27節:ベガルタ仙台1-0鹿児島、GK松澤・梅田が奮闘、チーム一丸3連勝

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2024 J2 27節 8月17日(土)19時03分 ベガルタ仙台 1-0 鹿児島ユナイテッドFC ユアスタ仙台


郷家 エロン
   (名願)
相良     有田
(梅木)    (中島)

長澤 松下
内田 菅田 實藤 髙田
(工藤蒼)     
松澤
(梅田)

「主将」郷家が決勝点、松下が守備で貢献

サブは、梅田、小出、鎌田、工藤蒼、中島、名願、梅木。

鹿児島は、GK泉森、DF外山、広瀬、渡邉英祐、岡本、MF田中渉、山口、鈴木翔大、中原、武、FW有田稜。藤本、有田光希、永井、稲葉は、ベンチスタート。

ユアスタの熱い夜。GK松澤、梅田デビュー

時には、勝敗を超えた、感動を呼び起こすゲームがある。

鹿児島ユナイテッドFC戦は、1-0の勝利、3連勝に加え、選手同士・チームとサポの一体感を、存分に味わえた。


この試合は、開始前から、こんな事もあるのかという、幾つもの懸念が重なった。

まず、台風7号が太平洋側を北上、一時は仙台でも暴風雨が予想され、試合開催さえ危ぶまれた。

が、ベガサポの念力?が、台風のコースを、ぎりぎり東に大きくシュートさせ、鹿児島の選手、サポも無事仙台入り。

しかし、今度は、試合前に、雷鳴と土砂降り。

開始前に雷、雨は収まったが、もともと湿った空気の上に、雨上がりで、湿度は90%近く。

ハードワークが身上のベガルタ選手には、過酷な条件になった。


メンバーでは、レギュラーの真瀬と松井がレッドと警告累積で、出場停止。

松井に代わり松下がボランチ、左SBには怪我上がりの内田が、共に久々の出場。

さらに、開幕から連続出場していた、守護神GK林が、体調不良で直前に欠場決定(監督談)。


実は第2キーパーの小畑も、怪我で長期離脱中。

それで、第3キーパーの松澤がスタメン、サブには梅田が入り、共にリーグ戦、初出場。

加えて、後半6分で、松澤が足攣りで、梅田に交代。

いきなり第4キーパーで、プロ初出場の梅田にも、出番が回ってきた。


レギュラークラス3人を欠いた上に、高湿度、アクシデントも重なり、チームの総力が試される試合になった。

しかし、ここはユアスタ。

出番がいつ来るとも知れない、第3、4キーパーであっても、広報カメラなどで、彼らが、充実した練習を日々こなしている事は、サポも良く知っている。

松澤、梅田がスタジアムに登場すると、地鳴りのような今季一番のコールで、松澤、梅田を後押し。

後半、押し込まれる時間帯も、「ベガルタ仙台!」のコールがスタジアムを包んだ。


松澤、梅田とも緊張感はあったものの、プレーは練習通りの堅実さがあった。

本当に立派。

前半15分、コーナーから、チームキャプテンの郷家が押し込んで、先制。


後半、緊張と高湿度のせいか、GK松澤が足攣りで負傷退場したが、抱擁して梅田と交代。

初めての選手、久々出場の選手が、日ごろの練習の成果を、見事に表現して、ホームの後押しも最高潮。

試合前の懸念を、月の彼方に吹き飛ばしてくれた。


そして、勝利の瞬間。

梅田の号泣。

ユアスタの熱い夜。



「守備の」松下

さて、試合の詳細は、どうでもいい感じだがw

FP達の戦いぶりは、ややセーフティになったが、初陣のGK達に、何としても、初日を飾らせたいと思ったところもあるのでは?


楽な試合ではなかった。

アウエーでの対戦と同様、鹿児島も足元はしっかりして、ボールを保持してから、有田稜の背後の走り込みに、あわやの時も何度かあった。

早々に先制できたが、その後は、鹿児島のボール回しに、奪い切れず、辛抱強く守る時間も長かった。

それでも、守り勝てた。


確かに、鹿児島のラストパスへの連係が未成熟という点もある。

ただ、個人的には、初陣キーパー陣に加えて、「松下の守備」が随所に、鹿児島の決定機を阻止して、勝利の流れを作ったことを上げたい。

守備でのハードワークが、出場の条件になっている感の、今のベガルタ。

攻撃のセンスは抜群だが、守備がどうなのかというところで、ボランチとして、チームにフィットするかが、ゲームの鍵だと思っていた。

しかし、今期の厳しい練習をこなしてきた松下が、この試合、随所で、ペナ周りで、予測の位置取りも素晴らしく、3度は決定機を阻止している。

特に、前半7分、ボールをキープされ、ペナ内から田中渉にシュートされるところ、スラィディングで阻止。

このプレーが、鹿児島のリズムを一旦遮断し、ゲームの流れを作ったと思う。


連携からの主将・郷家の先制点

松下は、もちろん、攻撃でも見せた。

13分、右サイド奥25mでフリーキック。キッカーは松下。

これを意表をついてキーパー前でバウンドさせる直接シュート。

キーパーがファインセーブで弾き出だし、右コーナーへ。これが得点につながった。


長澤のコーナーキックに、ファーでエロンが折り返し、中央で小柄ながら競った有田に、鹿児島の選手3人が寄せたところ、ボールは右にいた郷家の前でバウンド。

これを腹トラップから、キーパーの逆をつく、左足ボレーで押し込んでゴール!

この日、林に代わりキャプテンマークを付けた郷家のゴールで、先制!またしても先手を取った。

郷家、今期3点目。ゴールパフォーマンスで空を望遠鏡をのぞく姿はDAZNで確認したが、誰に報告?


