31節:対札幌0-1、一瞬の隙突かれる

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2018J1 31節 2018年11月4日(日)14:00 ベガルタ仙台0-1北海道コンサドーレ札幌 札幌ドーム


石原
阿部 野津田
(ジャーメイン)  
中野   蜂須賀
  
矢島 椎橋
(ハモン)  
板倉 大岩 平岡
    (永戸)
シュミット

サブは、関、永戸、梁、富田、関口、ジャーメイン良、ハモンロペス。札幌は、FWジェイ、チャナティップ、MF三好、菅、兵藤、駒井、早坂、DF福森、宮澤、進藤、GKクソンユン。都倉、宮吉、小野、キムミンテ、石川はベンチスタート。

サイド攻撃を封じられ、ベガルタは攻め手がなく、札幌の猛攻から多数のPKを与える。相手の枠内シュートは、シュミット再三のセーブでしのいでいたが、後半29分、相手ゴールキックからジェィの落とし、三好が板倉を振り切ってのゴールで先制許す。ベガルタは、その後入ったジャーメインの侵入から、PKを得るが、このPKをハモンが止められ、その後は逃げ切られた。


札幌は警告累積、ベガルタは怪我などで、共にボランチ陣を入れ替えての戦い。

(前半)
1分、中野のクロスは流れる。2分、蜂須賀がパスカットされ、チャナティップ、ジェイ、さらにチャナティップとつながれ、右コーナーを与える。キッカーは福森。2本連続。平岡クリアのこぼれを、駒井にシュートされるが、バーの上。以降、札幌がボールを支配する。

6分、平岡が顔面をジェイにヒットされ、一時ピッチ外。8分、札幌がロングボール、流れる。10分、椎橋にイエロー。ベガルタエリア左角でフリーキックを与える。福森のキックは、シュミット触って、左コーナー。これは札幌のファールで終了。

13分、大岩から石原へのロングボール、キーパー飛び出す。14分、菅?のクロスに、中央チャナティップのドンピシャヘッド、強いシュートが飛んで来るが、シュミットがワンハンド・クリア。これで札幌の右コーナー。こぼれを三好がシュートするが、枠外。16分にも福森のクロスに、ジェイのヘッド、枠外。これが誰か触っており、札幌の左コーナー。

このカウンターから中野がドリブル前進するが、カットされる。18分、パスカットして蜂須賀上がるも、取り返される。19分、チャナティップからつながれ、シュートされるが、キーパー正面。22分、ベガルタ、スローインからつないで、右サイドで蜂須賀からパスを受けた阿部が、左足のシュート、ヒットせず。ようやくベガルタの初シュートか。

その後、札幌がボールを回す。23分、中野がドリブル前進、石原から阿部の落とし、最後は中央から椎橋がミドルシュート、DFに当たってコース変わり、枠内も、キーパー弾き出す。24分、左コーナーは野津田が蹴る。クリアされ、札幌のカウンター、ベガルタも戻り、最後は札幌がパスミス。

26分、ジェィがドリブルからのシュート、これはブロック。さらに三好から回して、ミドルシュート打たれるが枠外。28分、ベガルタのパスミス拾われ、エリア内から早坂にシュートされるが、シュミットがクリア。中野もブロックに行っていた。これで札幌の左コーナー。クリア。

29分、ベガルタエリア中央やや左30mで札幌のフリーキック。福森のキックは壁に当たる。31分、セカンドボールを拾い続ける札幌が回す。しかし、石原がパスカット、野津田のスルーパスに、中野がドリブル前進もカットされる。中野のドリブルの癖を読まれている。

ここから札幌のカウンター、蜂須賀とジェイが、ベガルタのゴールライン付近までせめぎ合うが、ジェイのファールで終了。32分、板倉のサイドチェンジ、平岡が受けるが、トラップできず。33分、ジェイの落としから、チャナティップがミドルシュート、バーの上。

34分、札幌エリア左奥35mでフリーキック。野津田のキック。こぼれを矢島が右からクロスとするが、クリアされる。36分、三好がドリブルで上がって来るが、板倉が削る。ベガルタ、ここまで時折りパスカットして、チャンスになるが、その後のパスが弱かったり、ずれたりで、つながらない。

