2023 J2 39節 10月22日(日)14時03分 ベガルタ仙台 1-0 ブラウブリッツ秋田 ソユーススタジアム
山田
(ホヨンジュン)
氣田 中島 郷家
(齋藤)
鎌田 長澤
(加藤)(エヴェルトン)
秋山 福森 小出 真瀬
(菅田)
林
郷家が先制、GK林が好セーブ連発、全員守備で勝ち切る
サブは小畑、菅田、エヴェルトン、加藤、松崎、齋藤学、ホヨンジュン。
秋田は、GK圍、DF高田、小柳、河野、飯尾、MF井上、藤山、才藤、FW畑、吉田伊吹、齋藤恵太。青木、梶谷、中村はベンチスタート。
14時のキックオフで、気温が15度を割り、強風が吹くソユーススタジアム。
4200人の入場で、1500人はベガサポで、例のベガルタカラーのフリースが数多い。
秋田は5月以来、ホームで13試合勝ち無し(ドローが多い)ということで、前節も、町田に苦杯。ホームでの久々勝利を狙ったが、チャンスでの力みにつながったようだ。
ベガルタは、前節、久々に一時逆転も追いつかれての試合だったので、勝ち切りたいところ。フィジカル対策か、前節から右サイドの松崎に代え、郷家を入れた他は、同じスタメン。
試合は、ロングボールに走り込み、球際激しく、セカンドボールを悉く回収する秋田の前に、倍の14本のシュートを浴びたベガルタが苦戦。
解説の柱谷氏が言うように、良くない時のベガルタは、距離感があり過ぎて詰められ、相手には詰め切れず、さらに、マークされる事もあるが、鎌田、中島で球離れが遅いと、攻撃のリズムが生まれない、というゲームになりがちだが、そういう時間が続いた。
それでも、秋山の攻撃参加、氣田のキープ・ドリブル、鎌田の縦の侵入、中島のつなぎなど、左サイドを崩した時には、チャンスがつくれた。
前半29分、秋山の上がりから、中島のクロス、ゴール前侵入の真瀬の折返しを、最後は郷家が押し込むという、左から右への連動で1-0と先制。
柱谷氏曰く「練習通り」の攻撃を、ワンチャンで実現しての得点は、非常に良かった。
ゴール前の25番も久々w
ただ、その後は、秋田のセットプレー、ロングスローからの攻撃などで、再三決定機を許し、きわどい展開も、GK林の再三のファインセーブや、郷家が枠内シュートをクリアなど、チーム一丸で守って、逃げ切った。
ホームで勝ち切れない、FWの点が少ないという、秋田も焦りもあったが、林の好セーブがさらに、相手にはプレッシャーになったのでは。
先制の郷家より、GK林が、MVPという試合だったが、勝てば誰がMVPでもいいw。
さて、ようやく基盤ができて来たと感じるベガルタだが、チーム、個々の選手は、いつも、誰もが一様の調子とはいかない。
この試合では、小出が好調で、ゴリゴリ系の齋藤恵太と渡り合ったり、うまくいなして剥がしたり、左サイドに氣田がフリーだと、すかさずサイドチェンジのボールを送るなど、迷いなくプレー。
ややもすると、相手のペース一辺倒になりそうなところ、押し留めていた。
先制ゴールを決めた郷家は、守備でも体を張り、セットプレーの跳ね返し、枠内ヘッドをぎりぎりクリアなど、攻守に動いていた。
一方、先制点を演出した中島だが、試合全般では、ボールコントロールがいまいちで、らしくなかった。
また、福森も良く守っていた思えば、バウンドしたボールを逃したり、キックミスをさらわれたりで、ちょっとひやっとする場面もあった。
強風や、スリッピーなピッチ状態という面もあるかもしれないが。
そういう調子の好悪はありながらも、チーム全体でカバーし、しのいで勝ち切ったというは、チーム状態が上向きだからなのかもしれない。
次は、中島、福森もいいプレーを数多く見せてくれるだろう。
昇格の目標は潰えたが、まだ下位にいるベガルタとしては、価値ある勝ち点3を全員で得た。
前半。
試合開始前から低温、強風の秋田。前半、ベガルタは風上。
開始30秒、郷家がいきなりミドルシュート、枠外。風上意識か。
前半序盤は、攻め合い。
3分、左サイド、鎌田からパスを受けた氣田が侵入、左足シュート、枠外。
