16節:ベガルタ仙台 0-0 千葉、GK林がPKストップ、攻撃優勢もあと一歩

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2025 J2 16節 5月17日(土)14時03分 ベガルタ仙台 0-0 ジェフユナイテッド千葉 フクダ電子アリーナ


荒木 エロン
(宮崎) (梅木)
情滋     郷家
(石尾)    (髙田)
鎌田  武田
    (工藤)

奥山 菅田 井上 真瀬

エロン、奥山スタメン

サブは、梅田、髙田、マテウスモラエス、石尾、石井、工藤蒼、名願、梅木、宮崎。

千葉は、GKホセスアレス、DF高橋、鳥海、鈴木大輔、前、MF田中和樹、横山、品田、椿、FW石川、カルリーニョスジュニオ。は、呉屋、林誠道、杉山、日高はベンチスタート。




雨のフクアリで今後に手応え

朝から雨が降り続く蘇我。

ちょっと遅めにフクアリに着いた頃には、雨脚が一段と激しくなり、持ち物検査の時、傘を畳んだ短い時間でも、ずぶ濡れになった。

少し雨にあたっただけで、紙チケットもぼろぼろ。

コンコースまで雨が吹き込んで、というか屋根半分で、売店に行くのもトイレに行くのも、雨に降られながら。

Qスタもそうだが、コンコースにも屋根があって欲しい。

ただ、ピッチの方は、かなりの雨量でも、水捌けはいいようで、多少捲れる事はあっても、プレーに大きな支障はないようだ。


試合は、これまで分の悪い千葉に対して、ベガルタがタイトな守備で、千葉得意のサイド攻撃を減じ、千葉FW陣を自由にさせず、縦パスは井上が悉くクリア。

逆に、攻撃では、縦パスを増やしたパスワークで、しばしば千葉を脅かす。そして、エロンの惜しいヘッド、荒木のドリブル突破からのシュートなど、前半から決定機を作る。

しかし、前半37分に、PKを与える大ピンチ。ここは、ベガサポの黄金の壁を背に、GK林が渾身のPKストップで、ゴールを割らせず。試合の流れを渡さなかった。


後半は、千葉の攻撃の時間が増えるが、慌てずに耐えて、終盤に鎌田を中心に、多彩な崩しから、交代で入った梅木、宮崎らがシュートは放つが、決め切れず。

結局、千葉の9本を上回る14本のシュートを浴びせるものの、ゴールはならず、スコアレスドロー。


勝ち点3は奪えなかったが、首位で、これまで苦手の千葉に対し、勝機も見えた堂々の戦いぶりで、無失点の勝ち点1。

ベストの結果ではないが、前節の完敗から立ち直り、今後に向けて自信と、さらなるレベルアップの目標を、しっかり見据えることができた一戦になった。





安定の奥山、エロンがゲームをつくる

首位千葉に対しての大事なゲームで、仕事人奥山が、久々左SBで、怪我明けのFWエロンも、いきなりスタメン。

この起用がズバリ。

"安定の奥山"が、左サイド裏を狙ってくるロングボールや、縦パスに対して、素早い読みでいちはやくポジション取り。

高身長、ハイスピードではない奥山だが、千葉のアタッカーより、いち早くボールに寄って、球際でもうまく体を預け、簡単には抜かせず、逆にボール奪取。

何度も拍手したくなる好守備で、まず、千葉のベガルタ左サイドの攻撃を減じた。


エロンも、怪我明けのブランクをまったく感じさせない動きで、縦パスを収め、荒木にうまくつないだ。

さらに、情滋のクロスに高い打点のヘッド、反転シュートなど、体のキレも復調しており、今後が楽しみだ。


前半から、この二人がベガルタの流れを作り、前節の敗戦の懸念を一掃してくれた。





黄金の壁を背に、GK林のPKストップ

前半から攻勢で、決定機もあった、ベガルタ。後半の終盤にも攻めまくるも、決め切れなかった。

そんな中で、前半の千葉のPKは大ピンチ。

しかし、GK林の背中を埋めた、2千人のベガサポの大声援の圧も味方したか、横山のキックは、林の読み通り、右に飛んで、見事なPKストップ!

苦手意識のあった千葉相手に、不安を一掃するビックプレー!