また、この日も、ワントップ気味にハイボールの収め、相手へのプレスなど、献身的なエロンが、点に絡んだ。

抜け目なく、相手のボールを攫ったり、相手のサイド攻撃を塞いでいた有田恵人も、しっかりと飛んだことが、郷家フリーにつながった。

攻撃でも連動が生きていた。


それにしても、清水戦からの3連勝は、いずれも1点差ゲーム。

ベガルタのハラハラドキドキは、もはやデフォw

今は、こうして凌ぎながら、2点目を取る力を終盤までには付けたいものだが。


前半
共に4バック。

7分、鹿児島、ロングボールに有田稜が走り込み、キープしての折返しを、田中渉がシュート。松下がコースに入ってブロック。

13分、鹿児島DF岡本にイエロー。
右奥25mでベガルタのフリーキック。松下が直接枠内シュート、キーパー弾いて右コーナー。

15分、ベガルタ、このコーナー長澤のキックから、エロンの折返しを、郷家が押し込んで先制、1-0。

以降、鹿児島やや押し気味も、シュートまでなかなかいけない。

17分、鹿児島、右で有田稜がキープ、ゴール前を横切るパスを出すが、合わず。

<23分飲水タイム>

25分、ベガルタ、内田のパスから左サイドで長澤がドリブル前進、相良につないで、相良のクロス。
ペナ左から、郷家がフリーでフリックヘッド、ポストに当たり、外。惜しかった。

30分、鹿児島、左からの攻め。山口が侵入してくるが、松下が体を寄せて、押し出す。
左コーナー、GK松澤が大きく弾き返す。

34分、ベガルタ、ボールを回して、最後は菅田がロングボール、髙田が上がっていたが、もう一歩。

40分、鹿児島の有田が侵入。髙田が体を寄せ、止める。

43分、ベガルタ、長澤から左の相良がえぐってのクロス、DFハンドに見えたが、ノーファールの判定。

前半は1-0で終了。

ベガルタシュート5本、鹿児島2本。


後半
鹿児島が大きくボールを動かして、ベガルタは辛抱強く守る展開。

0分、鹿児島、いきなりクロス、松下がペナ内に入ってクリア。

1分、鹿児島、田中渉がグラウンダーのロングシュート、枠外。
さらに、渉はパスカットからドリブル前進、シュート、枠外。

3分、菅田がロングシュート狙うが、ふかす。


6分、ベガルタ、GK松澤が足攣りで治療。一旦、ゲームに戻る。

10分、ベガルタ、GK松澤、ボールキャッチしたところで、再び足攣りで、急遽、梅田に代わる。
また、有田に代わり中島が入り、右MF。

梅田、入るなり大きく深呼吸。

この後、梅田が、ボクサーのようなフットワークでボールを保持、楽しんでるかのように、スタジアムでは思ったが、自分をリラックスさせる動きだったようだw


13分、内田が飛び出し、パスカットも、つながらず。

15分、場内「ベガルタ仙台!」コールが響く。

17分、鹿児島が左からのクロス、GK梅田がワンハンドではじき出す。


18分、鹿児島、中原に代わり有田光希、武に代わり永井が入る。

22分、鹿児島、鈴木翔大にイエロー。

<23分飲水タイム>

24分、鹿児島、渡邉に代わり星、広瀬に代わり井林が入る。

25分、ベガルタ、この時間でも郷家がはげしくプレス。

28分、ベガルタ、右ライン際のフリーキック。35m。
松下が蹴るが、鹿児島のカウンターに会う。ここは松下がカバー。

31分、鹿児島、右からのクロス、梅田がキャッチ。場内、梅田コール。

32分、ベガルタ、内田に代わり工藤蒼、相良に代わり、梅木が入る。
工藤蒼は右SB、髙田が左SBに回る。梅木がトップに入って、郷家が右MF、中島が左MFに回る。

33分、ベガルタ、長澤がパスカットから、左の中島にパス。中島ワンタッチでクロス、ニアでエロンが、ダイビングヘッド、わずかに外。

以降、ベガルタはスローダウン。ゆっくり回すようになる。

35分、ベガルタ、左サイド、中島から、上がってきてペナ内侵入の髙田にパス。
これで左コーナーを得る。さらに右コーナー。
鹿児島のカウンターは松下がカバー。


38分、鹿児島、山口に代わり稲葉が入る。

38分、鹿児島、有田稜がキープ、反転からのシュート、枠外。

41分、鹿児島、有田稜がゴール前を横切るパス、松下が体を入れてキーパーに取らせる。

42分、ベガルタ、梅木が鹿児島ゴール中央で、ロングボールを競って、ファールを貰う。
中央25mでフリーキック。中島が直接狙い、曲げるが、枠外。

43分、鹿児島、有田稜が侵入、ペナ内競り合いで倒れるがノーファール。

追加時間は6分間。
鹿児島、永井のキープから、左からのクロス。工藤蒼がファールを受ける。

AT3分、ベガルタ、エロンに代わり、名願が入る。中島がトップへ。

3分、鹿児島、右からのクロス、菅田がヘッドでクリア。

鹿児島の左コーナーは、田中渉が蹴る。
工藤蒼が有田稜と交錯。
AT6分、鹿児島、有田稜にイエロー。


7分、鹿児島のコーナーで、また工藤蒼と有田稜が頭をぶつけ、両者倒れる。
有田のファール。二人とも一時ピッチ外。

8分、鹿児島のロングボールを梅田がキャッチ。

そのまま試合終了。

後半、ベガルタのシュート3本、鹿児島は2本。

1-0でベガルタ勝利。3連勝。



シュート数:8-4  CK:3-5  FK:13-9   得点:郷家友太  警告:(鹿児島)岡本、鈴木翔大、有田稜 主審:大橋侑祐  入場:13,603人