33節対清水1-2、カウンター2発に沈む

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J1 2013年11月30日(土)17:00 ベガルタ仙台1-2清水エスパルス ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺
    (ヘベルチ)
梁   太田
    (中原)
松下 富田
(佐々木)     
蜂須賀 鎌田 広大 大徳
 

サブは、桜井、ジオゴ、田村、ヘベルチ、佐々木、中原、柳沢。怪我の菅井、角田、石川直樹は欠場。清水は、ラドンチッチ、伊藤、大前の3トップ。高木俊、ヨン ア ピンがスタメン。平岡は怪我で欠場、村田はべンチスタート。

陽が落ちて一気に冷え込む仙台。満員かと思われたが17,394人。
ベガルタは、清水の鋭いプレスに、思うような展開ができず、清水のカウンターから伊藤、ラドンチッチと次々に、ゴール前でかわされ、前半だけで2失点。

後半、ウイルソンがPKを得て自分で決め1点返し、松下に代え佐々木を入れると、ドリブルからリズムを掴み反撃。しかし、攻めこんでも、シュートコースを作れず、相手のカウンターに脅えながらの攻撃で敗戦。手倉森監督のリーグ戦最後のホームゲームを、勝利で飾れなかった。

今季のJ1ホーム最終戦、12/22に天皇杯があるとはいうものの、監督送り出しのセレモニーはあるし、なんとしても勝って締めたいところだったが・・・
新潟戦同様、相手の早いプレスと、パスコースを読まれた再三のカットで、なかなかペースが握れなかった。

前半。
立ち上がり2分はベガルタがボール回すが、清水にパスカットされシュートを許す、が枠外。今日も不穏な立ち上がり。3分、左サイドにいた太田のクロス、合わず。4分、ラドンチッチのタイブがフリーキックとなり、ベガルタゴール中央25mのFKを与える。壁をすり抜けるキックを打たれるが、これは林正面。以後、一進一退。5分、蜂須賀にイエロー。

7分、ベガルタがボールを回し、最後は富田のミドルシュート、バーの上。8分、清水のクロスに中央ラドンチッチがダイビングヘッド、林正面。フリーで危なかった。その後、大徳のパスカットから持ち上がるが、相手陣内で削られる。10分、梁、ウイルソンとワンタッチでつなぎ、最後は赤嶺が、左足ダイレクトのグラウンター、枠内だったがキーパー正面。

11分、攻撃参加の蜂須賀が相手エリア付近でボールを奪われるが、クリアミスを奪って、再びシュートもブロックされる。そして14分、清水のカウンター、フリーでパスを受けた伊藤がひとりかわして、ゴール隅に決め、1点先制される。パスからシュートまでが時間がかからなかった。

ベガルタは19分、赤嶺、梁、ウイルソンとつなぎ、コーナーを得る。梁のキックはキーパー直。22分、左サイドライン近く35mのフリーキック。決まらず、その後は一進一退。リードしている清水は守備を固め、さらにカウンター狙いが強まる。

27分、蜂須賀のクロスのこぼれを、中央で後ろ向きに拾った太田が、左足シュートもヒットせず。29分、フリーキックのこぼれを富田がシュート、枠外。パスカット応酬が続く。32分、ベガルタがボールを回していたが、一瞬の隙をつかれパスカットされ、清水の一気のカウンター、ラドンチッチにかわされ、中央から豪快シュートを決められる。0-2。前半だけで2失点。

天皇杯では角田と鎌田で押さえていたラドンチッチだが、1対1になってはまずい。35分にも清水のカウンターを受け、ロングシュートされるが、これは林。その後ウイルソンが持ち込んでのクロス、合わず。40分には松下のクロス。41分、ゴール前で体を入れ替えられ、シュートされるが、枠外。さらに、清水のカウンター、シュートまで行かれるが、林。

43分、蜂須賀の攻撃参加、松下も上がってくるが、トラップが大きい。追加時間2分間。ロスタイム、相手エリア内で、富田から梁への壁パス通るが、もう一歩。結局、前半は2点ビハインドで終了。

