チーム20周年記念試合、ベガルタ仙台OB4-5ユベントス・レジェンズ

2014年 8月17日(日)16:30 ベガルタ仙台OB4-5ユベントス・レジェンズ ユアスタ仙台 11,759人

8月17日、ベガルタ仙台創立20周年記念と、東日本大震災復興チャリティを兼ねて、イタリア・セリアAの名門ユベントスOBを招いて、ベガルタ仙台(ブランメル仙台)のOBとのチャリティマッチが行われました。

試合の記録は公式HPへ。
スカパーでも配信されたので、オンデマンドで見ました。

開始早々、ダーヴィッツのクロスに、ガリアが、どフリーで決めたゴールから始まり、点の取り合い。ユベントスはアモルーゾが、技ありの反転シュートなどで2得点。起点はダーヴィッツ。(敬称略)

互いに、年は取っても要所でさすがの技を見せました。ベガルタは、まずはブランメル組で中島からのパスを、根子がダイレクトで、さらに千葉直樹の折り返しをヘッドでと2得点。補強オファーしたくなるほど見事なゴールです。

後半は、ちょっと太めでもやはりレジェンド、マルコスが、シルビーニョのパスを胸トラップから反転シュートと、テルのクロスからのヘッドと、往年を髣髴とさせる決定力で2点とりました。

ユベントスは、さらにダーヴィッツ自身が、ベガルタOBで、いまだ世界放浪の現役選手、伊藤壇を股抜きして、豪快ミドルシュートを決めたほか、凄い運動量とキープ力でアシストしまくり。

試合終盤、4-4で、ユベントス側から急遽PK戦をやろうという、申し出があった直後、「DF選手」渡邊晋が取られたフリーキックから、謎のユーベ選手、ヤーノ・ダイスケ(怪我の選手の代わりで急遽出場)のヘッドが、決勝ゴールとなりました。元サッカー選手で、ザックジャパンの通訳ですね。

とまあ、チャリティマッチとはいっても、結構、本気出してのプレーで、面白かったです。ベガルタ側は、15分毎に選手を入れ替えたりして、ハンディ貰いました、ユベントスは、守りは堅いし、出ずっぱりの選手が多くて、さすがです。尚、60分頃に、気温22度で、「給水タイム」があったのはご愛嬌。

また、試合前にはベガサポのYUKI(TRF)さんがカントリーロード斉唱、ハーフタイムにはナオト・インティラミさんのミニライブもありました。


さて、ユベントスOBは、ベガルタOBと共に、試合前に子供のサッカー教室をしたり、前日は石巻まで出向いて、サッカー教室を開いてくれたりと、被災地のために何かしたいという思いが伝わってきます。ベガルタOBも。ほんとうに感謝です。

それもこれも、サッカーという「世界共通語」があればこそ。
サッカーというスポーツが、人々にどう支えられ、選手はどう見られており、スターは何をしなければならないのか、100年以上の歴史があるユベントスのOBたちは、良く知っているのですね。

また、何故、ユベントスが仙台に、と思われる方もいるでしょうが、2002年の日韓ワールドカップのイタリア代表チームが、仙台でキャンプを張ったという事と、ユベントスの 震災復興チャリティへの理解、そしてザッケローニさんが日本代表監督を務めたことや、そしてもちろん、関係者の努力もあっての事ですね。

さらに付け加えるなら、ベガルタがJ1にいる、ということもポイントではないでしょうか。何かを成すには、それなりの人材や準備や費用も必要で、そういうものを集め、何事か成し遂げるには、J1というポジションは重要なのだと思います。


まあ、とにかく楽しい試合だった。20年分のチャントを歌いまくったサポの面々もお疲れです。ベガルタも100周年目指してがんばりましょう。

そして、ベガルタOBの皆さん、ユベントス、ありがとう。