18節対大宮2-2、あわや大敗をしのいでドロー

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J1 2014年8月2日(日)19:00 ベガルタ仙台2-2大宮アルディージャ ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺
 
梁     太田
     (佐々木)
角田  富田
    (武藤)
石川 鎌田 広大 菅井
   

サブは、桜井、二見、武井、佐々木勇人、武藤、鈴木、柳沢。大宮はムルジャ、ズラタンの2トップ。家長、富山、和田スタメン。長谷川、渡邊大剛がベンチスタート。

相手に与えたコーナーは実に12本。ラインの裏を取られまくり。2回リードしながら追いつかれる、残念な試合というより、ミスも多く、あわや大敗というのを、なんとかドローに収めた、幸運な試合なのかもしれない。14,931人。

開始5分、相手DFの隙をついて、赤嶺が枠内ミドルシュート、、キーパー弾くところを、梁が、いち早く詰めて、フリーで楽々ゴールの先取点。理想的な序盤だったが・・・

日中32.4度まで上がった仙台は、夕方になっても30度台で蒸し暑い天候。それでも試合開始の頃には、スタジアムの上段に、涼しい風が抜ける。ただし、ピッチは気温27度、湿度70%と厳しい条件。

前半。
立ち上がりは大宮がボール回す。2分、角田がサイドチェンジのロングボールを出すが、ライン出る。今日は角田から速いボールのロングパスが多かったが、いまいち前線と合わず。3分、ベガルタゴール中央30mで大宮のフリーキック。家長のキックは関キャッチ。

そして4分、太田から中央でパスを受けたが赤嶺が、DFの間からミドルシュート、枠内捉えて、キーパー弾くところ、いち早くゴール前に走りこんだ梁が、フリーでなんなく決めて先制。やや押されていた中で、幸先のいいスタートに、スタジアム大興奮。梁は今季2点目。

しかし、直後、大宮のカウンター、2-1を作られてシュートされるが決まらず。危ない。7分、相手の高いパスを富田がヘッドで弾き返すと、ウイルソンへのパスとなり、フリーで走るがオフサイド。今日は中央でパスで通そうというのがありあり。9分、左奥35mのフリーキックから、セカンドボールを放り込み、コーナーを得る。クリアされる、

12分、関のゴールキックを大宮DFがクリアミス、コーナーのチャンス。しかし、凌がれて、逆にカウンターを受け、ベガルタの左サイドで、フリーになっていたムルジャが狙い済まして、ファーサイドに決め、同点とされる。ボールを持たれてからシュート体制に入るまで、時間があったが、今日も誰も飛び込まず、余裕でシュートされた。

さらに家長に簡単に裏を取られると、シュートされるが、枠外。18分にもムルジャにエリア内に侵入され、コーナーを与える。これはクリア。20分、富田の攻撃参加、ロングボールに、エリア内であわせようとするが、もう一歩。ベガルタは、さかんにロングボールで仕掛けるのだが、なかなか通らない。24分、梁のワンタッチパスで、裏に抜けた石川がえぐっての折り返し、ウイルソンが角度無いながら、強引シュート。決まった!かに見えたがサイドネット。

29分、今度はこぼれ球を拾った大宮に、フリーでシュートを打たれるが、関がファインセーブでかき出す。コーナーを与える。これは守る。31分、富田がドリブルで持ち上がり、中央が空いたが、味方を待ってる間に囲まれ、左に流れて角度ないところでの左足ミドルシュート、枠外。最初の時点で打ってほしかった。

32分、今度は大宮にえぐられて、コーナーを与える。大宮もワンタッチでベガルタの高いラインをやすやすと抜けて来る。コーナーから左右に振られるが、なんとかクリア。34分、左奥40mのフリーキックのチャンス。決まらず。さらにハーフライン付近からのフリーキックを赤嶺がヘッドで落とし、攻撃参加の石川のシュート、ブロックされる。

