サッカー侍

 16日トライアウトがある。思いも寄らず「戦力外」とされた選手は、ベテランも新人もなく、つらいだろうけど、自分に自信を持って、勝負にこだわり”前のめり”に挑んできて欲しい。
特に樋口君はきついだろうけど、才能がなきゃ代表に呼ばれたりしない。サッカー侍となって、道場破りするつもりで門をたたけ。キレまくれ。攻めの姿勢は誰かが見ていてくれるはず。

 全てのプロ・サッカー選手は、自分の体一丁で、ピッチの中だけで、自らリスクを背負って勝負する。誰かに責任を押し付けることも許されない。ピッチの中だけに、夢も希望も、そして未来がある。フェンスのこちら側はとは背負ってるものが違う。より高いところめざし、勝負すればいいんだよ。自分の生き方を貫き通せ。ベガルタを去る選手は、いつか強い敵となって仙台スタジアムに現れ、ブーイングさせてくれることを願っている。幸先矢。

(2005.1)


それにしても半年もたってから、「サッカー侍はウチが考えた」なんて、誇らしげにいうスポーツ紙が現れたのには驚いた。誰でも思いつくつうの。