23節対C大阪1-1、梁の技ありゴールも惜しいドロー

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J1 2013年8月28日(水)19:00 ベガルタ仙台1-1セレッソ大阪 ユアスタ仙台



ウイルソン 柳沢
    (ヘべルチ)
松下 太田
(佐々木)(武藤)
梁  富田
    
石川 角田 鎌田 大徳

サブは、桜井、蜂須賀、二見、ヘベルチ、佐々木、武藤、中原。C大阪は、エジノ、柿谷、シンプリシオ、山口先発。杉本、新井場ベンチスタート。

怪我のウイルソン、鎌田が強行出場。梁も怪我明けで久々の出場。
試合は、C大阪の球回しに粘り強くつめて、シュートには鎌田らが体を張ってブロックなど、しっかり守備しながら、ボランチに入った梁が攻撃を展開する。



前半24分、ウイルソンの絶妙スルーパスが裏に抜けた梁の通り、DF二人に阻まれながらも、キーパーの逆つくシュートで先制ベガルタの攻撃もリズムに乗る。
しかし、前半終了間際、扇原のブレ球35mロングシュートを決めれ同点。

後半はパスカット応酬から互いにチャンスを作るが、両守備陣がシュートブロックなどでゴールを割らせず。1-1のドロー。


つい数日前まで、暑い暑いと言っていたのが嘘のように、夕方には涼しい秋風が吹くユアスタ。気温22度、湿度も低く、絶好のコンディション。試合前には、北海道から修学旅行で来てくれた、中学生の団体さん250名も紹介された。15,101人。コンイントスにより、いつもとは逆のサイドからの試合。

前半。
2分頃まではベガルタが後ろで回すが、横パスを狙われ、あわや。ロングボールに柳沢が抜けかかるがもう一歩。3分、太田のクロスにウイルソンのヘッド、タイミングはぴったりも枠外。C大阪も扇原のミドルシュート、バーの上。5分、C大阪のコーナー、クリアするが、セカンドボール拾われ、再びコーナーを与える。キッカーは酒本?これも守り、カウンターから角田がドリブルで上がっていくが、詰まる。

10分、C大阪が裏にパスを通し、柿谷、シュートは林。さらに12分にも左足で速いタイミングのシュートを打たれるが、林の正面。うまくDFがコースを限定している。13分にもシンプリシオのスルーパスから、中央でシュートを打たれそうになるが、鎌田が体を張ってのブロック!16分には、C大阪の大きなサイドチェンジで振り回され、最後はサイドからの速いパスに、中央フリーの山口?空振り!!で助かるが、防戦一方に。

17分、ようやく石川大徳が上がっていき、最後は太田のクロスに柳沢が突っ込むが、クリアされる。18分には、カウンターから梁、ウイルソンのワンツー、最後は左に流れた梁が速いグラウンダーのパス、しかしキーパーに阻まれる。19分、右コーナーのチャンス。キッカーは松下。キーパーチャージで終了。21分には、石川のクロスに柳沢のヘッド、キーパー。と、ベガルタも盛り返す。

そして24分、中央でボールをキープしたウイルソンが、絶妙のタイミングで裏へのパス。フリーで走りこんでパスを受けた梁だが、前にDF二人。すると、間に入って、右足を捻って、キーパーの逆をつくグラウンダーのシュート、決まって先制!柿本のお株を奪う技ありシュート。梁は4月20日川崎戦以来、久しぶりの今季2ゴール目。怪我明けの主力二人が力を見せた。

これで勢いづくベガルタ。パス回しが速くなる。今度は、中央梁からのスルーパスに、ウイルソンが抜け出し、DFをから左に逃げてのシュート、バーの上。25分、C大阪の縦1本で一気にゴール前まで走られるが、先に林が抑える。26分には、C大阪丸橋の左からのクロスがシュート制も、枠外。とC大阪も反撃。

28分、山口から柿谷でシュート、ふかす。30分、角田の縦1本が前線の太田にうまく通りかかるが、トラップできず。さらに梁がドリブルもシュートは打てず。32分、カウンターから松下のスルーパスに、ウイルソンのシュート、キーパー触って、コーナー。松下のコーナーキックから、中央でノーステップのウイルソンのシュート、キーパーキャッチ。足首が痛いのか、もうひとつボールがコントロールできていない感じ。

