33節:ベガルタ仙台0-0甲府、甲府の堅守崩せずスコアレスドロー

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2023 J2 33節 9月3日(日)19時03分 ベガルタ仙台 0-0 ヴァンフォーレ甲府 ユアスタ仙台


中山
(ホヨンジュン)
齋藤 郷家 松崎
(氣田)  (中島)
   長澤
   (鎌田)
 エヴェルトン   
 (フォギ)   
内田 福森 若狭 蜂須賀
      

セットプレーの攻撃連係、もう一つ

サブは小畑、菅田、鎌田、氣田、フォギーニョ、中島、ホヨンジュン。
甲府は、GK渋谷、DF松田、蓮川、エドヴァルドマンシャ、MF小林、長谷川、松本、中村、三平、FW宮崎、クリスティアーノ。ピーターウタカ、武富、山本英臣はベンチスタート。

ホームで3連勝を狙うベガルタ仙台は、このところ勝ちが無いファンフォーレ甲府と対戦。

試合は、手堅く守りを固めてきた甲府に対して、ボールは保持するものの、両サイドバックの上がりも自重気味で、同じリズムの攻撃が続き、中々、決定機が作れないベガルタで、無得点。

前半に郷家、後半にホヨンジュンに、決定的場面があったが、枠外だったり、クロスが一歩合わず。


一方、守備では、クリスティアーノをDF陣が抑えこんで、楽にはプレーさせず、無失点。

わずかに、左サイドから危険なクロスで、三平に、中央からヘッドを2度打たれたが、決まらず。

後半、甲府が、三平や、いいクロスを出していた松本が負傷のアクシデント、ファールをかなり取られていた宮崎が交代するという事もあった。

甲府は構えて守備重視の上、クリスチアーノがいまいち、ピーターウタカは終盤まで出ずと、ベガルタとしては、持てた時間も長かったので、決め切りたかったが、試合終了直前の連続攻撃も、5バックの前に決まらず、スコアレスドロー。


9月になっても、あいかわらず蒸し暑いピッチ。

荒れた芝と、選手の疲労も加わって、少しずつ攻撃にズレが出ていたようにも見える。

ちょっと惜しいのが、フリーキック、コーナーで数多くのチャンスがありながら、長澤のキックと、中の連係がいまいちな点。

ポジショニングなのか、キックの質なのか。

コーナーでは、もっと回転をかけたボールの方が、チャンスがありそうに、思えるのだが。

負担軽減の意味でも、右は松崎あたりに蹴らせても面白いと思う。


ただ、上を狙うには痛いドローだったが、勝ち点1もゼロではない。

ともかく、しつこい仕掛け、入るまでシュート、やり続けるのみ。

次、再び岡山に挑んで、勝ち点3を掴み取とって、前進したい。


主な流れ
前半
甲府4-2-3-1、ベガルタ4-1-4-1というか、長沢とエヴェルトンが縦関係の、4-2-3-1で前節と同じ。

立上がりはロングボール蹴り合い。甲府はあまり前プレせず、ラインを上げたベガルタがボールを保持するも、なかなかシュートまでいけない。

6分、長沢のアウトのパスを松崎がキープ、長澤に戻して、最後はエヴェルトンが、グラウンダーのシュート、枠外。

12分、甲府がベガルタの左サイドから、松田のクロス、宮崎の折返しは、林キャッチ。

15分、ベガルタが、右奥30mでフリーキック。長澤のキックを、ニアで郷家が頭ですらし、ファーに走り込んだ蜂須賀。あと一歩。

19分、若狭のロングボールを、中央で中山が落とし、フリーで郷家がシュート、枠外。決定的。

21分、甲府が右35mでフリーキック。クリスチアーノのキックに、ヘッド打たれるが枠外。

25分、左サイドをクリスチアーノに走り込まれるが、内田がボールを奪い返す。
<飲水タイム>

38分、甲府、ゴール前でボールを回され、最後は右から小林のクロスに、三平がヘッド、枠外。

45分、ベガルタ、左ライン際でフリーキック。蜂須賀の落としのこぼれ、少し離れていた、フリーの松崎の前に転がるが、変な回転のせいか、キックミス。

前半は、結局スコアレス。

シュートは、ベガルタが3本、甲府が2本と渋い前半。


後半。
互いに間延びしてきたところで、攻撃し合う両チーム。

2分、ベガルタ、左の齋藤学がキープからタメて、左45度フリーの郷家へ。すかさずシュートも、枠外。決定的。

3分、甲府、左から松本のアーリークロスに、DFの間の三平がヘッドで合わせるが、林正面。決定的。

6分、右の松崎のサイドチェンジで、左の学へ。クロスを上げるが、流れる。

13分、福森から中山、学とつなぎフリー。パスを出すが、カットされる。


17分、甲府、左膝負傷で座り込んだ三平に代わり、DFの山本英臣、宮崎に代わり鳥海が入る。

21分、ベガルタ、左の学のクロスを、松崎が折り返しのクロス、合わず。

22分、ベガルタ、蜂須賀のワンタッチパスを受けた松崎が、反転でDFかわし、ゴールライン際から横パス、マイナスの位置の中山には合わず。

<24分、飲水タイム>

28分、ベガルタのカウンター、郷家から松崎がドリブル前進も、蜂須賀につながらず。

31分、ベガルタ、中山に代わりホヨンジュン、齋藤学に代わり氣田が入る。


34分、甲府、足を押さえて座り込んだ松本に代わり、林田入る。

39分、ベガルタ、長澤に代わり鎌田が入る。

40分、郷家から鎌田、さらに内田が鎌田に戻して、左45度から巻いたクロス。ホヨンジュンが裏に抜けフリーでヘッド狙うが、ボールが離れて行き、打てず。あと一歩。
芝をたたいて悔しがるホヨンジュン。

41分、クリスティアーノに代わり、ピーターウタカが入る。
早速、ベガルタゴール前で、ウタカが落として、長谷川がシュート、枠外。


ATは5分間。
1分、エヴェルトンに代わりフォギーニョ、松崎に代わり中島が入る。

1分、甲府の右コーナー、さらに左コーナー。こぼれを中島が拾い、カウンターに入ろうするが、抑えられる。

3分、甲府の左からのクロスを、ウタカがトラップ、シュート態勢に入られるが、戻っていた中島が体を投げ出してブロック。

昨年初めは、ボランチで危険地帯を押さえていた中島。その後次第に、戻りが遅くなっていたが、今日は決定機を防いだ。

その後、ベガルタが甲府ゴール前で攻め続けるが、決め切れず。

結局、スコアレスドロー。

後半のシュートもベガルタ5本、甲府3本と、ある意味守り合いの試合となった。


シュート数:8-5  CK: 4-3 FK:14-7   得点:なし  警告:なし  主審:佐藤誠和  入場:8,954人