15節対柏0-0、前半好機生かせず、後半しのいでドロー

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J1 2014年7月19日(土)19:00 ベガルタ仙台0-0柏レイソル 柏



柳沢  赤嶺
(鈴木)   
八反田  太田
(武藤)  
武井  富田
  
石川 角田 鎌田 菅井
   

サブは、桜井、渡辺広大、二見、藤村、佐々木、鈴木、武藤。怪我のウイルソン、梁は出場せず。柏は工藤、レアンドロの2トップ。3-5-2が基本。大谷、キムチャンス、ハングギョンがスタメン。木村、狩野がベンチスタート。

試合開始前からの強い雨。雷雨を警戒して、試合開始が一時間遅れになった。

試合は前半、右サイドの太田が何度もクロスを入れ、左からは、今日今季J1初スタメンの八反田が、FW二人が空けたスペースに飛び込むなど、チャンスを作るが、決め切れず。
すると、後半、

柏が同じベガルタの右サイドに狩野を入れて、橋本とのコンビで何度もチャンスを作り、ベガルタは防戦一方となる。

さらに大谷の左右の展開に、走らされてボールをまったく奪えない。それでも、守備では、中央でレアンドロ、工藤を自由にはさせず、多数のシュートもしのいで、結局スコアレス・ドロー。

梁、ウイルソンと、攻撃の核を欠く中、45分間はいい展開ができたが、後半、運動量が落ちて前に行けなくなり、パスの精度も欠いて、カウンターができなかった。柳沢、八反田に代えて入った鈴木、武藤も打開できる動きは少なく、柏の猛攻をしのいでの、スコアレスドロー勝ち点1。

前半。
試合開始前に、丹念に雨水を取り去ったピッチであるが、やはり、ところどころに溜まっていて、思わぬボールの動きとなる。スリッピーな感触のほかに、、不規則なボールにも注意しながらのプレーで、湿度だけでなく頭も疲労する試合。

立ちあがりから、ベガルタは積極的にボールを奪い、早いテンポで攻撃につなげていく。開始早々、左奥40mフリーキック。今日のキッカーは太田。これはつながらないが、その後すぐ太田のドリブルからコーナーを得る。決まらず。さらに太田のクロスはキーパー。5分、柏のレアンドロのシュート、関正面。

その後は柏が回す。ベガルタはラインを上げて、積極的に奪いに行く。10分、太田のクロスに、左から切れ込んだ八反田のヘッド、たたきつけたが、キーパー正面。惜しい。13分、石川のロングボール、流れてキーパー。15分、浮き球でベガルタラインの裏を狙われるが、関が出て抑える。その後、左ライン際30mのフリーキックのチャンス。ヘッドはヒットせず。

25分、柏が左右のクロスで攻めてくるが、中央でクリア。27分、ベガルタのカウンター、ロングボールから太田が走りぬけてクロス、中央合わず。さらに、太田の折り返しに、富田が侵入するが、打ち切れず。29分レアンドロのシュート、ヒットせず。35分、柏が初コーナー。キッカーは茨田。決まらず。

今度は、ベガルタ、太田のクロスに中央で合わなかったが、こぼれを菅井が左足ミドル、枠外。38分、ベガルタゴール中央で、一瞬工藤がフリー、しかしなんとか挟んでシュートは防ぐ。43分、左ライン際30mのフリーキックのチャンス。決まらず。44分、左サイドから斜めのパスを通され、茨田にロングシュート打たれるが、関正面。
さらに、前半ロスタイムに、えぐられてヘッド合わせられるが、菅井が体を当ててしのぐ。

前半は、太田が何度も右サイドをついて、クロスを入れるが、シュートにつながる本数が少なく、スコアレスで終了。

後半。
柏が動く。ハングギョンに代え狩野を左サイドに入れ、盛んに上がっていいクロスを入れる橋本とのコンビで、再三ベガルタを崩しにかかる。ベガルタは太田が守備に回ることになり、相手のワンタッチパスとサイドチェンジで疲労、次第に守備一辺倒に。

2分、柏のフリーキック。左エリア角。角田のクリアが中途半端になるところを、レアンドロに狙われるが、体を寄せる。4分、攻めあがって、最後はヒールパスでつなごうとするが、失敗、カウンターを受けるが、何とか戻ってクリア。その後、橋本のクロスに工藤のヘッド、枠外。

8分にもえぐられて、最後は工藤にヒールで流しこまれそうになるが、これは読んでクリア。10分、柏のコーナー。これはしのぐ。12分、ロングシュートを打たれるが、バーの上。前半と違って、チャンスが作れず、防戦一方のベガルタは、14分、柳沢に代えて鈴木規郎を入れる。しかし、その後も柏のリズムでパスを回され、まったく奪えない。

15分、レアンドロにキープされるが、石川が寄せる。16分、その石川がパスカット、そのまま自分で持ち上がるが、相手エリア側で上げる前に、カットされる。その後は、柏に左右に展開され、辛抱の時間が続く。ただ、シュートを楽には打たせない。26分、後半消えていた八反田に代わり、武藤が入り、そのまま左サイド。

28分、ベガルタがクリアした後のセカンドボールを悉く拾われるため、カウンターができない。33分、工藤のポストプレーから、左右に展開され、最後はフリーのシュート打たれるが、枠外。ベガルタ、疲労もあって、守備が難しくなってきた。角田も足攣り寸前の様子。35分、久々にベガルタが左ラインぎわでフリーキックのチャンス。さらにコーナーを得る。こぼれ球を鎌田がシュートも枠外。

38分、柏はキムチャンスに代え、高山が入る。38分、ベガルタが回して、最後は中央で武藤が浮き球で裏に出すが、味方と合わず。39分、柏がフリーキックからコーナー。キッカーは狩野。ボールは選手の間を横切って、ライン割る。40分、ベガルタのカウンター、菅井から武藤へはつながらず。43分にも中央で、武藤が振り向き様の左足シュート、しかし枠外。

44分、太田が最後の力を振り絞って、ドリブルからのクロス、鈴木があけたスペースに武藤が走りこんでのヘッド、しかしDFにつかれて枠外。追加時間は3分。まずは柏の高山がカウンターからのシュート、これはブロックする。その後、今度はベガルタ、太田が切れ込んでいくがシュートは打てず。その後、柏のカウンター、最後は工藤のシュートも、ヒットせず。最後はベガルタフリーキックのチャンスも決められず、試合終了。

雨の中の消耗戦は、互いに守りが堅く、前半ベガルタ、後半柏にチャンスが合ったが、互いに決めきれず、スコアレスドロー。

前半、太田や八反田が元気な内に、点を取りたかったところ。攻撃陣に怪我人が多く、終盤の勝負どころで、攻撃的なメンバーを入れられず、主力二人、ハモンもいない中、勝ち点1はやむを得ないところか。


シュート数:7-12、CK:3-4、FK:15-23 得点:なし  警告:なし 主審:佐藤隆治