛けられ、右サイドのクロスをエリゼウの頭越えに正確に通され、ヘッド決められる。
それまでも、どっちが中1日かわからないような、ソニー仙台の集散の早さと自滅のパスミスで再三ピンチを招いていたが、ついに決められた。その後は、代表が遠ざかるような関口のファールと異議での退場もあり、ファールで止める慌てふためいたベガルタを見ることになる。



試合開始の19時になってもまだ蒸し暑さの残るユアスタ。記録によれば、27度、湿度87%。
ベガルタの方も、ソニー仙台の方もサポの数はあまり多くなく4649人。ソニー仙台側は500人くらいか。ベガルタがゴールドのホームユニ、ソニー仙台がアウエー白のユニ。試合前のエール交換は天皇杯ならでは。選手紹介も両チームコメント付き。

前半。
開始早々、ソニーのミドルが飛んでくる。桜井、意表をつかれ弾くが、詰める選手がなく抑える。一昨日延長のゲームをしたソニーであるが、動きはいい。3分、ベガルタがカウンター、太田と平瀬でワンツー、太田のセンタリングは、合わず。ソニーがカウンターから大久保にスルーパス通すが、桜井出てクリア。4分、ソニーがベガルタゴール右奥20mのフリーキックのチャンス。こぼれを放り込まれるがオフサイド。6分、ソニーに簡単にパスを回される。センタリングを入れられるが桜井キャッチ。

ベガルタの方が振り回される展開。動きが重いベガルタ。ソニーにタイミングのいいワンタッチパスで、ボールをキープされる。省エネしてるのは相手の方。ベガルタ連携悪く、パスがつながらず、スペースを埋められて、追い込まれパスミスでボールを失うの繰り返し。それでも10分、エリゼウからの縦パスが三澤につながり、前進、コーナーをゲット。右コーナー、キッカーは太田。こぼれを一柳がセンタリング、最後は平瀬のヘッド、枠外。

さらに平瀬がサイドに流れ、センタリングも、あわず。18分、相手のパスをカットしたソンホが自分で切れ込んでのミドルシュート、DF。今日のソンホもボール収まらず、このシュートはチャンスだったが。20分、ソニーの攻め、センタリングは精度なし。26分、太田が持ち込んでセンタリング、中央もう一歩。今日のベガルタでは唯一太田が動いているのだが、回りが動き出し遅く、足元待ちで崩せない。27分、ソニーのハンドで、相手陣内ゴール右30mのいい位置でフリーキックをゲット。太田のキックは、落ちるが、天井ネット。

30分、千葉の相手のへのパスでピンチも、太田がパスカットして、持ち込むカウンター。しかし、中央を固められ、中々入れない。ソニーのスペースを埋める布陣もあるのだが、三澤やヨシキ位置取りがいまいちで埋没、ボールを触れない。34分、千葉がドリブルで持ち込み、コーナーをゲット。このコーナーで、広大がうまくマークをかわしてフリーでヘッド、しかし枠外。最初の決定機。35分、スローインからセンタリング、こぼれを回すがシュート打てず。

37分、ソニーに簡単につながれ、シュート性のセンタリング、桜井パンチでしのぐ。38分、太田がゴールライン際までえぐるドリブルからのセンタリング、一柳がヘッドでたたきつけるが、枠外。40分、中央でパスを受けたソンホがドリブルからのシュート、DFブロック。さらに千葉が上がってクロスいれるも、あわず。44分、裏に抜けた三澤がえぐってクロス、中央でソンホがスタンディングでのヘッド、ヒットせずキーパーに抑えられる。この試合で一番形になったプレー。そのままスコアレスで、前半終了。

後半。
いきなりチュソンがドリブルで攻撃参加、エリア付近シュートチャンスも、ソンホに出して、パスが流れる。今日のチュソン。止まって受けて、止まってパス。追い込まれて苦し紛れのパスが多く、疲れているのだろうが、あまりにもリズムをつぶしていた。その後、ソニーのカウンター、シュート打たれるが枠外。ソニーでは、ベガルタ右サイドをつく、レフティ麻生が攻守ともに、運動量豊富に仕掛けてきてやっかい。一柳も完全に呑み込まれていた。

5分、相手ゴール右35mのフリーキック。千葉おとり、太田のキックは枠外。7分、ソンホに代え中原。ここまでボランチのヨシキは、プレス無いのみ、相手に背を向けたり、ボールへの寄せが遅れたり、自陣に引き込んでからパスで追い込まれ、あまりいいところなし。ボランチで出るには、守備面での課題。10分、センタリングに平瀬がフリーでダイレクトシュート、枠外。15分、ソニーのカウンター、ドリブルからのシュート、こぼれをセンタリング、桜井。後半になっても、運動量がベガルタを変わらないというのは、どういうことか。

20分、ベガルタがカウンターに行こうとするところで、自陣で中原が致命的なパスミス。相手に渡し、フリーでシュートされる。枠外で命びろい。確かにピッチは荒れ気味だが、トラップ、パスをぞんざいにしているのは、ベガルタの方。23分、フリーキックから大外の平瀬がフリーでヘッド、枠外。角度無かったが、とにかくシュートが枠に行かない。24分、三澤に代わり関口入る。今の三澤はスペースを埋められたとき、マークをかわす動き、ワントラップ目で自分有利にボールを置く動きができないと、持ち味が出せない。

