ベガルタ・マヴォイ

2018J1　27節　2018年9月22日（土）18:00　ベガルタ仙台0-1V・ファーレン長崎　トランスコスモススタジアム長崎

サブは、関、永戸、梁、中野、椎橋、ジャーメイン良、ハーフナーマイク。長崎は、FW鈴木武蔵、MF中村、澤田、翁長、飯尾、島田、黒木、DF高杉、ヨルディバイス、田上、GK徳重。ファンマ、平松、中村北斗はベンチスタート。

日中は30度にもなったという暑そうな長崎トラスタ。試合はベガルタがボール保持を続けるが、ブロックを組んだ長崎の堅い守りと、時折脅かしてくるカウンターに、なかなか崩しきれない。ミドルシュートで枠内もあるが、決めきれず。

膠着状態の中、長崎が後半投入の長身ファンマが、落としやキープで流れを変えてくる。すると後半33分、長崎45ｍのフリーキックに、中央遠目にいたファンマめがけてGKシュミットが飛び出すが、ボールに触れず、がら空きのゴールに澤田に打ち込まれ、これが決勝点。

前半、至近距離の枠内シュートを、ファインセーブで止めていたシュミットであったが、ここではボールに触れず、痛恨のミス。

そのあとベガルタも、マイクを投入してロングボール攻撃を仕掛けるが、中央でホールドされたマイクは、動けず、他の選手のクロスも精度を欠いて、ジ・エンド。まだまだ、「上位」というには、粗さが残る試合だった。


前半。
開始15秒、上がった奥埜がシュート打つがブロックされる。20秒、関口のクロスはキーパー。40秒、翁長のクロス、こぼれ球を澤田で、左コーナーを与える。さらに右コーナー。島田のキック、長崎のファールで終了。3分、ベガルタエリア左奥45ｍで長崎のフリーキック。決まらず。

その後も長崎がボールを回すが、ベガルタのDFラインでクリア。その後、平岡のロングボールに石原、もう一歩。5分、左から阿部が仕掛け、倒され、長崎エリア左角でフリーキックを得る。野津田のキック、中央平岡フリーでヘッドもバーの上。7分、ベガルタが、長崎ゴール前にボールを運ぶが、奥埜が囲まれる。8分、蜂須賀のクロスに、石原もう一歩。こぼれ球を回すが、シュート打てず。

9分、平岡が上がってエリア内侵入も、クリアされる。10分、阿部がチャージしてボールを奪い倒され、右奥40ｍのフリーキック。すぐつなぐが、シュート無し。11分、蜂須賀が野津田とのワンツーからえぐってのクロス、もう一歩。その後、長崎のカウンター、ゴール前で回され、最後は武蔵のヘッド、ヒットせず。

長崎は、今日は5バックで両サイドを塞ぎ、守備を固めてからのカウンターで来ている。13分、関口がパスカット、阿部からボールを受けた板倉が、ミドルシュートも、枠外。14分、野津田が上がり、蜂須賀とのワンツーもつながらず。16分、長崎、左から飯尾のクロス、しのいでベガルタのカウンター、石原うまくファール貰う。高杉にイエロー。

18分、長崎が回し、島田のシュート。右コーナーを与える。キッカーは中村。ヘッドはクリア。左コーナーを与える。これもクリア。21分、長崎がカウンター、ベガルタの左から澤田のクロス、これはシュミット。22分、石原がうまくキープして、相手エリア左角で、またフリーキックを得る。関口が蹴って枠内も、キーパー正面で、パンチングされる。

24分、大岩のクロスに野津田が落とし、最後は奥埜が左足ダイレクトシュート、枠外。25分、澤田にうまく入れ替わられ、ドリブルで持ち込まれるが、クロスは流れる。澤田に仕掛けられるので、関口が、なかなか攻撃に絡めない。27分、右サイド、相手を背にした野津田がボールを奪われ、エリア内から、枠内シュート打たれるが、シュミットが弾く。危ない。その後阿部がカウンター、石原へのパスはもう一歩。

31分、飯尾に板倉がボールを奪われるが、なんとかクリア。左コーナーを与える。高杉のヘッドは枠外。32分、相手ゴール前、阿部から石原の落とし、最後は野津田のシュートはブロックされる。36分、関口からのパスを受けた石原、シュートは枠外。37分、ベガルタエリア右奥35ｍでフリーキック。中村のキックはクリア。

その後、阿部がパスカットして、カウンター、浮き球クロスはシュート打てず。38分、蜂須賀が、右サイド裏に、エンゼルなスルーパス、石原がキープして、最後は関口のクロス、クリアされる。39分、野津田が倒され、右奥35ｍのフリーキックを得る。こぼれを関口がクロス、つながらず。41分、阿部からパスを受けた野津田が、右足シュート、キーパーに弾かれ、さらに関口がシュートするも、枠外。惜しい。

