13節:対新潟2-1、クリスランのPK、驚異のジャンピングボレーで逆転勝利

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2017J1 13節 2017年5月28日(日)13:00 ベガルタ仙台2-1アルビレックス新潟 ユアスタ仙台

石原
(クリスラン)
梁 奥埜
(西村)  
永戸 蜂須賀
  (中野)
三田 富田

増嶋 平岡 大岩
  
シュミット

サブは、関、小島、石川直樹、中野、クリスラン、西村、野沢。新潟は鈴木武蔵ワントップ、山崎、ホニ、小泉、チアゴガリャルド、富澤スタメン。成岡ベンチ入り。

ベガルタは、キープしながら、前半のチャンスを決めきれないでいると、後半16分、新潟のカウンターからずるずると持ち込まれ失点。しかし、20分にクリスラン、西村が投入されると、二人のコンビでPKゲット、クリスランが決め同点。2分後には、永戸のロングクロスを、クリスランがジャンピングボレーで豪快に決めて逆転、ホームで久々の勝利。

試合前に、増嶋のJ1通算250試合出場記念花束贈呈セレモニー。奥方の潮田さんが赤ちゃんと登場。大いに沸く場内。今日の勝利で、女神権獲得。是非これからも、試合に来て下さいw

前半。
前半は、守備を固めてカウンター狙いの新潟に対して、ベガルタはボールを動かし、サイドチェンジ、サイド攻撃でチャンスを伺う。対カウンターでは、素早い戻りと起点潰しで、ピンチを未然に防ぐ。

1分、ハーフ付近のフリーキックもつながらない。2分、三田がパスカットされ、左サイドからホニのミドルシュート、シュミット。3分、エリア内石原、奥埜へ、シュートはクリアされ、こぼれに再び石原詰めるが、バーの上。いきなり決定機も決めきれなかった。4分、新潟のパスミス。6分、新潟エリア右角でフリーキックのチャンス。三田のキックは大きくそれる。疲れがたまっているか。

8分、大岩から梁、最後は永戸も、パスは流れる。10分、縦パスをカットされ、カウンターされかかるが、三田が戻ってクリア。14分、蜂須賀のクロスからコーナーを得る。右コーナーはキーパー。新潟のカウンターは奥埜が止める。16分、ホニを増嶋がスラインディングで止める。17分、相手DFミスの間に入り込んだ石原へ、蜂須賀からのパスが通り、石原シュートも、DFのブロックに会う。

18分、大岩の巻いたクロス、コーナーを得る。右コーナーは梁が蹴る。決まらず、新潟のカウンター、梁が戻ってスローインへ。ここまでベガルタの出足よく、ボールを支配しているが、シュートは少ない。19分、永戸のクロスに石原、もう一歩。21分、ホニのカウンター、クロスを中央の武蔵へ。これは大岩がクリア。23分、三田がドリブル前進、ゴール前で梁受けるが、パスを選択。25分、武蔵のセンタリングには、石原が戻って守備。

26分、左サイドでのキープから梁のパス、中央打てず。その後、蜂須賀のパスから、大岩が上がってのクロス、石原のヘッドは枠外。28分、右コーナー。梁が蹴って、大岩のヘッド、枠外。29分、ホニがまた侵入してくるが、永戸が粘って止める。31分、ロメロの侵入受けるが、ファールで終了。32分、新潟のフリーキックはシュミットのパンチング。そのあと新潟のファールで終了。33分、ホニのキープからクロス入れられるが、クリア。

36分、ベガルタが回して、クロス。コーナーを得る。左コーナーを三田が蹴る。こぼれを再び、三田が放り込むが大きく外れる。今日はお疲れのようだ。40分、またベガルタが回して、最後は永戸のクロス、左コーナー。スローインとなり、永戸のロングスロー。こぼれを石原が拾ってファールを受け、相手エリア右横でフリーキック。梁のキックはいいコースだったが、すり抜けて、その後ファールで終了。

43分、新潟に右コーナー。ショートコーナーから放り込まれるが、シュミットパンチ。こぼれは新潟がパスミス。前半は、ベガルタが押しながら、決め切れず、スコアレスで終了。

後半。
開始早々、ベガルタはスローインで徐々に前進。2分、チアゴからホニへパスが通り、スピードに乗ったホニが、ドリブルからのシュート、平岡がブロックに入る。これでコーナーを与える。ヘッドは枠外。4分にも、ホニの侵入を受けるが、ここは永戸が守る。コーナーは新潟のファールで終了。後半になって、ベガルタのパス回しが遅くなり、寄せが甘くなるところを、カウンターで突かれ始める。