25分、平瀬のセンタリングに中原あわせ、コーナーをゲット。しかし、こぼれを逆にカウンターにつなげられ、中央の広大がクリアし損ねると、一気に中央をフリーで抜かれかかるが、なんとか抑える。守備でも集中が切れている。30分、千葉のスルーパス、今日何本か相手に渡していたが、ここも関口につながらず。その後、こぼれをつながれる。パスカット応酬。互いに疲れからか、ボールを足につかない。32分、相手ゴール中央25mのフリーキック。エリゼウがフェイント、ヨシキが蹴るが壁。ブレ球ヨシキはフリーキックを何本か蹴ったが、今日は全て壁。見せ場を作れなかった。

35分、中原がシュート、こぼれを平瀬?が詰めるがDF。36分、ソニーのフリーキックからのシュート、流れる。36分、チュソンがえぐってセンタリング、ダイレクトで平瀬合わせるが枠外。37分、中原がドリブルで持ち込んで、フリーキックをゲット。ゴール中央30m。決まらず。39分、エリゼウが放り込み。キーパーが弾いたところ、正面にいた平瀬がダイレクトで反応シュートするが、キーパー正面。さらに、太田が中央で落として、ヨシキが狙いすましたミドルシュート、グラウンダーで、またキーパー正面。

さらに関口が、左サイドからドリブルで切れ込んでシュート、枠外。この時間はベガルタがたたみ掛けるが、守りを固められて遠目のシュートばかりとなり、崩す連動の動きがないので苦しい。ロスタイムにもコーナーのチャンスがあったが、シュートできず。ついにスコアレスのまま延長戦へ。勝敗よりも連戦を控えるベガルタにとって最悪の事態だ。

延長戦(15分ハーフ)
延長前半。開始早々、相手エリア左奥でフリーキックをゲット。中原ヘッドヒットせず。2分、ソニーの攻めにクリアが中途半端。シュートされる。関口がドリブルで仕掛けるが、あっさりボールカットされる。5分、ソニーに持ち込まれ、センタリングは桜井パンチ。それを拾われて、シュート打たれる。8、9分と左右のライン際でフリーキックのチャンス得るが、決まらず。10分、ヨシキのクロスを中原が落とし、平瀬がもう一歩。さすがに平瀬動けなくなってきている。

11分、関口のシュートでコーナー得るが、打ち切れず。12分、ソニーにゴール前でボールを回される。シュートは枠外で助かる。エリア角でのポストプレーを簡単に何度もやられる。ラストパスの精度で救われているが。14分、ベガルタのカウンターで、関口から中原へのパス通らず。前半もスコアレスで終了。

延長後半。
休みなしで、すぐ試合が始まる。ベガルタがカウンターで相手陣内、サイドに開いた平瀬が信じられないトラップミス。相手にボールを渡してしまい、一気にカウンターで裏を使われる。ベガルタ左サイドからのクロスがエリゼウの頭越え、途中出場の桐田にヘッド合わされ失点。この時間でも、攻撃時のスピードと人数をかけた攻め上がりはソニーの方。慌てるベガルタ。ファールで止めるようになる。

2分一柳が上がって、クロス、コーナーをゲット。さらにエリア隅でのフリーキックとチャンスが続くが、シュートまで時間がかかる。4分、ここでようやく平瀬に代え富田入る。チュソンが強引なドリブル、相手を突き飛ばしイエロー。さらに、関口がファールの後、異議侮辱でイエロー+連続レッドで退場。格下相手に自分の技が通用しなかったからといって、切れてしまうようでは、代表ではとうてい戦えない。チームの反撃を削ぐひとり相撲で10人での攻めとなり、ますます苦しくなる。

ベガルタは10人になって、ソニーは余裕。サイドにボールを運んでファールを誘い、時間を使う。それでもロスタイム。富田のクロスに中央で千葉がどんぴしゃヘッド、しかしキーパー正面。そのまま試合終了。ベガルタの天皇杯は初戦で終了。

結局120分の消耗の中、アピールすべき選手も消極的プレーに終始。体力、気力、連携そして1対1の技術までも相手を上回ることができず、試合終了。蒸し暑いとかは2日前に日中延長戦をやっているソニー仙台の前では言い訳にもならないだろう。

出場機会の少ない選手にとっては、数少ないアピールの場。サポがどういったこういった、じゃなくて自分の人生。リスクを取ってチャレンジするプレーを仕掛けていかないと、後悔が残るだけだろう。残暑が続いてるが、すでに9月である。


ソニー仙台は、とりわけ左サイドの麻生がしつこのプレーや仕掛けでよかった。攻めの姿勢、闘争心が一柳を凌駕していた。大久保は、シュートこそなかったが、前線からプレスでDFを苦しめた。一昨日に続き今日も100分プレー。堂々と、セレッソと勝負していってほしい。対戦は10月9日ユアスタで。


シュート数:16-7 CK:7-1 FK:31-12  得点:桐田(ソニー仙台)  警告:千葉、パクチュソン、関口(異議のイエローと侮辱による1発退場)、富田   (相手)大久保、大瀧、山田 主審:東城 穣