26節:ベガルタ仙台1-0水戸、相良の得点、10人で守り切り、連勝

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2024 J2 26節 8月10日(土)19時03分 ベガルタ仙台 1-0 水戸ホーリーホック ゲーズデンキスタジアム水戸


エロン 郷家
(工藤蒼)(小出)
中島     有田
(梅木)    (相良)

長澤 松井
(松下)  
髙田 菅田 實藤 真瀬

前半GK林のビックセーブ、後半相良のゴールがチームを救う

サブは、松澤、小出、松下、工藤蒼、相良、オナイウ情滋、梅木。
スタメン、サブ共前節同じ。

清水は、GK松原、DF長澤 シヴァタファリ、牛澤、山田奈央、大崎、MF前田、櫻井、甲田、新井、FW草野、野瀬。中島大嘉、安藤、齋藤は、ベンチスタート

前節、首位清水をホームで撃破して、連勝を狙うベガルタ仙台。

今節は、長く負け無しだった長崎を破り、勢いに乗る水戸と、アウエーで対戦。

アウエーながら、水戸にベガサポが2000人近く集結、後半10人の展開を粘り強く、後押し。

ベガルタは、後半の相良のゴールを守り切って勝利。


試合は、前半、水戸のプレスの勢いに、攻め切れないベガルタ。

逆に、27分に、カウンターからフリー二人を作られる、大ピンチ。

しかし、ここはGK林がビックセーブ。チームを救った。

すると、後半から入った、相良が6分、相手のパスを攫って、そのまま自分で決め、1-0。

その後も、相手のプレスをかわし、裏抜けや、サイド攻撃が冴えたベガルタがチャンスを作る。

ただ、追加点を奪えないでいると、22分、真瀬がイエロー2枚目で退場。

やむなく10人で、割り切りの守りに入ったベガルタは、交代メンバーでやり繰りしながら、30分間、水戸の連続攻撃をかわし、1-0で勝利。


水戸のセットプレー、クロスの精度に助けられた感もあるが、数的不利でも、日ごろの練習の成果(監督談)で、かわし切る冷静なプレーで守りきった。

前半の苦しい展開から、相良投入で、後半早々に得点。あと、1点が欲しいところだったが、そこは今後の課題。

前半は、攻め込んでのパスミスからのボールロストで、ピンチに直結していたが、後半は少なくなった。

退場の真瀬は、攻撃では、素晴らしい上りを見せていたが、守備で後追いの課題が出た。

今後の成長を期待。


チームとしては、前節同様、前・後半の立ち上がりの積極的な姿勢が、勝利につながった。

相良のキレのある得点に加え、中島も、決定的なシュートを3本は打って、好調を維持。

エロンも、プレスやポストプレーで粘り、サイドの上がりに、つながった。惜しいシュートもあったが、何とか点を取って、勢いを付けて貰いたい。

10人になってからのやり繰りに選手も応えた。

SBの人手不足を、髙田、松下、工藤蒼の配置替えで乗り切った。

5バック気味にしながら、松井やワントップで、ボールホルダーにプレス、クリアをはっきりとし、地道な守りで、乗り切った。

次節、真瀬、松井と二人が出場停止。

確かに厳しい状況だが、控え陣の奮起、チームの意思統一を全面に出して、もうひとつ勝利を重ねたい。


前半

ベガルタは、前節と同じ布陣。サブメンバーも同じ。

水戸は、立ち上がりから3バックで、前からプレスを敢行。ベガルタのビルドアップを、スローダウンさせられ、苦しい展開。

ボールを持てても、すぐ寄せてきて、横パスを強いられ、コンパクトな水戸を、なかなか崩せない。

前節のベガルタのような戦い方を、水戸がやってきた。

特に、長澤は厳しくマークされ、前を向かせて貰えない。


それでも、ベガルタは、両SBが攻撃参加して、何度かサイドから仕掛けるが、中々シュートまでいけず。

逆に水戸が、ベガルタの攻めをゴール前でカットして、一気のカウンターで、WBなどが背後を攻め、度々チャンスを作られる。


4分、ベガルタ、上がったきた髙田が、ペナ裏に走り込むと中島のスルーパス。髙田はクロスをエロンに合わせるが、オフサイド。

7分、水戸、ベガルタゴール前でボールを回すが、ラストパスが流れる。

10分、水戸、右コーナー。ショートコーナーから、キッカーの新井が再び上げるが、流れる。

12分、水戸、カウンター、中央をワンタッチでつなぎ、最後は一瞬フリーの草野がミドルシュート、枠外。


15分、ベガルタ、林のキックを郷家、有田とつなぎ、ドリブルからのクロス、流れる。

21分、ベガルタ、有田が自陣から相手のパスミスを拾って、ドリブルでペナ前まで持ち込むが、最後ファール。

24分、<飲水タイム>