37分、石原が札幌のバックパスを奪い、そのままフリーで前進、キーパーの裏に、曲がりながら流し込むシュートを狙うが、ポストに嫌われる。その後、札幌が速攻、三好?の上がりに、シュミットがエリア外まで出て、体でブロック。しかし、ボールがこぼれ、がら空きのゴールとなるが、札幌の選手がパス選択で、なんとかクリア。

このプレーで、シュミットにイエロー、抗議した大岩にもイエロー。石原も執拗に抗議したので危なかった。しかし、ベガルタもようやく反撃モード。41分、阿部から石原の落とし、最後は矢島が、ダイレクトでシュートするが、キーパー正面。43分、中央でジェィに攻められるが、戻ってクリア。これで札幌の右コーナー。ヘッドのこぼれなど、連続シュート打たれるが、しのぐ。

追加時間は3分間。中央阿部が飛び出すが、キーパー。さらにベガルタのカウンターから、石原がキープ、ドリブルから椎橋につなぐが、つながらず。その後、ジェイから三好に裏に出されるが、オフサイド。2分、札幌が回して最後はジェイがヒールパスを出すがが、ベガルタカット。石原が左からパスを出すが、流れる。

前半は、札幌に押される展開も、悉くシュミットの好守でしのいだ。攻撃では、わずかに、石原に決定機があったが、シュートはポスト。前半は0-0で終了。

後半。
ベガルタが積極的に前に出る。
1分、野津田のクロスから、中央椎橋、阿部から、こぼれを野津田がシュート、枠外。その後、札幌菅のクロス、回して最後はフリーの進藤がシュート、バーの上。2分、左奥35mでフリーキックを得る。野津田のキックに阿部のヘッド、枠外。

3分、札幌が回す。パスカットした椎橋がカウンター。4分、蜂須賀が切り返しからのパスに、矢島がシュートもふかす。5分、札幌が裏に入れてくるが、シュミットキャッチ。6分、札幌がカウンター、ベガルタ戻っての守備。7分、椎橋が上がって、阿部のパスは、通らず。

その後、チャナティップがドリブル前進、蜂須賀がファールで止める。右奥35mでフリーキックを与える。福森のキックに進藤のヘッド、枠内も、シュミット、ワンハンド・クリア。9分、これで札幌が左コーナーを得る。また進藤のヘッド、枠外。11分、阿部がカウンターからシュート、キーパー正面。今度は札幌が速攻、ベガルタが戻る。しかし、こぼれ球をフリーで三好がシュート、板倉のブロックで枠外。

12分、ジェイがエリア内侵入もクリア。今度はベガルタの攻め、阿部がドリブル前進。激しくチャージされるが、ノーファールの判定。するとまた札幌がカウンター、ジェイが中央からのシュート、バーの上。攻守が目まぐるしく入れ替わる。

14分、菅が侵入してくるが蜂須賀止める。ベガルタがカウンター、石原のパスを受けた蜂須賀、シュートは枠外。15分、中野からゴール前で回すが、取られて札幌のカウンター。これはしのぐ。16分、矢島に代えハモンロペスが入る。シャドウへ。野津田がボランチに下がる。17分、札幌が回すがパスミス。

18分、札幌のカウンター、ジェイからチャナティップ、キープして平岡が対処もイエロー。ベガルタエリア右すぐ外で札幌のフリーキック。福森のキックはキーパー。20分、野津田から石原、スルーパス出すが、シュートは打てず。21分、札幌のカウンターはオフサイド。

22分、野津田からパスを受けたハモンロペスが、反転シュート、キーパー正面。23分、板倉が上がって、石原へパス。さらに中野、阿部が頭で落とし、最後は石原シュートも枠外。24分、ハモンから縦のスルーパス、石原もう一歩。26分、札幌が回して菅がシュート、ボールがゴールに入るが、オフサイド。

