27節:対C大阪4-1、関セーブ連発、若手ベテラン噛み合い、アウエーで大勝

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2017J1 27節 2017年9月23日(土・祝)19:00 ベガルタ仙台4-1セレッソ大阪 キンチョウスタジアム

石原
(野沢) 
野津田 梁
  (西村)
中野  古林
  (蜂須賀)
三田 奥埜

椎橋 大岩 平岡

サブは、GKイ ユノ、蜂須賀、増嶋、藤村、西村、クリスラン、野沢。C大阪は、杉本、柿谷、山村、水沼、山口、ソウザ、山下、マテイヨニッチ、丸谷、松田陸、キムジンヒョンがスタメン。清武欠場、関口、リカルドサントスベンチ入り。

20本のシュートを打たれながら、関の神セーブ連発、DF陣のシュートブロック、そしてゴールポストの助けもあって、先制から常に先行、流れはベガルタ。完全な崩しから石原の先制弾、野津田の追加点、梁から椎橋のヘッド、西村から野沢のダイレクトで、4-1で快勝した。

富田の怪我に伴い、奥埜がこの試合もボランチでスタメン。GKシュミットも怪我で関が久々スタメン。イユノが初ベンチ入り。そしてシャドウに、梁が久々のスタメンで出場。前節、額を縫った大岩が包帯を頭部に巻いて出場。


前半。
開始50秒、水沼に簡単に裏に蹴られて、走り込んだ杉本にシュートされるが、ヒットせず。いきなりピンチ。その後はベガルタもプレスを強めていく。山口蛍は奥埜がマーク。2分、ベガルタが右ライン際35mのフリーキックを得る。その後も回すが、シュート無し。3分、中野がえぐって、攻撃参加したDF椎橋が、左45度からのミドルシュート、ふかすが、ベガルタの初シュート。

5分、C大阪が左からのクロス、平岡がヘッドでクリア。コーナーを与える。クリアした後のセカンドの浮き球は関が押さえる。7分、左サイドで回して、最後は石原がミドルシュート、左コーナーを得る。キッカーは梁。椎橋頭で合せるが、枠外。9分、杉本がエリア内侵入、左からの折り返しに、中央でフリーの柿谷、ボレーシュートも、はずしてくれる。何やらこじゃれたシュートを狙ったようがだが、助かった。12分、左サイドでベガルタがボールを回し、中野がキープも、パス出せず。

14分、C大阪もパス回すが、最後はスルーパスをミスしてくれる。15分、古林がクロス、キーパーが弾くが、石原距離があり、詰められず。16分、杉本が振り向きざまのシュート、枠外。17分、中野がサイドチェンジ、古林上げられず。しかし、この時間ベガルタが前からプレスを強め、ボールを奪いにいく。18分、古林のクリアミスでスローイン与えるが、守る。

19分、野津田から中野へのパス、ブロックされる。20分、野津田からのロングパスに、ファーの梁、もう一歩。その後は、互いにペースダウン。23分、杉本が柿谷とのワンツーで侵入してくるが、大岩がブロック。24分、回されるが、パスカット。カウンターで相手バイタル付近でボールを回す。決まらず。その後、杉本、山村の二人を、椎橋一人で抑える。

27分、ソウザのミドルシュート、コーナーを与える。左コーナーはソウザが蹴るが、クリア。31分、ベガルタエリア右角でC大阪のフリーキック。柿谷のキック、ニアの杉本のヘッドは枠外。33分、奥埜が持ちこんで、侵入もファールで終了。35分、ソウザが、ドリブルでボールを置き去りにしたところ、石原が拾ってカウンター、しかし、つながらず。

その後、C大阪のカウンター、柿谷に侵入されるもクリア。36分、ソウザが瞼付近を出血、一時ピッチ外。C大阪10人。37分、中央三田から速い縦パス、梁がワンタッチで流し、石原足元も、収まらず。高速の攻め、決まれば面白かった。さらに、右から三田のクロス、野津田トラップしきれず。38分、ソウザが戻る。39分、梁が左からのクロス、キーパー。

その後、右の柿谷からパスを受けた中央山口が、切り返しからのミドルシュート、枠外。そして、42分、左サイド、三田が中野に当て、中野がヒールパス、追い越した三田が、抉っての長いクロス、ファーサイドのゴールライン近くに落ち、周りを見てから古林が折り返しの低いパス、ペナ内右でフリーの石原が、ダイレクトで、強烈なグラウンダーのシュート、決まって先制!1-0。
石原チーム内単独トップの今季8点目今季一番ともいえる、鮮やかな崩しが決まった。古林が蹴る時点で、エリア内に3人入っていた。

しかし、直後のC大阪の攻め、ベガルタのバックパスミスを拾った山村に、裏に入られ、フリーのシュート許すが、ボールはポスト!キンチョウした。このあとソウザにイエロー。43分、右サイドから野津田のサイドチェンジのボール、中野がもう一歩。追加時間1分も乗り切り、少ないチャンスをものにしたベガルタが、1点リードして終了。