大事な一戦で、決めてくれる。まさに守護神。


CB井上、コースを読んで、再三のスルーパスクリア

この試合の井上も、球際厳しくカルリーニョスジュニオを自由にさせないだけでなく、高いラインの背後、間を狙うスルーパスにも、残り足でクリアするなど、随所にいいプレー。

インタビューによると、わざとスペースを空けて、呼び込んで、スルーパスをクリアしたというが、特に、後半の千葉のパス回しにも、動揺することなく守備陣で対応できたのは大きい。

J2には他にも、パス回しを得意とするチームも多いので、今後とも締まったプレーで、チーム全体を盛り上げて欲しい。


ラインを上げ、ミドルブロックで千葉のサイド攻撃を防ぐ

常々監督が言ってるが、ボールを運べる相手には、ついついラインが下がってしまうが、この試合では、しっかりと高さをキープして、コンパクトな守備ができていた。

さらに、相手のボランチ陣を自由にさせないために、前から行き過ぎず、中盤で絡めとる作戦が徹底していた。

終盤こそ、勝ちに行ったので、フレッシュな梅木、宮崎で前から行ったが、大きく剥がされることなく、攻撃につなげられた。

メリハリのあるプレスが、チーム全体で共有できれば、チャンスも増えそう。


終盤、鎌田を中心に怒涛の攻撃

守備でも奮闘した武田が足攣り気味で、工藤蒼に交代した後半の終盤。

衰えぬ運動量で、鎌田が攻撃を牽引。

動きがキレていた。

しっかりボールをキープ。早いタイミングでパス出しをして、起点となった。

千葉のお株を奪う多彩なパス回しで、何度も、決定機を演出したが、決め切れなかった。

守備の堅い千葉を、パス回しで翻弄して、シュート態勢までは持っていった。

練習通りだと思うが、これも、今後もさらに磨き上げて、時には、鎌田自らも、ペナ内まで入って、点に絡んで欲しいと思う。




前半
共に4-4-2。激しい球際。

11分、千葉、田中の他に、ボランチ品田に、左サイドを上がられて、ペナ角からフリーでシュートで打たれたが、ポスト!

13分、ベガルタ、左サイドを上がった情滋のクロスが、ピンポイント。ジャンプ一番、抜け出たエロンがたたきつけるヘッド、GKスアレスに阻まれる。

21分、ベガルタ、右サイドで郷家からパスを受けたエロンが反転シュート、キーパー。

25分、千葉の右コーナー。ニアでカルリーニョスが、フリーでヘッド、枠外。

31分、ベガルタ、菅田の縦パスをエロンが落とし、拾った荒木がドリブルで3人かわしシュート、枠外。惜しい。


35分、千葉、椿がペナ内侵入、真瀬が倒したとの判定でPK。横山のキックをGK林が読み切ってのセーブ!ピンチを救う。

42分、千葉、鈴木大輔にイエロー。

43分、ベガルタの左コーナー。鎌田からのショートコーナー。つないで、武田がミドルシュート、枠内もキーパー。

前半のシュートは、ベガルタ9本、千葉6本。


後半
千葉が楔のパス、ワンタッチパスで、ベガルタを崩しにかかる。

7分、千葉、ベガルタ右サイドをワンタッチパスで崩し、最後はカルリーニョスの落としを、中央から椿がカットインシュート、バー!

以降、30分頃まで、千葉がボールをまわすが、武田がラインに入って5バックに入るなど、粘り強い守備で、決定機は与えない。


22分、ベガルタ、オナイウ情滋に代わり石尾、エロンに代わり梅木が入る。

26分、千葉、椿に代わり杉山入る。

32分、ベガルタ、中央で、鎌田、武田、梅木とつなぎ、反転シュート、キーパー正面。


34分、ベガルタ、郷家に代わり髙田入る。真瀬がMFに上がる。

35分、ベガルタ、井上にイエロー。今期3枚目。

37分、千葉、田中に代わり岩井、横山に代わり日高が入る。

このあたり、ベガルタが大きな三角形のワンタッチパスで、千葉に攻め入る。


41分、千葉、2TOPの石川に代わり林誠道、カルリーニョスに代わり呉屋が入る。
ベガルタ、足攣り気味の武田に代わり工藤蒼、荒木に代わり、宮崎入る。

44分、ベガルタ、鎌田がキープ。右の梅木にパスを付けると、梅木は左で構えていた宮崎にパス。これをダイレクトで宮崎がシュートもやや弱く、キーパー。完全に崩していたので、惜しかった。

ATは5分間、

AT2分、千葉、品田イエロー。

AT2分、ベガルタ、鎌田のクロスに、真瀬がえぐっての浮き球折り返し、ファーでフリーの菅田がヘッド、枠外。ややのけぞった。

AT4分、ベガルタ、梅木、宮崎とつなぎ、最後は、左から上がった石尾が、キーパー前を横切るパス。真瀬、鎌田が滑り込んだが、一歩及ばず。

スコアレスドロー。

後半のシュートは、ベガルタ5本、千葉3本。

シュート数:14-9  CK:6-5  FK: 19-13  得点:なし  警告:井上 (千葉)鈴木大輔  主審:傅明  入場:14,261人