後半。
4分、左サイドからのクロスにラドンチッチのシュート、林。その後、ベガルタボールを持つが、前につなげない。7分、蜂須賀のクロス、赤嶺が落とし、エリア内でウイルソンがキープ、倒されてPKゲット。ウイルソンど真ん中に蹴って1点返し1-2。ここで追加点を取りに、松下に代え佐々木を投入。早速フリーキックから佐々木、梁とつないでシュート、枠外。佐々木が高速ドリブルで、リズムを変えはじめる。

12分、カウンターからウイルルソンが左に持ち込んでのクロス、流れる。14分、清水は高木俊に代え河井入れる。16分、ベガルタが前からプレスを見せ、コーナーを得る。その後、蜂須賀がひとりかわしてのクロス、ウイルソン後ろ向きで受けて打ちきれず。20分、相手のパスカットから、太田がクロス、キーパー。21分、太田に代え中原を入れ、3トップに。

23分、相手ゴール中央25mでフリーキックのチャンス。梁のキックは枠外。その後、パスカット応酬。両チームやや疲れてくる。30分、赤嶺が相手エリア付近で交錯、起き上がれない。目の辺りを打撲か?ピッチ外に出る。32分、清水にコーナーを与える。ここで赤嶺戻る。これは守る。33分、赤嶺の頭部打撃で大事を取ったか、ヘベルチに代える。しかし、キープ力のあるヘベルチも、清水の早い寄せに今日はなかなかキープできない。

34分、清水は、石毛に代え村田を入れる。35分、清水エリア内でヘッドでつなぎ、最後は梁の左足シュート、腰を回し切れずバーの上。37分、清水にドリブルで持ち上がられ、コーナーを与える。中央からフリーでヘッド許すが、林が押さえる。40分、ウイルソンがライン際からのクロス、流れる。43分、清水、吉田から高木純平。その後ミドルシュートを受けた林がスローイング、これをカットされ、あわやも、何とかしのぐ。

追加時間は5分間。ロスタイムに、中原の落としからウイルソンのボレーシュート、フリーだったが、バーの上。その後、清水は、大前が、梁の首をひっかけるファールでイエロー。キーパー櫛引は、ゴールキックなのに、なかなか蹴ろうとせず、遅延行為イエローと、何でもありになり、そのまま試合試合終了。


前節に続き、相手プレスの前に攻撃の形がなかなか作れなかった。
自陣ゴール前では、DFが伊藤、ラドンチッチにちんちんされ、決定力も見せ付けられた。

攻撃では、例えば、石川大徳が上がってチャンスを作っても、ラストパスやクロスに精度を欠いたり、パスのタイミングが合わなかった。また、ゴールキックなどを赤嶺が落としても、その後が拾えなかったりと、この時期になって連携がうまくいっていないのが気がかり。天皇杯に向けて、呼吸を合わせることが最重要課題になっている。

なんとか、良かった点を拾うと、蜂須賀が相手をうまくかわして、クロスを上げていたところと、佐々木投入によるチェンジ・オブ・ペースか。

順位は11位で変わらず。しかし、12位柏、13位鳥栖と勝点45で並んでいる。


シュート数:14-10、CK:1-3、FK:25-16 得点:ウイルソン(PK) (清水)伊藤、ラドンチッチ  警告:蜂須賀 (清水)杉山、大間、櫛引 主審:山本雄大


さて、試合終了後は、今季J1ホーム最終戦とあってセレモニー。
ベガサポ出身?の奥山恵美子仙台市長の元気のいい挨拶(但し「今季はこれで最後」はご愛嬌)や白幡社長の挨拶とも、残る天皇杯への挑戦宣言となっていた。

選手代表挨拶は角田。完結でよろしい。ロン毛が恐い。選手表彰は、優秀賞石川直樹、MIPウイルソン、MVPは林と妥当で、今季の苦しさを象徴するものとなった。

手倉森監督の挨拶の前に、6年間をまとめたビデオ上映と、ご家族による花束贈呈があり、監督挨拶のダジャレを封印したwその後、監督の顔入りTシャツを着た選手により、胴上げ。

最後に、選手が場内を一周、恒例のスポンサー様提供の景品引換券の投げ入れがあった。コアサポ前では監督に寄せ書き旗が送られた模様。

まだ、天皇杯があるので、さよならは元日に。