5分、秋田、ベガルタエリア右サイドのスローインから、畑の縦パスを、中央フリーで受けた齋藤恵太がシュート、枠外。
秋田は、前からプレスはこないものの、中盤の寄せは厳しく、なかなか前に送れないベガルタ。
12分、中島からのスルーパスを受けた山田が、ドリブル前進、DFの間からシュートも、ブロックされる。
21分、秋田、パスカットしたボールを、畑が反転シュート、GK林のセーブで弾き出す。
これで左コーナー。高田のキックに、河野がドンピシャヘッド、林正面。
27分、小出のサイドチェンジ、左サイドで氣田がキープ。仕掛けて折り返しのクロスに、山田がヘッド、ヒットせずキーパー。
⚽29分、ベガルタ、左サイドで、上がった秋山がキープからペナ左角の中島へ。中島、腰を回しながら角度を付け、右ペナ内へ。上がってきた真瀬がキーパー前で、トラップから、落ち着いて落とすと、中央で待ち構えていた郷家が、左足で押し込んで、ゴール、1-0。
郷家は、今季9ゴール目。
秋田ペースになっていたところで、ワンチャンを見事に決め切った。
33分、福森がキックミスしたところを、畑にボールをさらわれ、つながれて、最後はフリーで吉田伊吹のヘッド、ワンハンドで反応、林セーブ!!
37分、セカンドボールをカットされるが、小出が奪い返す。鎌田がキープして、落ち着かせる。
追加時間は2分間。
1分、秋田、ベガルタ左サイドのスローインから、才藤が左足の巻いたクロス。右から折り返し、左ポスト際から齋藤恵太のヘッド、林が飛び出した裏の枠内へ。
ここで郷家がヘッドで、ぎりぎりクリア、しのぐ。その後のコーナーは、林がキャッチ。
前半は、1-0とリードして終了。シュートはベガルタ6本、秋田が8本。
後半
ベガルタが風下になる。
序盤、雨が一時強く降ったり、天気雨など目まぐるしく変わる天候。
前半は、氣田にかわされていた秋田の高田が、厳しく寄せてくるようになる。
3分、中島からパスを受けた郷家が右からのクロス。中央にいた氣田がヘッドも、ヒットせず。
序盤、雨が激しくなり、互いにパスミス。
8分、秋田が左サイドに攻め込むが、長澤が体を入れファールを貰い、しのぐ。
12分、秋田、齋藤恵太に代わり梶谷、畑に代わり中村を入れる。
19分、小出にイエロー。
20分、秋田、右ライン際30mのフリーキック。林が弾いたところ、こぼれをシュートされるが、クリア。
22分、ベガルタ、長澤に代えエヴェルトン、山田に代わりホヨンジュンが入る。
24分、秋田、吉田伊吹に代わり青木、才藤に代わり三上を入れる。
26分、ベガルタ、カウンターで真瀬が上がるが、止められる。
29分、秋田の右コーナー、ファールで終了。
31分、ベガルタ、鎌田に代え加藤を入れ、そのままボランチ。
32分、秋田が高田のロングスロー。ヘッドでつなぎ、最後は、梶谷がフリーでヘッド、枠外。助かった。
33分、秋田、井上に代え田中を入れる。
34分、ベガルタ、カウンター。ホヨンジュンの落としを、氣田がペナ内に走り込んで、左足シュートも、ブロックされる。
42分、秋田、右サイドから侵入、クロスに、中央飯尾がダイレクトで合わせるが、林がまたもセーブ。
その後、林のスローから、ベガルタのカウンター、氣田から加藤、追いつけず。
45分、氣田に代え齋藤学、秋山に代え菅田を入れる。福森が左SBに回る。
追加時間は6分。
3分、秋田は、左サイドから高田のロングスロー。キーパー圍も上がって、同点を狙ってくるが、クリア。
ベガルタは、セカンドボールを拾われるが、郷家のクリアなどでしのぎ、最後はカウンター、ホヨンジュンから齋藤学と秋田ゴール前まで迫るも、シュートは打ち切れず。
しかし、そのまま逃げ切って1-0と、勝ち切った。
後半、ベガルタのシュートは1本、秋田は6本。
シュート数: 7-14 CK:4-8 FK: 17-13 得点:郷家友太 警告:小出 主審:吉田哲朗 入場:4,178人
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