28節:ベガルタ仙台3-2ガンバ大阪、連携高め、富樫の2ヘッド、西村の決勝弾で勝ち切る

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2021J1 28節 9月12日(日)18:30 ベガルタ仙台3-2ガンバ大阪 パナスタ吹田


富樫 赤﨑
(カルドーソ/西村)
関口    加藤
(中原)(福森)
上原 富田

石原 吉野 アピ 蜂須賀
      (真瀬)
ヤクブ スウォビィク

サブは、ストイシッチ、福森、真瀬、中原、松下、カルドーゾ、西村。

G大阪は、GK東口、DF高尾、昌子、キムヨングォン、藤春、MF小野瀬、倉田、小野、井手口、FWパトリック、宇佐美。チアゴアウベス、矢島、ウエリントンシウバはベンチスタート。

2週間の中断期間で、連携アップに努めたベガルタが、連戦でお疲れ気味、うるさい小野の負傷退場があったとはいえ、今季初の3点を取って、3-2と振り切って12試合ぶりの勝利。

ガンバ大阪は、不思議とベガルタが苦境の時に、「塩」をもたらしてくれるチームである。

古くは2003年10月、初のJ1昇格2年目で、19戦勝ち無しという、どん底の時に、金沢で1-0と勝利。そして近くは、去年11月、勝てない苦境の中、吹田で長沢のハットほかで4-0と圧勝

そして、今年も。

中断期間中に連携を高めた攻撃陣だけでなく、DFの石原、富田なども機を見てボールを狩りにいくなど、チームえを鼓舞するプレーが出て、まさに、チーム一丸、必死のプレーが勝利を呼び込んだ。

勝ち点3を取るためには、まず点を取らねばならず、そのために選手同士が、しっかりと要求し合う。

攻める時の、ある程度のリスクは覚悟。守備に集中しながらも、要所は思い切ってボールを奪いに行く。特に、石原のダッシュが魅せた。決勝点のパスカット起点にもなった。

取られても取り返す。ベンチは、早めに、勝ちに行く布陣を整える。

そして、今季初の3得点。

蜂須賀がクロス、上原がFKでピンポイントで合わせ、富樫が、体の強さを空中で見せ、ヘッドで2得点。

途中出場の中原は、こねずに、動き出した西村にパスを通し、カルドーゾがDFを引き付け、西村は、しっかりと勝ち越し弾を決める。

得点後の集中切れ。守備での連携の隙を突かれて、失点もあったが、リードした終盤では、しっかりと時間を使う。

ようやく、チーム全体に、反撃のための準備が整ってきた。

まだまだ勝たねばならない。ひとつずつ勝ちに行こう。


以下、簡単に経過。

前半
G大阪は3バック、ベガルタは4-4-2で4スタート。

【G大阪】1分、パトリックのパスで、裏に抜けた宇佐美がシュート、枠外。

【ベガルタ】3分、吉野のサイドチェンジから、加藤がカットイン、左足シュート、キーパー。

【G大阪】8分、ベガルタペナ内、パトリックが競って、こぼれ球を小野がシュート、枠外。

【G大阪】9分、パトリックの裏へのパスに、小野がDFの間でフリー、シュートには石原寄せて、なんとか枠外。

【ベガルタ】11分、富樫の落としを、関口がダイクレトでシュート、キーパー正面。

【G大阪】13分、小野がハムを痛めたか、起き上がれず。矢島と交代。

【G大阪】23分、井出口のミドルシュート、枠外。
<飲水タイム>

【G大阪】26分、上原のパスをカットした宇佐美が、ドリブル前進、左足シュート、キーパー。

【ベガルタ】30分、上原のスルーパスに、富樫がペナ内侵入、シュートはブロックされる。

【G大阪】33分、ベガルタゴール前、宇佐美から横パスを受けた矢島が、ワントラップからのコントロールシュート、枠内も、GKクバが、横っ飛び、ワンハンドのファインセーブではじき出す。決定的。矢島呆然。

【ベガルタ】⚽36分、富田からパスを受けた蜂須賀が、ペナ横まで上がり、クロス。ペナ内にベガルタ4人。ニアで、富樫が上半身ごと振って、ゴール隅にヘッドで決める。1-0、先制!