33分、C大阪がカウンターで最後はミドルシュート、バーの上。36分にはC大阪にサイドを破られ、シュート性のクロス、林が抑える。さらにC大阪にワンタッチでつながれるが、なんとかしのぐ、ベガルタ。40分、裏に抜け出た柳沢、しかし決められず。43分、C大阪のカウンターからコーナーを与える。これは守る。追加時間2分間。シンプリシオからパスを受けた扇原が中央から35mのブレ球左足シュート、変化しながら枠内に落ちて同点とされる。鳥栖戦を見てるよう。嫌な時間帯。そのまま、1-1で前半終了。

後半。
3分頃までは一進一退。その後、右ライン際30mのフリーキックのチャンス。流れる。その後、C大阪のコーナーキック。エジノ?にヘッドあわせられるが、枠外。その後、C大阪がボールをキープ。9分、鎌田のシュートブロック。10分、今度はC大阪が右35mのフリーキック。エジノのキックはホームラン。13分、鎌田が持ち上がり、クロス、ヘッドはキーパー。その後、柿谷にドリブルで持ち込まれ、コーナーを与える。これは守る。

14分、柳沢のシュート、枠外。15分、石川大徳がフリーで持ち上がり、裏の柳へラストパス、フリー、しかしキーパーに詰められて、決められず。17分にもベガルタが回し、最後は石川のクロス、流れる。18分、C大阪がエジノ、楠神に代え、杉本、枝村を入れる。ベガルタは太田に代え武藤を入れ、左サイドへ。右に松下が回る。19分の山口に中央からミドルシュート打たれるが、コーナーに逃れる。21分、シンプリシオのシュートは枠外。

ここで柳沢に代わりヘベルチが入る。23分、そのヘベルチがライン際で粘り、ボールキープからつなぐ。ウイルソンへのスルーパスも出す。25分、ベガルタエリア付近で回されるが、オフサイドにかける。27分、ドリブルでするすると侵入されるが、最後に鎌田がクリア。28分、梁から裏の石川へパスが通る。エリア内に侵入も、最後にDFに押し出される。31分、C大阪のコーナー。シンプリシオのシュート、枠内も林が止める。34分、ウイルソンが中央から浮き球のシュート、ネットの上。

35分、ベガルタのカウンター、ヘベルチが受けてエリア内侵入も、挟まれる。36分、足が攣り気味の松下が、佐々木に代わる。37分、武藤がグランダーのシュート、枠外。39分、ヘベルチのミドルは枠外。41分、ヘベルチが前方のウイルソンに、どんぴしゃのパス、ウイルソン、DFに迫られながら、持ちこんでのシュート、枠外。フリーに見えたが、映像で確認したら、DFに最後に滑られていた。しかし、好調なら振り切って決められたと思う。残念。シュート後で足首を押さえるウイルソン。

さらに佐々木からのスルーパスを弾いてしまうウイルソン。追加時間は4分間。C大阪はドロー狙いなのか扇原に代え横山を入れる。結局そのまま試合終了。

シュート数:13-19 CK:2-7、FK:17-12  得点:梁 勇基 (C大阪)扇原  警告:(C大阪)山下 主審:福島孝一郎


スピーディーな展開で激しく打ち合う試合だったが、両チームの守備陣がシュートブロックなどで、互いに最小失点にとどめた。怪我明けの梁は、動きにキレがあり、ゴールも決めた。後半はやや疲れが見えたが、さすがにウイルソンとのコンビは切れ味があった。

右足甲の痛みをおして強行出場の鎌田も、柿谷を自由にはさせなかった。ただ足首通の残るウイルソンの方は、スピードは復活しているが、シュートのタイミングがいつものより早く、キレはいまいち。しっかり直しての出場を望みたい。


さて、はるばる北海道から来た修学旅行の中学生には、面白い試合だったのでは。梁のゴールでは飛び上がって喜び、ベガルタのタオマフをしている子も結構いて、かわいらしかった。大人になったら。またユアスタに来て、今日の思い出話を、友達や、恋人、パートナーと語ってもらいたい。