02節対柏1-1、堅守から渡部先制弾も、終盤10人で追い付かれる

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J1 2015年3月13日(金)19時 ベガルタ仙台1-1柏レイソル 日立柏



金園 ハモン 
  
奥埜   茂木
(蜂須賀)(杉浦)
梁  富田
  
石川 渡部 鎌田 菅井

サブは六反、蜂須賀、多々良、杉浦、武井、西村、ウイルソン。柏は工藤、クリスチアーノ、栗沢スタメン。大島、大津がベンチ入り。レアンドロはACL対策か欠場。

2試合連続スタメンの茂木に続き、開幕2試合目で西村もベンチ入り。そして金園とハモンという高さのある2トップ。奥埜が出場停止の野沢の位置か。ベンチにはウイルソンも控えている。

平日開催の日立柏は、9000人ほどの入場だが、スカパーによると1600枚のアウエー席が売れたという。ベガルタは、アウエー・ブルーのユニで初登場。

前半。
開始早々、梁がベガルタエリア前でハンドを取られ、いきなりフリーキックを与えるピンチ。25mやや右。クリスチアーノのキックはバーの上。2分、スルーパスにハモンが抜け出すが、もう一歩。その後は、中盤で柏がボールをキープするが、ブロックを作ったベガルタが、スペースを与えずに、カウンターを狙う展開が続く。柏はボールを持っていてもシュートが打てない。

9分、大谷が中央から侵入してくるが、挟んで止める。10分、ハモンがカットしたボールを自分で、左足でシュートするが、ヒットせず。12分には、奥埜のクロスに金園ヘッドもキーパー。ベガルタは、守備的ながらもFW二人がシュート。16分、太田に入られるが、クリア。この間、金園イエロー。13分、ベガルタが相手陣に入り、ボールを回すが、シュートは打てず。逆にカウンターを受けるが、最後は鎌田がカット。

19分、石川が裏に出したボールに、梁が裏に走りこむがライン割る。21分、クリスチアーノがドリブルで侵入してくるが、クリア。22分、菅井が放り込んでコーナーを得る。右コーナーを梁が蹴り、中央ハモンの頭に合うが枠外。24分、柏のキムが左からシュート性のクロス、枠外。25分、柏に押され、ベガルタエリアやや右30mのフリーキックを与える。これは決まらず。

26分、茂木、奥埜、ハモンとパスがつながり、最後は奥埜が裏に行くが、もう一歩。28分、カウンターで自陣から走りこんだ茂木が、大きなサイドチェンジ、これは奥埜がハンドしてしまう。30分、菅井の巻いたクロス、クリアされるが、コーナーを得る。
そして、31分、梁の右コーナーキックを、ニアでハモンがすらし、中央後列から飛びこんだ渡部が、右足ダイレクトで合わせ、菅野をぶち抜くゴールで先制!

34分には、金園とハモンのワンツー、もオフサイド。次々裏を取るハモンも、タイミングもう一歩。その後は、柏が再びボールを回すが、シュートは打たせず、中央でも跳ね返す。43分、ベガルタエリア右ライン際45mの柏のフリーキック。ここで、柏の鈴木がゴール前でオーバーヘッド、つま先が菅井の顎を直撃で、菅井は治療でピッチ外へ。鈴木にはイエロー。

ベガルタ一時、10人。追加時間3分。また、柏のライン際からのフリーキックを許すが、しのぐ。すると、今度は、ベガルタが中央40mのフリーキックを得る。金園、ハモンとキープしながら、相手に当て、コーナーを得る。これは決まらず。前半は、1-0リードで終了。

後半。
柏はハーフタイムに、前半に足打撲の増嶋に代え、エドワルドを入れる。いきなり右ライン際でフリーキックを与えるが、クリア。3分、今度はベガルタが回すが、シュートは打てず。7分、梁から出たパスを、ハモンが前線にスルーパス、金園オンサイド出ていくが、もう一歩。

10分、ハモンがエリア内左サイドでDFをうまくかわしながら、マイナスの折り返し、茂木スルーで、フリーの金園が左足でダイクレトで合わせるが、輪湖にシュートブロックされる。このプレーで輪湖が足(靭帯?)を傷め、山中に変わる。その前、コーナーは、決まらず。

16分、中央に入られるが渡部がクリア。17分、梁の攻撃参加、ヘッドで折り返すが、中央合わず。18分、ハモンにイエロー。19分、柏、太田のクロスに中央で工藤のヘッド、体をあてて枠外も、今日一番の危ない場面。22分、石川のスルーパスにハモンで、コーナーを得る。このコーナーのこぼれ、中央から奥埜のシュート、枠内も、菅野に阻まれる。

24分、柏は栗澤に代え大津を投入。25分、ハモンが今日2枚目のイエローで退場。ベガルタエリア左35mで柏のフリーキック。これはしのぐ。ベガルタ10人で、陣形は4-4-1。その後は、一方的に攻められる。

33分、柏のコーナー。クリアのこぼれを太田にシュートされるが、バーの上。この間、奥埜もピッチ外へ。ここで奥埜に代わり蜂須賀が入り、サイドバック。菅井が前に上がる。茂木が左に回る。菅井は一時ワントップまで上がり、金園が下がるが、監督に戻される。

38分、また柏のフリーキック。その後もつながれ、シュートされるが、ブロック。コーナーを与える。これもしのぐ。43分、今度はベガルタエリアすぐ外25mのフリーキックを与える。キッカーはクリスチアーノ。しかし、壁に当たる。44分、またまた柏のコーナー。関が飛び出るが、キャッチし切れず、こぼれたところを鈴木に蹴り込まれ、土壇場で1-1同点とされる。ベガルタ10人になってから、守備一辺倒になりすぎた。

追加時間4分。ベガルタは茂木に代え杉浦を入れ、このまま終わらせる合図。2分目、柏のフリーキック。ニアにダイビングヘッドで飛び込まれるが、これは関がキャッチ。さらに、左右に振られ、最後は太田にミドルシュートを打たれるが、バーの上。結局ドロー。勝ち点1は死守した。


好調の柏に対して、スペースを埋め、まず相手得点機会を奪うことを、主眼とした試合。攻撃への参加人数が少ないので、前でもう少し粘ってし、シュートまで持っていければ、追加点もあったかもしれない。

が、とにかく、かつてのベガルタのように、守備であたふた、攻撃になっても出し所なく、ずるずるとやられるのではなく、意図ある守備から、攻撃に転じた時に、梁だけでなく、奥埜、ハモン、茂木もそれなりにボールを持てるのが、今後に期待を抱かせる。

ウイルソン、野沢がいなくても点が取れる形は作っていた。もったいないドローではあったが、まず第一段階として、手ごたえはあったのでは、ないだろうか。

シュート数:6-9、CK:5-4、FK:14-27 得点:渡部博文 (柏)鈴木大輔  警告:前園英孝、ハモンロペス2=退場 (柏)鈴木大輔 主審:東城 穣