6分、新潟がベガルタゴール前でボールを回す。ホニのクロスは大岩がクリア。8分、大岩が、流れを呼び戻そうとミドルシュート。枠外。10分、新潟エリア内に梁が侵入、コーナーを得る。左コーナー、三田のキックに増嶋のヘッド、枠外。12分、増嶋にイエロー。14分、大岩のクリアが相手へのプレゼントボールとなるが、大岩戻ってしのぐ。コーナーを与える。シュミットがパンチング、こぼれをミドルシュートされるが、枠外。

16分、新潟陣中央まで攻め入ったところで、パスを奪われ、そのままスピードに乗ったカウンターを受ける。梁が戻っていったんボールをカットとするが、こぼれて新潟の足元にころがり、最後はチアゴガリャルドに決められ、先制許す。奪われてから、ゴールまでが速く、ベガルタの後ろ向きの守備が追いつけなかった。前半、流れがいい時に決めれなかった事もあり、いやな点の取られ方。

18分、永戸から石原、ロングシュートは枠外。20分、永戸のクロスが大きく流れる。ここで、石原に代えクリスラン、梁に代え西村を入れる2枚代え。21分、西村が早速、中央から左足のシュート、枠内でキーパー弾き、コーナーを得る。流れを呼び戻しにかかる。右コーナー、三田のキックに大岩のヘッド、枠外。23分、永戸のロングスロー、しかし決まらず、新潟のカウンター、ホニはシュートではなくパスを選択、これで遅れ、助かる。

24分、永戸が左から速いクロス、西村が中央でダイレクトの強烈シュート、キーパー正面。練習してきたプレーなのだろうが、インパクトあり。これで右コーナーを得る。こぼれは決められず。25分、新潟のカウンター、またホニにフリーになられかかるが、何とか守る。27分、西村のクロスに大岩が折り返し、最後は奥埜のシュート、枠外。

28分、蜂須賀に代え中野を入れる。これで3枚使った。新潟も山崎に代え森を入れる。30分、その中野から大岩へのパス、流れる。そして36分、新潟エリア中央すぐ外で、クリスランと西村のワンツー、クリスランうまくDFに絡みながら抜け出すところを、倒されてPKゲット。これをクリスランが、豪快に蹴り込んで1-1同点。2枚代えが奏功。

さらに1分後、ハーフ越えて永戸が、中央奥へ35mのピンポイント・クロス、DFの間をクリスランが走り込んで抜け出し、左足で軽く浮かせるトラップから、そのまま同じ左足でのジャンピングボレー、豪快に決まって、2-1と逆転!ワールドクラス。リーグ通算6点目で、得点ランキング2位浮上。クリスランの技を、日本人の若手二人が引き出し、勝ち越した。

直後、新潟が、ベガルタのパスをブロック、そのまま拾って前へ。裏に出た武蔵が、どフリーで1対1、しかし、武蔵のシュートは、少し前に出たシュミットが顔面ブロックで防ぐ。この後の新潟のコーナーを守って、今度はベガルタがカウンター、クリスラン抜けかかるが、逆にファールを取られる。その後は、ベガルタが、再び落ち着きを取り戻し、時間を使いながらのプレイ。西村や奥埜がドリブルで時間を使う。41分、新潟は武蔵に代え、成岡が入る。

43分、右奥30mでフリーキックを得る。奥埜のファールで終了。追加時間は4分。ベガルタはボールを蹴り出したり、ボールを動かしたりの時間使いで、新潟を焦らせ、そのまま試合終了。

警戒していたカウンターに、再三脅かされたが、今日のDF陣は、粘り強かったと思う。しかし、まだ、不用意なパスミスが、攻撃陣、守備陣ともにあり、そこは要修正である。今日の三田は、連戦の疲れからか、最近になくキックの精度を欠いていた。逆に休養十分の西村は、ルヴァン戦から好調で、今日も見事に役割を果たしていた。

そして、クリスラン。高さに加え、スピード、パス出し、そして決定力。久々に、悪い局面でも一気に打開できる武器を我々は手にいれた。後は、使い、使われの精度を上げていってほしい。


今日ユアスタに行かれた方は、クリスランの驚愕のジャピングボレーの話で、一週間は、職場や教室で人気者になれるでしょう。ワードクラスの決勝ゴールでした。

尚、この試合の復興ライブは、聖ウルスラ学院英知高校吹奏楽部さんでした。

シュート数:14-4、CK:8-7、FK:11-6 得点:クリスラン2(PK1) (新潟)チアゴガリャルド 警告:増嶋 主審:廣瀬 格 入場:14,259人