後半。
早々のC大阪のクロスはライン割る。1分、古林から石原、これは打てず。2分、ロングボールで、大岩の裏を取った山村が、関と1対1、シュートの瞬間、足を出した関により、シュートは枠外。関のファインセーブが出だした。これでコーナーを与え、ソウザがミドルを打つが枠外。3分、三田のミドルシュートを跳ね返し、C大阪がカウンター、杉本の落としから山村のシュート、関正面。

5分、ベガルタエリア左奥35mでC大阪のフリーキック。ロングシュートはハズレ、こぼれを杉本がヘッド、これは関。7分、梁がボールを追って走りまわる。9分、関のゴールキックから、野津田がミドルシュート、弾かれるところ、今度は中野がコントロール・シュートを狙うが、枠外。しかし、完全にベガルタペース。

10分、C大阪の放り込み、関キャッチ。11分、野津田がスルー、石原がクロス、三田がエリア内侵入してラストパス、梁がもう一歩。12分、山村がドリブル前進、倒されるがノーファールの判定。その後、ベガルタがカウンター、決まらず。12分、古林がクロスを入れるが、クリアされる。13分、柿谷が侵入、倒されるが、ノーファールの判定。場内騒然。15分、ベガルタがカウンター、中野のクロス、決まらず。

16分、左ライン際40mのフリーキックを得るが、キーパー。18分、C大阪のパスミスを突いて、カウンター、右サイドで回し、最後は野津田のミドルシュート、ふかす。20分、ベガルタややスローダウン。21分、三田からの浮き球パスを、石原がワンタッチでトラップ、すかさずミドルシュートも枠外。この時、石原着地で足攣り?交代要望サイン。22分、ベガルタエリア内までえぐられ、攻め込まれるが、最後は関が押さえる。

23分、山口のシュートはブロックする。ここで、石原に代え野沢が入る。24分、カウンター、これはつながらず。25分、三田から古林、中央野沢がつないで、左でフリーの野津田が、狙いすました、アウトにかける左足シュート、ゴール右隅に決まって2点目。これがベガウルタJ1通算400ゴールとのこと。直後、山村にシュート打たれるが、またも関のファインセーブ。さらにソウザにも打たれるが、関押さえる。

27分、古林に代わり、蜂須賀が入る。28分、C大阪もマテイに代わり木本が入る。その後、攻められ、左に流れた杉本のシュート、関が弾くが、飛び込んだ水沼に押し込まれ、1点返され2-1。29分、蜂須賀が倒され、丸橋にイエロー。左ライン際でフリーキックを得る。野沢のキックから、右サイドの梁が、ファーサイドへの浮き球パス、上がっていた椎橋が、下がりながら、角度無いファーのゴールネットにヘッド決め3-1。35歳梁のメッセージのあるパス、20歳椎橋の見事なヘッドが決まって、再び引き離した。椎橋はリーグ戦で初ゴール。

その後、梁から三田へパスが35分、関が遅延でイエロー。36分、C大阪が放り込み。左コーナーを与える。ここで梁に代わり西村が入る。左右に振られ、最後は杉本にヘッドを打たれるが、関正面。39分、山下のクロス、関。C大阪にも焦りの色。さらにC大阪、杉本が中野をかわして、エリア内からの浮き球シュート、バーの上。40分、ソウザに代わり田中裕介が入る。

41分、水沼から裏へのボールで、C大阪のカウンター、最後は柿谷のファールで終了。42分、ベガルタ右コーナー付近でキープし切れず、杉本がカウンター。しかし、杉本?のファールで終了。この後、杉本が線審に異議でイエロー。完全に自滅模様のC大阪。45分、ベガルタがカウンター、20歳西村がDFと競りながら前進、粘って、最後は中央フリーの、36歳野沢に出すと、野沢がダイクレトでゴール右へ、巻いた技ありシュートをたたきこみ、4-1、トドメ

追加時間は4分間。1分、杉本のシュートは、関。その後はベガルタ時間を使いながら回し、快勝。ホームでの大敗の御返しをした。


不調のC大阪が個人技頼みで、シュートを決めきれないでいる内に、ベガルタのワイドな攻撃と連携が嵌って勝利。
DF陣が最後まで競ることで、相手フリーのチャンスでもキンチョウさせた、ということか。関が裏のスペースに果敢に飛び出し、カバーした点も見逃せない。この試合では、セットプレーもうまくしのいだ。

野津田の加入で、サイドチェンジの出どころが増え、相手を広げてチャンスを作った。石原が下がっても、野津田が走り回るので、プレスも維持。さらに、先制ほ他アシスト2本を決めた、古林のクロスも、冴えわたり、左サイドでは、中野と野津田が何かをやる。
また、今日の試合では、素晴らしい位置取りと、変化をつけたキックで梁が、終盤には、野沢がうまくつないで、カウンターを効果的にした。

ベガサポにとっては、スペクタコーな攻撃、粘り強い守備。若手、ベテランの融合、見たいものがすべて見られたような試合だった。
失点は残念だが、これは、まだ残る課題に向け、浮かれないための授業料ということで。


シュート数:9-20、CK:1-4、FK:14-10 得点:石原直樹、野津田岳人、椎橋慧也、野沢拓也 (C大阪)水沼  警告:関 (C大阪)ソウザ、丸橋、杉本  主審:井上知大 入場:15,262人