27分、水戸、ベガルタのフリーキックの後のカウンター、ベガルタ左をドリブルで上がり、抜け出す。

中央には、水戸の選手二人が走り込んでおり、そこに合わせられ、フリー。しかし、GK林がぎりぎり前に出て、シュートを足でクリア

大ピンチを、林のビックセーブで救った。

31分、ベガルタ、松井のスルーパスを受けた中島が、ペナ内えぐっての、左足クロス。ファーに真瀬が猛然と走り込んでのシュート、枠外。惜しかった。

32分、ベガルタ、林のキックをエロンがキープ、中島につなぎ、中島が裏へのスルーパス、エロンが侵入、キーパー前でシュートも、詰められる。惜しい。


34分、實藤、水戸の右サイドの上がり、ハンドで止め、イエロー。

34分、水戸、右ライン際からフリーキック。ヘッドのこぼれ、草野にヘッドで押し込まれそうになるが、林がぎりぎり掻き出す。

その後、水戸のコーナー、つないで最後は甲田のロングシュート、林。

38分、パスカットされ、水戸のカウンター、真瀬にイエロー。軽くひっぱった感じだが、今日の主審は引っ張りは取る。

41分、ベガルタ、エロンがパスカット、郷家、有田、松井とつなぎ、郷家のスルーパスに、松井がライン裏に走り込むとクロス、これはクリアされる。


追加時間は2分間。

2分、ベガルタ、松井のパスに、左から中島がペナ内侵入、至近距離のシュート、キーパーのファインセーブに阻まれる。

前半は、結局、スコアレス。

水戸はシュート5本、ベガルタは3本。


後半
ベガルタは、前節同様、有田に代え相良を入れ、左MFへ。中島が右MFに回る。

2分、水戸、右から新井の仕掛け、真瀬クリア。
水戸のコーナー、ショートからつないでのクロスは、林がキャッチ。

⚽6分、ベガルタ、相良が、水戸エリア内の横パスを狙って飛び出しカット。そのままドリブルで侵入、切り返しでDFをかわして、キーパーの股間を抜く、左足シュート。決まって1-0と先制。

久しぶりに相良らしい、切れのあるドリブルからの得点。相良は今季8点目で、中島と並び、チームトップタイ。


勢いづくベガルタ。

7分には、相良のキープからコーナーをゲット。

10分、水戸は、ベガルタのコーナーキックの間に、FW草野に代え長身、中島大嘉、MF甲田に代え齋藤を入れる。

11分、ベガルタ、長澤3本目のコーナーは直接枠内へ。キーパー弾き、4本目の右コーナー、長澤のキックに、中島がタイミングよくヘッドも、バーの上。

以降、ベガルタの攻勢続く。

19分、ベガルタ、相良のパスを受けた中島が右からシュート、キーパーが前に出て弾く。

この間に猛然と上がっていた、真瀬がこぼれ球を、キーパーのいない枠内に打つが、水戸DFが素早く戻って、クリア。決定的。惜しい。


20分、水戸、FW野瀬に代え、ガタイのいい安藤を入れる。4バックに変更。

22分、水戸、右から新井が真瀬をかわして裏を取り、ペナ方向へ。真瀬が、ペナ前で引っ張って止め、2枚目イエローで退場。
ベガルタ10人。

25分、水戸、ベガルタペナ横でフリーキック。水戸の中島がヘッドの時、ハンドでイエロー。


<飲水タイム>

26分、ベガルタ、エロンに代え工藤蒼を入れ、右SBへ。10人になり、割り切り守備を始める。

以降、セカンドボールを回収され、水戸の連続攻撃を受けるが、クロスはことごとくクリア。


33分、ベガルタ、中島に代え梅木、長澤に代え、松下を入れる。

梅木をワントップにして、郷家が右MF、松下が左SB、髙田が右SBに回り、工藤蒼はボランチへ。

工藤蒼がうまくスペースを埋める。

36分、水戸、新井に代え落合、櫻井に代え長井を入れる。

42分、水戸がボールを回すが、ファールで助かる。

43分、水戸、右から大崎のロングスローのこぼれ、長井がシュート、枠外。

44分、ベガルタ、右MFにいた郷家に代え、小出を入れる。5バックに変更。5-3-1か。


追加時間は5分間。

1分、水戸、前田にイエロー。

2分、ベガルタ、松井がファール累積との判定でイエロー。次節出場停止。

2分、水戸、右ライン際35mのフリーキック。しかし、キックはライン割る。

ベガルタ、ロングボールで蹴り出し、ゲイン。しかもマイボールになったりする。

4分、水戸、長井がミドルシュート打つが、ブロック。


結局、ベガルタ、10人で30分近く耐え、1-0で勝利。連勝。

後半、ベガルタのシュートは8本、水戸は、数的有利があったが、クロスやセットプレーの精度を欠き、3本に留まった。



シュート数:11-8  CK:6-6  FK:15-13   得点:相良竜之介  警告:實藤、真瀬2=退場、松井 (水戸)中島、前田  主審:井上知大  入場:5,481人