40節:ベガルタ仙台1-1山口、郷家先制弾も、関を越えられずドロー

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2023 J2 40節 10月28日(土)14時03分 ベガルタ仙台 1-1 レノファ山口FC ユアスタ仙台


山田
(ホヨンジュン)
氣田 中島 郷家
(齋藤)(加藤)   
鎌田  長澤
  (エヴェルトン)
秋山 福森 菅田 小出
(キム)       

郷家が2試合連続先制、関に追加点阻まれ、後半追いつかれる

サブは小畑、キムテヒョン、エヴェルトン、加藤、松崎、齋藤学、ホヨンジュン。
山口は、GK関憲太郎、DF平瀬、キムボギョン、ヘナン、MF吉岡、池上、前、高橋秀典、FW矢島、皆川、梅木。シルビオジュニオール、河野、五十嵐、成岡、沼田はベンチスタート。

40節は、代表戦明けの久々のユアスタで、レノファ山口と対戦。

オリジナルネックウォーマーが配布されるというので、去年配布のフリース着用でユアスタに向かったものの、ここ数日より暖かく、日陰の席でこそ、フリースでちょうどいいものの、日向の席は直射で暑そうw

ベガルタは、前節秋田で1-0としぶとく勝利し、連勝を狙う。山口もコツコツ勝ち点を積み上げ、降格圏脱出にもう一歩というところで、互いに勝利が欲しい試合。

ベガルタは、真瀬がコンディション不良なのか、欠場。右SBに小出を回し、菅田を入れた他は、前節と同じ布陣。

山口は3バックで、GKに関憲太郎、FWに皆川、矢島と元ベガルタの選手をスタメンに入れている。

結局、皆川、矢島の恩返し弾は防いだが、山口のキーパー兼アンカーの関の前に、郷家の先制点以外は、ことごとく決定機を止められ、追加点を取れない内に、後半追いつかれ、ドロー。


勝ち点1に留まったが、この時点で、残り3試合の21位大宮との勝ち点差が9となり、得失差が16点と大きく開いていたので、実質上、残留が決まった(その後、日曜に大宮が敗れ、2試合を残し残留確定)。

この4試合負けなしで、"ライバル"チームから負けなしの勝ち点8を積み上げたのが大きい。

J2下位にいる現状で、これから長崎、町田と当たる事を考えると、まず負けない事が、この試合では重要だった。

いつまでも、J1時代に囚われ、成功体験を懐かしがってもしょうがない。これが今の実力なのだから。

今はまだ、地力をつけて、勝ち抜く力を身に着けていく過程。

さて、試合は、前半は、ベガルタが、最初から飛ばし、前プレスと厳しい寄せ、ワンタッチパス、縦パスを展開。

ロングボールに山田、氣田が抜け出し、山口のハイラインを作らせず、攻勢。

山田が裏抜けから何度かフリーでシュートも、関に阻まれる。それでも18分に、いい小出、氣田、郷家のいい連動からゴール。

その後も、ボールを支配したベガルタだが、追加点は取れず、後半へ。

後半になると、疲れが出て来たベガルタに対し、山口はウイングバックを変えて反撃を強める。

きわどいプレーも何とか林が防いでいたが、山田に変わったホヨンジュンが異議でイエローを貰った後の32分、素早く左の裏を取られ、最後はシルビオ ジュニオールに決め切られて同点とされた。

集中切れというより、すでに疲れ切っていた秋山の交代の遅れもある。


ベガルタは、後半押され気味とはいえ、代わって入ったエヴェルトンに28分、38分には、ペナ内まで侵入した加藤に、決定機があったが、ことごとく関に止められたのが痛かった。

そしてAT2分には、ホヨンジュンがアフターで、イエロー2枚目で退場。力のある選手だけに、追加点のチャンスを減ずる事になり、チーム状況からやってはいけなかった。

この試合でも、前半のスピーディーな展開から、追加点を取り、落ち着いてボールを回せる後半にできればよかったが、疲れた後半で、ペースを変える余裕を作れなかった。

それでも、連動してゴールが取れた。SBとして小出の出来はまずまずだったし、アシストにからんだ氣田は、ワイドな走りが、久々に出た。

福森のロング縦パスの2本や、小出の斜めの楔のパス、山田の裏抜けからのシュートなど、相手が対応できていなかった事もあるが、全員が良く動き、予測の守備でセカンドボールを拾い捲り、前半は、スペクタクルな試合ができた。

郷家は2試合連続で、今季二桁得点。

ホームで旗持ちのパフォーマンスもできた。ヒーローインタビューができれば、もっと良かったが。

最終節に、町田から、さらに決めて貰いましょう!