36分には、梁のクロスに走りこんできた菅井、もう一歩。38分、相手の上げてきたボール、広大が前に出て、クリアしようとしたところを空ぶって、それを拾われて、どフリー。しかし、シュートには石川が中央で体を張り、なんとかコーナーに逃れる。これはしのぐが、さらにフリーキックからワンタッチで裏にに入れてきてシュート打たれが、ここでも関がしのぐ。42分、鎌田がドリブルで前進、シュートもブロックされる。前半は、結局1-1で終了。

後半。
開始早々、ベガルタのスローインから太田が右サイドを上がっていくが、最後はゴールライン割る。2分、ベガルタに左奥35mのフリーキックのチャンス。キッカーは角田、シュートにいくが、ふかす。3分、石川が裏を取られ、大宮のコーナー。シュートはサイドネット。5分、今度はムルジャに裏取られ、フリー、直前でクリア。危ないシーンが続く。大宮のコーナーは、オフェンスファールで終了。

8分、ムルジャのミドルシュート、枠外。9分、富田に代え武藤が入り、左サイドの前に。梁がボランチに回る。10分、ベガルタの右サイドから進入され、また関が間一髪クリア。大宮のコーナー。これはしのぐ。16分、ベガルタゴール中央35mのフリーキック。こぼれを拾われて、今度はコーナーに逃げる。大宮のコーナーばっかり。これもしのぐ。

19分、ようやくベガルタも攻めて、コーナーを得る。これをうまく頭でつないで、最後は石川が右から山なりヘッドでキーパーやDFを超えてゴールを決め、2点目。勝ち越し。石川、今季初ゴール。またまた押されていた中での勝ち越し点、これは守りたい。23分、大宮は橋本に代え増田、富山に代えて渡邊の2枚替え。

すると26分、前半の左サイドから右サイドに回っていた家長が、するするとドリブルで前進、あっさり菅井を抜くと、えぐってのエンゼルパス、鎌田が戻りながらのクリアはオウンゴールとなって吸い込まれた。また追いつかれ、2-2

27分、武藤が相手に当ててコーナーを得る。しかしクリアされる。今日は赤嶺がマークされ、打ち込めない。28分、また裏を取られ、フリー許すがクリア。大宮のコーナー。守る。32分、ウイルソンが左サイドでボールをキープ、強引にシュートに持ち込むが、枠外。35分、またしても裏を取られ、コーナーを与える。セカンドボール拾われ、クロスからフリーでのヘッドを打たれるが、またも関がファインセーブ。コーナーに逃れる。

37分、太田に変わり佐々木が入る。38分、左サイド、ライン際のフリーキックのチャンス。ヘッドもキーパー。40分、大宮はズラタンを下げ、長谷川を入れる。43分、その長谷川にクロスから滞空時間の長いヘッド、枠外。そして追加時間へ。4分間。3分目、相手ゴール中央でうまく詰めて、最後はウイルソン?が押しこんだかに見えたが、オフサイドの判定。最後は、幻の勝ち越しゴールとなって、2-2のドロー。


中断明け、3分け1敗と勝ち無しが続いている。そんな中で今日の先制点は、思い切ったミドルシュートから、こぼれをしっかり詰めて決めるという、理想的な立ち上がりだった。

しかし、ロングボール攻撃のパスの呼吸がいまいちで、マイボールを、やすやすと相手ボールにしてしまっていた。
中央に寄っているところに、意表をつく早いタイミングで強いパスを出すのだが、受け手の反応は遅れ気味だった。これで次第に攻撃のテンポがぎくしゃくして、シュート打てないまま、カウンターを食らうことが多かった。
サイドのエリアも生かし切れず、両サイドバックが攻撃参加すると、その裏を狙われた。メリハリのタイミングを検討する余地があるだろう。


シュート数:10-14、CK:4-12、FK:16-21 得点梁 勇基、石川直樹 (大宮)ムルジャ、オウンゴール  警告:なし  主審:中村 太