27分、中野がドリブルで前進、ゴールライン付近までえぐっての折り返し、打てず。さらにハモンが右からシュートを打つが、キーパー。29分、札幌のゴールキックから、ジェイが、簡単に前の三好につなぎ、三好が板倉をかわして左足の強烈シュート、これが決まって、先制許す0-1。板倉そばにいたが、躊躇している間にシュート態勢を許した。一瞬の隙を突かれた。

30分、阿部に代わりジャーメイン良が入る。札幌も兵藤に代え石川直樹が入る。ポジションも移動。31分、ジャーメインが、ドリブルで強引にエリア内に入ると、石川が倒してしまい、PKゲット。これをハモンロペスが蹴るが、インサイドキック、枠内も、やや弱く、キーパーが弾き、失敗。少ないチャンスをものにできなかった。

31分、右から、ハモンのパスから蜂須賀のシュート枠外。32分、札幌は先制ゴールの三好に代え、都倉を入れる。34分、右ライン際40mのフリーキックを得る。早いリスタートは流れる。35分、ベガルタのカウンター、ジャーメイン良、ドリブルで中央前進、から左足で強烈シュートを打つが、キーパ正面

37分、ベガルタボールは回すが、シュートまで行けず。ここで平岡に代わり永戸が入り、左CBへ。板倉が右に回る。この後、ジャーメインが体を入れ替えエリア内侵入、これで右コーナーを得る。38分、ここで札幌は、菅に代えキムミンテを入れる。キムミンテはボランチか。コーナーキックのこぼれを、野津田のクロス。石原、ヘッドで合わせるがキーパー。

41分、札幌の右コーナー、オフサイドで終了。43分、蜂須賀のクロス、クリアされるが、右コーナーを得る。クリアされる。札幌がカウンター、ジェイがドリブルで侵入、倒れるが、これはPKでなくシミレーションの判定で、ジェイにイエロー。追加時間は5分間。

1分、蜂須賀粘って、左コーナーを得る。ショートから中野がカットイン・シュート、サイドネット。ベガルタなかなかゲインできず、クリアが多くなる。3分、札幌に左コーナーを与える。ベガルタ、焦りからかパスがつながらない内に、試合終了。5位鹿島には、残り3試合で、勝ち点差7と開き、非常にきびしくなる。


前半は札幌に支配され、カウンターでもパスがつながらず、苦戦。後半、テンポ速くパスを回すようにして、チャンスは作ったが、決めきれず。そのうち、板倉の寄せのミスと、ハモンのPK失敗もあり、敗戦。
パスカットでボールを奪うまではいいのだが、その後のパスが弱いか分かり易いで、また奪い返されるの繰り返し。

様々な組み立てでボールを運んでも、結局、点の取れる位置に誰が入っていき、誰がシュートするか、あるいは自分が、どこから狙うかの絵が描けていないようである。

今、一番点の取れる石原の近くに、プラスワンの存在がいればいいのだが、今の阿部と野津田だと、いつシュートしてくるかが分かり易いし、ドリブルもそこまで強力ではない。

さりとて、位置取りの間を縫ってくる相手に対処する、運動量とフィジカルのある選手といえば、この二人となるし、悩むところ。

負けが混んでいる今、先行されると厳しい。スタミナがある内に、先に仕かけて先行したい。最近の相手は厳しくプレスして体力を奪い、後半のベガルタの攻撃力を減じている。逆に相手へのプレス、相手がいやがるプレーをする選手を前に置くなど、いろいろやってみる手はあるのでは。

5位圏内は厳しいが、勝ち点50は可能だし、天皇杯もある。厳しいプレスも織り混ぜながら、ボールを奪い、強いパスで、つないでいくことが必要そうだ。次は勝利を。

試合勝ち無しとなったが、まずは最近6戦、勝ちが無いという広島に勝利して、3連勝を狙い、勝ち点50超えでリーグ戦を終えたい。


シュート数:15-20 CK:4-10 FK:17-8 得点:(札幌)三好  警告:椎橋、シュミットダニエル、大岩、平岡 (札幌)石川、ジェイ  主審:山岡良介  入場:24,065人