前半
コイントスで、チェンジエンド。ベガルタはいつもと逆になる。

ベガルタは4-1-4-1というか4-2-3-1。山口は3-5-2か。

開始から飛ばすベガルタ。

前プレス、ロングボール、楔のパス、ワンタッチ、ラインを上げ、山口のラインは押し下げる。

6分、7分と、縦パスやロングボールに山田が抜け出し、1対1のシュート、いずれもGK関に詰められ、決まらず。


14分、福森のロングボールに裏抜けの氣田、ドリブルからペナ左からの横パス、中央合わず。

15分、秋山、中島がヘッドで落とし、最後は山田がシュート、オフサイド。

⚽19分、左から長沢が右サイド上がっていた小出にパス。小出がすかさず斜めのパスを、右に寄っていた氣田に付ける。氣田がダイレクトで前に送ると、DFの間を走り抜けた郷家がワンバンからすぐシュート、決まってゴール!1-0先制。GK関の逆をつくニアをぶち抜いた。

郷家が今季10点目。ようやくホームのサポの前で旗持ちにパフォーマンス。

前半で先制、チームの流れもよく、連勝を確信したのだが。。。。


その後は、序盤から飛ばしたベガルタは、徐々にペースダウン。山口もボールを持てるようになる。

それでも、早いテンポのボール回しや、サイドに追い込む連携の守備で、山口にペースを渡し切らない。

26分、右奥から小出が斜めの縦パスを山田に付けて、場内がどよめく。


28分、左サイド、秋山のパスを前方の中島が頭で落とし、走り込んだ山田が左からミドルシュート、枠外。

30分、右から郷家のクロスを中島がヘッド、こぼれをさらにシュート狙うも、クリアされる。

その後も、中島や鎌田のキープからチャンスを窺うがシュートは無し。

36分、山口がようやく持ち上がり、皆川がペナ内侵入、クリアし切れないが、シュートは打たせない。
ここから山口がペースを掴んで、回し始める。

43分、ベガルタの左サイドを山口に吉岡が上り、カット・イン・シュート、これは林。


追加時間1分。

1分、ベガルタが右コーナー。中島のキックに、左から大きく回り込んだ氣田がダイレクトでミドルシュート、関がセーブ。初めてみる大胆なセットプレー。

結局、前半は、ベガルタが押しまくり1-0とリード。シュートはベガルタ5本、山口は1本。

後半
山口は、高橋秀典に代え、右WBに沼田を入れる。

レフティーの沼田が再三、いいクロスを入れてくる。

山口も強度を上げ、緩くなってきたベガルタの前プレをかわして、間、間でつなぎ、ハイラインへ。

ベガルタは逆に押し下げられ、間延び、攻撃にリズムが徐々につかめなくなる。


5分、皆川のキープから、左の吉岡がクロス、皆川のヘッドは枠外、

7分、ベガルタのカウンター、小出が上がって巻いたクロス。氣田がダイクレトでシュート、枠外。

8分、左コーナー。中島にキックに、ファーに走り込んだ菅田がヘッド、サイドネット。


13分、山口が攻勢、ベガルタBOXアーク付近でフリーキック。池上のキックは壁。

このあたりから、ベガルタがセカンドボールを拾えなくなる。


15分、氣田がカットインシュート、ペナ内で倒されるがノーファールの判定。

19分、山口、平瀬にイエロー。

21分、ベガルタは2枚代え。山田に代えホヨンジュン、長澤に代えエヴェルトンを入れる。
山口も2枚代え。FW皆川に代え、シルビオジュニオール、前に代え成岡を入れる。


23分、パスカットした氣田、中央ドリブるキープから、右前でフリーの郷家へパス。郷家が関の股間を抜くシュート、決まった!
かと思われたが、オフサイド。惜しかった。

24分、山口、左から右へ展開。沼田のクロスがファー奥。林が下がりながら、ワンハンドで辛うじてクリア。しかし、つながれて、キーパー不在の中央から、矢島にシュート打たれるが、小出が体を寄せ、ぎりぎりブロック。

27分、ベガルタ、中島が足攣りで、加藤が入り、そのままトップ下。

28分、ベガルタがゴール前でつないで、最後は上がってきたエヴェルトンのミドルシュート、GK関に止められる。


30分、山口、左から右へと展開。矢島のクロスに、ファーサイドから梅木が突っ込むが、林が抑える。

32分、ホヨンジュンが判定に激しく抗議、なだめた加藤を突き飛ばしたところで、イエロー。

32分、山口、矢島に代え河野、池上に代え五十嵐を入れる。

⚽33分、ベガルタ左サイドを突破され、吉岡から梅木のクロスに、菅田を振り切ったシルビオジュニオールがワンタッチでゴール、1-1と同点。


34分、山口のロングボールをホヨンジュンが2回ブロック。

38分、山口、ヘナンにイエロー。

39分、氣田のクロスから、ゴール前につめたベガルタ。山口がクリアし切れないところ、加藤が拾って、ドリブルでキーパー前まで侵入、左足シュート、しかし、またGK関に阻まれる。

40分、ベガルタ、2枚代え。氣田に代え齋藤学、秋山に代えキムテヒョンが入る。

41分、小出にイエロー。

42分、山口が左からのスルーパス、ジュニオールがシュートもクリア。

44分、郷家のクロス、ホヨンジュンはオフサイド。


追加時間は5分。

2分、ホヨンジュンがアフターチャージで、イエロー2枚となり、退場。

2分、林はキープ気味にプレー。

4分、山口の五十嵐がカットインシュート、ふかす。

5分、ベガルタがカウンター。小出がフリーでドリブル前進。クロスはミスで、つながらず。

結局、試合は1-1でドロー。

後半、ベガルタのシュート5本、山口は9本。

郷家のゴールで勝てなかったのは残念無念だが、残留に大きく近づく、勝ち点1だった。

シュート数:10-10  CK:3-2  FK: 11-19  得点:郷家友太 (山口)シルビオジュニオール  警告:ホヨンジュン2(退場)、小出 (山口)平瀬、ヘナン  主審:窪田陽輔  入場:12,099人