17節対FC東京0-3、プレーに精度欠く

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J1 2014年7月27日(日)18:30 ベガルタ仙台0-3FC東京 味スタ



ウイルソン  柳沢
       (赤嶺)
梁  太田

武井  富田
  
二見 角田 鎌田 菅井
(鈴木)      (武藤)    

サブは、桜井、渡辺広大、上本、佐々木勇人、武藤雄樹、鈴木規郎、赤嶺。FC東京は、武藤嘉紀、平山、河野の3トップ。渡邊千真、東、三田はベンチスタート。カニーニは出場せず。試合前には雨も降り、気温29度、湿度75%の味スタ。


攻守の切り替えが早く、高さのある平山や、スピードのある若手を揃えたFC東京の前に、いいところなく、前半だけで3失点で惨敗。ポストに助けられなければ夢スコアでやられていた。そして、前半、担架で退場になった菅井の膝も心配なところ。

フリーのマイボールのチャンスで、精度を欠くパス、シュートが枠に行かない。エリア内に仕掛けるプレーも乏しく、2試合連続3失点。怪我人多発や暑さのせいだけでない課題が浮き彫りになった。

次節から後半戦。一週空くので、調子を整え、まずは、積極的なプレーとフリーな時の精度をもう一段上げてほしい。

前半。
2分、ベガルタ右サイドから、FC東京武藤に強引に入り込まれシュートを打たれるが、角度なく関。ベガルタ守備陣、少し遅れている。5分、ベガルタがフリーキックからボールを回し、菅井がクロスも、弾かれる。7分、スローインからつないで、最後は、中央のウイルソンが、ノーステップでシュート、キーパー。前半のベガルタのシュートはこれ1本。

FC東京は4-3-3のようだが、守備になると下がり気味にスペースをふさいで、ベガルタの攻撃をスピードダウンさせている。

8分、FC東京のカウンター、オフサイド。10分、ベガルタの右サイドからFC東京のフリーキック。キッカーは河野。これは守る。13分、フリーキックから素早くつないでのクロスも跳ね返される。ベガルタ、ボールを回しても、シュートまでいけない。18分、FC東京のフリーキックから、セカンドボールを何度が回される。19分、FC東京太田のアーリークロスに、平山が二見の上から、高い打点のヘッド、関まったく動けず、先制される

20分、ウイルソンにイエロー。なかなかボールが来ず、いらいらがつのっている。21分、FC東京のコーナー。これはクリア。25分、二見が、うまくひとりをかわして、ドリブルで上がるが、クロスは簡単に弾かれる。その後、ベガルタがボールを回すが、FC東京はサイドを締めて、ラストパスを出させない。持たされている感じ。うしろに戻そうとすると、前の3人がプレスをかけてくる。菅井がフリーになっているが、武藤のカウンターを恐れてか、だれもサイドに振らない。

30分、太田がフリーでパスを受けるが、足元が落ち着かない。ベガルタの選手の方は全体にスリッピーなピッチにてこずっている感じ。33分、FC東京河野がエリア内侵入、平山のポストプレーから折り返されたボールを、強引にシュート、決められ0-2。二人行っても振り切られた。暑さの中、攻撃では攻め倦み、守備では振り切られたベガルタは、これで意気消沈。

37分にも、ボールを回され、最後は太田にフリーでシュート打たれるが、菅井がブロックに入る。しかし、このプレーで菅井が右膝を負傷。ピッチ外に出て治療受けるが、結局担架で退場。ベガルタは急遽ボランチの武井が右サイドに回り、10人で急場をしのぐ。39分、右サイドでフリーキックのチャンスも、キックは直接キーパー。

40分、FC東京のコーナーところで、ようやく菅井に代わり、武藤が入り右サイド。梁がボランチに回る。43分、このコーナーのこぼれ球、右サイドでどフリーになっていた高橋の前にボールがころがり、ファーサイドのサイドネットに刺さるシュートを決められ3点目を失う。追加時間にもフリーキック、コーナーと攻められるが、そのまま前半終了。3点ビハインド。

後半。
柳沢に代え、太腿に不安がある赤嶺を投入。苦しい台所。開始早々、FC東京、武藤のクロスに、フリーで詰められそうになるが、危ない。3分、ベガルタのコーナーからカウンターを受ける、羽生のクロスはポスト!これもあわや。ベガルタ、マイボールでもシュートまでいけないと、中盤でプレスを受けてカウンターを食らう。7分、左右に振られらて、完全にフリーを作られるが、相手のミスに救われる。

その後ベガルタも、中央で縦パスから、ウイルソンがひとりで強引シュート、枠外。10分には、ウイルソンのパスから太田が左足シュート、枠外。ベガルタがようやく中央も使いながらチャンスを作るようになった。13分には、二見がゴールライン際までえぐり、倒されて、エリアすぐ外でフリーキックのチャンス。ここから、こぼれ球を立て続けにシュートするが、どうしても決まらない。

14分、FC東京のコーナー。これはクリア。16分、FC東京は河野に代え、東を入れ4-4-2へ。18分、太田のドリブルからのクロス、中央で合わず、カウンターを食らう。オフサイド。今日の赤嶺は、怪我の影響かあまりボールに触っていない。20分、二見に代え、鈴木が入りそのまま左サイド。FWとして使えず。石川の怪我が響いている。

FC東京は余裕のカウンター狙い。23分、平山にキープされ、コーナーを与える。これは守る。27分、梁が中央でイエロー。ベガルタゴール25mのフリーキックを与える。FC東京太田のキックは関が弾いて?ポスト、コーナーを与える。これはしのぐ。このあたりからベガルタの疲労はピーク。ボールを追えなくなり、FC東京のキープを許す。

33分、平山に裏に抜けられ、どフリー、しかし関が飛び出て止める。35分、ベガルタのコーナー。角田、赤嶺とつなぎ、最後はウイルソン、しかしシュートはブロックされる。40分、FC東京は武藤に代え、三田を入れる。43分、高橋にロングシュート打たれるが、枠外。結局、追加時間も決定機は作れず、惨敗。またしても味スタは、苦かった。

暑さもある、怪我人多発もある。しかし、「アウエーの戦い」と守備的な指示を出すと、かえって守備が受身になって失点、焦りながらの攻撃は、相手に読まれて、崩せない。

今、点が取れるとしたら、、相手陣の至近距離でのフリーキックぐらいだが、それも仕掛けるプレーがなければ、チャンスを作れない。ボールを失う事を恐れるがあまり、同じサイドに振ってクロスの一辺倒が見え見えなっているので、時には、強引な突破や、ペナ内にドリブルで仕掛ける攻撃も織り交ぜたい。

攻撃に厚みを持たせるには、角田のボランチ復帰、攻撃陣への若手の投入などが望まれるが、そのためにはCBを大海、広大が務められるようにならないと、厳しい。控え陣のより一層の奮起が求められる。

シュート数:11-8、CK:4-7、FK:17-14 得点:(FC東京)平山、河野、高橋  警告:ウイルソン、梁  主審:前田拓哉