ベガルタ・マヴォイ

J1　2014年8月23日（土）19:00　ベガルタ仙台1-2ヴィッセル神戸　ノエスタ

サブは、桜井、村上、武井、ハモンロペス、鈴木、柳沢、ウイルソン。神戸はマルキーニョス、ペドロジュニオール、シンプリシオがスタメン。田代、ベンチ入り。

前半はテンポよくパスを回し、リズム作る。相手の再三のスルーパスもオフサイドにかけ、ほとんどシュートさせない。すると35分、野沢のコーナーキックを、鎌田が鮮やかにすらしヘッドで決め先制。

しかし、後半になると、ベガルタの運動量が落ち、神戸の出足に遅れ気味になる。7分、森岡からペドロにスルーパスを通されて、フリーで決められ同点とされる。

攻撃では野沢がボールに触れなくなり、パスのテンポも悪くなる。16分野沢に代えウイルソン投入。しかし、20分、コーナーで岩波にヘッド決められると、反撃の何度かの枠内シュートもキーパーに阻まれ敗戦。

神戸のカウンター狙いに嵌り、マルキが2度の決定機をはずしてくれなかったらさらに点差が開いていたところ。連勝が、なかなかできない。

前半。
雨の影響か、ピッチはバンピーな模様。トラップに慎重な両チーム。開始早々、神戸にパスカットを許し、侵入されるが、石川が抑える。3分、神戸エリア左横でフリーキックのチャンス。梁のキックはファーに流れる。5分、右サイドから、神戸森岡のクロス、これはクリア。7分、梁のダイレクトパスに、裏を抜けた武藤、もう一歩。8分、大海のパスをブロックされるが何とかしのぐ。

10分、相手ゴール前でボールを回し、最後が武藤がやや強引にミドルシュート、枠外。これがチームの初シュートか。12分、今度はその武藤がサイドからクロスをいれるが、流れる。13分、神戸が左35ｍでフリーキック。キッカーはチョン　ウヨン。ファーで裏を取られそうになるが、ここは鎌田がヘッドでクリア。

その後、いいテンポでベガルタがパスを回していくが、シュートまではいけない。野沢も今日はあまり触れていない。20分、神戸森岡がペデロを走らせるパス。これは関が出る。つながらなくても、オフサイドになっても執拗に繰り返してくる。22分、鎌田のロングボールが武藤にピンポイントで合うが、トラップが流れ、打ちに行けず。24分、武藤のヒールパスから梁がシュートもヒットせず。

27分、梁のミドルシュート、枠外。28分にも、ベガルタがパスを回し、最後は中央から角田が狙い済ましたミドルシュート、枠内もキーパーに弾かれ、コーナー。梁はニアにあわせるが、クリアされる。30分、神戸に裏を二人に突かれ、どフリーも関が出て抑える。32分、また森岡からペデロへのパス、少し流れてのシュートは枠外。神戸がようやく初シュートか。33分、今度は森岡が中央からのグラウンダーのシュート、枠外。

35分、石川が攻撃参加してコーナーを得る。今度のキッカーは野沢。このコーナーキックが、ニアの鎌田の頭にどんぴしゃ、ファーサイドに鋭くすらしてゴール、先制！鎌田は2試合連続ゴール。ここまではベガルタの流れ。その後の神戸の攻め。上本が交錯プレーで、右腿裏をおさえドキッとするが、プレーは続行。37分、左奥35ｍのフリーキック。ここで神戸CB河本が突然倒れこむ。特に足系ではないようだが熱中症？

このフリーキックは角田が直接狙っていくが、壁。44分野沢のロングシュートは枠外。前半は1-0とリードして終了。

後半。
神戸はCB河本に代え20歳アジア大会代表の岩波を入れる。2分、橋本のシュート、枠外。4分、枝村のクロスにマルキが飛び出すがオフサイド。前半より、神戸のボールへの寄りが早くなる。7分、森岡の長いスルーパスに、うまくペデロに裏を取られ、フリーでシュートを許し、1-1同点。ついにホットラインをつながれた。フリーだからしょうがないが、関の出方もいまいちか。

9分、マルキのトップに上本がファールで止める。上本にイエロー。これで、エリアすぐ外25ｍのフリーキックを与える。壁に当たったあと、こぼれを放りこまれるが、クリア。その後は一進一退だが、ベガルタのボールへの寄りが遅くなり、パスのリズムが悪い。14分、ベガルタが回して、最後は角田のロングシュート、キーパー。

16分、今日の動きはいまいちだった野沢に代えウイルソンが入る。2トップ。18分、富田がミドルシュート、キーパー。さらにスローインから武藤がつないで、最後はウイルソンがシュート、枠外。20分、神戸のコーナーキック。石川振り切られ、岩波にドフリーでヘッドを許し、1-2逆転される。岩波のJ初のゴールを献上。23分にも神戸のカウンター、森岡からマルキとつながりシュートされるも、関押さえる。

25分、コーナーがクリアされたところで、ベガルタは富田に代え柳沢、神戸は枝村に代え石津をいれる。梁がボランチに回り、武藤は左サイド、ウイルソンと柳沢の2トップに変更。

その後、武藤が左サイドから梁、角田と回す。そしてウイルソンのスルーパスに太田が走りこんで角度無いながらシュート、枠外。30分、さらにベガルタが回し、最後はキーパーが飛び出たところに、フリーで梁がシュート、しかしゴール前を守ったDFにクリアされる。

すぐさま神戸のカウンター、コーナーを与える。これは守る。すると今度はベガルタがDFの間からウイルソンがシュート、柳沢に当たり、ゴールキック。さらにワンツーからウイルソンがシュート、枠外。ここで、神戸はシンプリシオに代え北村が入り、そのままボランチ。ベガルタも太田に代えハモンロペスを入れる。38分、早速ハモンがシュートも枠外。

40分、上本がマルキのプレッシャーを受け、ボールを取られると、マルキとペドロに対し、関ひとり。ここは、関が前に出てコースを限定。上本がニアのポスト側に立ち、ゴール内には鎌田がなんとか入る。ここで中央でマルキはシュートが合わず、枠外シュートで助かる。43分ウイルソンのシュート、枠内を捉えるがキーパー。

その後の神戸のカウンター、やむなく鎌田がファールで止め、イエロー。追加時間は4分。さすがに疲れたベガルタは、引いた神戸相手になかなかシュート体制にもっていけない。2分目のコーナーキックも決まらず、結局1-2、逆転負け。相手の倍以上の17本のシュートを打ったのだが。

前半はパスの出し手、受け手のリズムが合って、テンポよくパスがつながっていたが、後半神戸がプレスを強めると、いつものコネコネ・ボールキープになって、いいタイミングでつながらなくなった。

セットプレーの守備で、フリーを許すシーンは、今季何度も見ているので、さらに修正が必要だろう。攻撃では、ウイルソンの調子も万全ではないが、枠内シュートも出てきて、以前よりは回復してきているのか。ハモンは、遠慮がちにゲームに入れないまま終わった感じ。もう少し長い時間かけてみたい。

さて今日は、下位チームもすべて引き分け以下だったので、12位はそのままだが、16位とは、勝ち点差5と少し縮まった。

シュート数：17-8、CK4-2、FK:14-11　　得点：鎌田次郎　(神戸）ペテロジュニオール、岩波　　警告：上本、鎌田　　主審：西村雄一