【G大阪】⚽38分、蜂須賀の背後をえぐった藤春の折返し、蜂の足に当たったボールが、高く浮いたところ、吉野の背後から、矢島が飛び込んで、フリックヘッド。ファー隅に決められ、わずか2分で、1-1同点とされる。

【ベガルタ】⚽41分、G大阪ペナ右横ラインぎわでフリーキックを得る。上原のキックに、中央からニアに、フリーで走りこんが富樫が、また上半身を振っての強烈ヘッド、2-1。3分で勝ち越した。

前半は、攻められがらも、富樫の2ヘッドでリードして終了。2点取るのも久しぶり。

後半。
リードされたG大阪が、初めから攻勢をかけて来る。

【G大阪】2分、小野瀬の左足シュート、枠外。3分、井出口のシュート、枠外。

【G大阪】5分、コーナーからパトリックのヘッド、ヒットせず。

【G大阪】10分、宇佐美のコーナーキックから、キムののシュート、ふかす。ここで3バックから4バックに変える。

【G大阪】⚽12分、左からのクロス、右で蜂須賀が後ろ手でハンド。PK献上。GKクバ、がパトや主審にいろいろ話して、カード覚悟で集中を妨げる。GKクバにイエロー。
結局PKは、パトリックに決められ、2-2と再び同点。

【ベガルタ】自陣でボールを拾った石原が猛然と、カウンターで上がっていくが、倒される。

<飲水タイム>
【G大阪】高尾に代わり柳澤が入る。

【G大阪】18分、パトリックの落としに宇佐美がフリー。ミドルシュート打つが、クバ抑える。

【ベガルタ】20分、赤﨑に代わり西村、関口に代わり中原、富樫の代わりカルドーゾを入れる、3枚代え。いつもより早い。

【G大阪】22分、ベガルタのクロスに藤春がハンド、しかし主審はコーナーを差してVAR。結局、ハンドの前に、ベガルタ側にオフサイドがあったという事に変更。

【ベガルタ】29分、G大阪のコーナーからのカウンター、カルドーゾがキープ。シュートまで持っていくが、クリアされる。

【G大阪】31分、宇佐美から藤原のシュート、クリア。32分、倉田に代わり山本、藤原に代わりウェリントンシウバが入る。

【ベガルタ】⚽33分、石原がパスカットして、斜め前中央の中原へ。中原は、動き出した左の西村へ、斜めのパスを通す。
西村がドリブル前進。右を並走のカルドーソが、DFを引き付けて中央から左へ流れると、DFの間に入った西村が、細かいタッチのドリブルから、スライディングしながらの、右足インサイドのシュート、ゴール隅に決まって3-2!再び勝ち越し。

【ベガルタ】36分、蜂須賀に代わり真瀬を入れる。真瀬が厳しい守備。

【ベガルタ】40分、富田がパスカットして、相手ペナ内侵入。カルドーゾとのパス交換からシュート、これで左コーナーを得る。
上原のコーナーキックの、こぼれたところをフリーの中原がミドルシュート、ポスト!惜しい。

【ベガルタ】43分、ベガルタが、うまくボールを回しながら、キープを始める。44分、加藤に代え福森を入れ、3バックというか、5バックに移行。

追加時間は、怪我人やVARもあって7分間。

【G大阪】AT4分、ボールを回して、井手口がミドルシュート、バーの上。

【ベガルタ】G大阪自陣のフリーキックを拾って、カウンター、カルドーゾドリブルでひきつけて、フリーの中原へ。中原我慢しきれず、シュートを狙うが枠外。

その後も、ベガルタが守り切って、3-2と逃げ切った。

富樫ケイマンはJ1で3年振りのゴールで、マルチ。西村は今季5点目。4勝のうち3試合でゴールをしている。

シュート数: 11-18 CK:2-5 FK: 7-10  得点:富樫敬真2、西村拓真 (G大阪)矢島、パトリック(PK)  警告: ヤクブスウォビィク  主審:笠原寛貴  VAR:村上伸次  入場:4,777人