揺り篭ダンスはセンターサークルに向かって

 今度こそ揺り篭ダンス。7月19日、シルビーニョ・イングリッジ夫妻に長女マリアちゃん誕生。 選手のプライベートは発表された慶事でも、あまり書かないことにしているのに、他の選手には悪いが、今回は特別。シルビーニョが異国の地である仙台で、二人のママを母国から呼ぶまでして「仙台っ子」をもうけてくれたのは何かうれしい。通訳氏や焼き鳥好きバロンの日本語に助けられたとのこと。

 地元主義、はえぬき主義に極端に固まる人の中には、「外人抜き」でのチームとか、声高に唱える人もいるが、いったい地元ってなんですかと言いたい。どのみち何代か遡れば、ほとんどの人は、”よそ者”です。ルーツや国籍がどうのとかではなく、いい選手であるかどうかが重要。勿論、ゴーシのように見知った若者が活躍してくれるのは大いなる喜び。でもそれは、競争の結果でないといけない。自分としては、むしろ海外からも、未知のワンダーボーイがやってきてくれるようになるのが夢である。

 おっと、そんな理屈が言いたいのではない。シルビーニョ、おめでとう。もう、シルビーニョは「地元っ子」のおやんつぁんだから。愛娘の生まれ故郷、仙台を、自分のサッカー人生の輝ける地に、ついでに俺達の夢の実現もしてくれ!便乗!
 ところで、ゴール後のパフォーマンスは時間が長くなると、カード貰ってしまう。そこで、みんなで揺り篭しならがら、センターサークル方向へ行進しよう。これなら、主審も苦笑いで済むんでは?

※20日、根引夫妻にも長男誕生!祝。タメだね。

(2005.7)