42分、長崎のカウンター、ゴール前のシュートは防ぎ、飯尾のクロスはクリア。43分、左サイドで武蔵に強引キープされ、シュート打たれるが、枠外。追加時間は2分。蜂須賀の左足ミドルシュート、バーの上。
前半は、ベガルタの方がチャンスありながら、ゴールを割れず、スコアレス。

後半。
2分、長崎のカウンター、左からクロスを入れられるが、奥埜がクリア。3分、平岡から関口へのロングボール、通らず。4分、長崎のカウンター、中村のクロスはカットする。その後、7分頃まで、中盤のせめぎあい。両チームシュート無し。8分、奥埜が浮き球パスを出すが、合わず。

9分、ベガルタが細かくつなぐが、最後はライン割る。その後、長崎のカウンターを阻止した阿部に、イエロー。10分、長崎のショートカウンター、右から武蔵にシュートされるが枠外。11分、奥埜がドリブル前進、左足シュートするが、枠外。12分、関口に代え中野が入り、そのまま左WB。13分、武蔵の折り返しのパスに、島田にミドルシュート打たれるが、シュミット正面。

14分、中野のからパスを受けた板倉、左45度からシュートも枠外。15分、長崎黒木がドリブル前進、奥埜が前線から戻ってカット。18分、蜂須賀から右裏の奥埜へパス、最後は阿部がフリーで左足シュート、枠外。19分、中野が石原とのワンツーで、カットインからのシュート、右コーナーを得る。野津田のコーナーのこぼれ球、中央から奥埜が左足シュート、キーパーが反応、守られる。

20分、長崎のカウンター、これも奥埜がカット。21分、中野が左から仕掛け、左コーナーを得る。決まらず。23分、中野から石原、最後は中野のクロスもクリアされる。24分、阿部が侵入、飛び出したキーパーをかわしていくが、フリーのシュートは打てず。25分、阿部がキープ、最後は左から野津田のシュート、ブロックされる。さらに板倉から石原の落とし、もう一歩。

その後、長崎のカウンター、中央ブロック。逆に蜂須賀のクロスから、ニアに飛び込んだ石原、足が滑り、ヘッド打ち切れず。26分、長崎は中村に代え、長身のファンマを入れる。27分、ファンマがドリブルで侵入、なんとかクリア。こぼれもつなげられるが、オフサイド。

29分、蜂須賀がかわされ、クロスされるがクリア。右コーナーを与える。こぼれ球には石原、ファールを貰ってベガルタボール。30分、長崎は島田に代え磯村を入れる。31分、長崎のカウンター、ベガルタがカットして、逆にカウンター、つながらず。

32分、長崎が45ｍのフリーキック。中央のファンマにボールが来たところ、シュミット飛び出すが、ファンマにブロックされ触れず、胸で落とされる。これをすかさず、澤田にシュートされ、がら空きゴールに決められ、0-1。板倉のシュートブロックも後手。決めきれない内に、先に失点してしまった。

34分、富田に代え、梁を入れる。36分、阿部に代えハーフナーマイクを入れる。ロングボールを入れるが、ホールドされたマイクは動けない。38分、パスカットされ長崎のクロス、ライン割り助かる。ベガルタやや焦りが見える。39分、梁がエリア内侵入、落としから野津田のシュート、枠外。力んだ。40分、左からクロス入れるも、中央合わず。さらに梁からマイク、シュートは打てず。

42分、中野の左クロスは緩く、キーパー。43分、中野の左足クロス、板倉がヘッドも、ヒットせず、キーパー正面。44分、長崎は澤田に代え前田を入れる、時間使い。追加時間は4分間。1分中野がシュート性クロス、ライン割る。その後も守りを固めた長崎を崩せず試合終了。

相手の倍以上の19本のシュートを打ったが、ミドルレンジで、コースが限定され、相手キーパーの攻守もあって決めきれなかった。エリア内で阿部がキーパーをかわして、パス出しのタイミングや、マイクが胸で落として奥埜？がフリーで打てそうな時もあったが、先に寄せられてしまった。マイクを使った攻撃が、単調になった面もある。

失点は、ファンマが出てきて、キープされ、エリア内で危うい感じになったところで、シュミットも飛び出したのだろうが、約2ｍのシュミットでも届かなかった。

ここで勝ち点すら取れなかったのは、残念だが、他チームの結果次第では、まだまだ賞金ライン、その上も狙える。下から取れないなら、上位のチームから、勝ち点3を奪うのみ。


シュート数:19-9　CK:2-6　FK:19-7　　得点:（長崎）澤田　　警告:阿部　（長崎）高杉　　主審:西村雄一　　入場:9,990人