16節対磐田1-1、終了間際、角田の一発でなんとかドロー

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J1 2013年7月10日(水)19:00 ベガルタ仙台1-1ジュビロ磐田 ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺
       (柳沢)
梁   太田
    (ヘベルチ)
角田 富田

蜂須賀石川鎌田菅井
(武藤)  
サブは、桜井、田村、松下、ヘベルチ、佐々木、武藤、柳沢。磐田は登録上前田、松浦、ペクの3トップ。山田、小林、チョ ビョングク先発。金薗、山崎ベンチスタート。

今日も梅雨寒のはっきりしない天気で気温21度と、半袖では寒い位。14318人、磐田サポも500人くらいいる。ベガルタにとっては、涼しいホームでやれるのは、中2日のゲームでは有利なはずだったが。
後半はじめに不運なPKで失点。それでも終了間際、角田の同点ゴールでドローには持ち込んだ。

尚、この試合、仙台のアイドルユニット、Dorothy Little Happyが、握手会、試合前のミニミニライブなどを行った。

後半だけで14本のシュート。タラレバであるが、後半の攻撃が、前半からできていれば。。。。

前半。
試合前に雨は上がっていたが、一日降ったり止んだりの未だ梅雨の仙台。ピッチもやや掘れる感じで、滑る選手が続出。ベガルタは磐田の前田の早いタイミングでのシュートをブロックしたり、松浦がスピードに乗る前に押さえこんだりと、守備面は手堅くやっていた。

開始2分は互いに蹴りあい。ウイルソンが相手のパスカット、中央からドリブルシュートも、ふかす。いつものウイルソンなら、枠内に飛んでいたはずだ。やはり疲れがあるか。3分、ベガルタのカウンター、ウイルソンが右サイドを上がり、中央の赤嶺がシュート、弾き返されるところを再びダイレクトで打つが、ポスト!惜しい。

6分には、ベガルタ、右コーナーのチャンス。決まらず。10分、えぐられ、左からクロスを入れられるが、クリア。11分今度は磐田のコーナー。クリアしたこぼれを放り込まれるが、シュートは打たせず。14分、上がって回し、右コーナーをゲット。ニアからウイルソンがヘッドをたたきつけるが、枠内にいた松浦にクリアされる。

さらに、こぼれを鎌田がシュート、コーナーを得る。ここで太田が攻撃に入らず、松浦をぴったりマーク。コーナーはクリアされる。その後、ベガルタのパスミスをカットされ、えぐられてシュートされるが、鎌田が足元に入り、ブロック。19分、赤嶺が倒され、エリア右角25mのフリーキックのチャンス。しかし、梁のキックは低く、弾かれる。23分、磐田のコーナー、これはクリア。

26分、ロングボールを受けた角田のヘッド、触られ、コーナーを得る。決まらず。28分、磐田にキープされ、持ち込まれるが、粘り強く人数をかけ守る。その後、ベガルタのカウンター、ウイルソンから赤嶺、落として、太田のシュート、DFに当る。

その後、次第に攻守の入れ替えが激しくなるが、お互いにシュートまでは行かせない。磐田の攻撃も後ろから太田がボールを奪うなどするが、味方への展開もなかなかスムーズにはいかない。36分、前田のシュートは鎌田がブロック。ベガルタもクロスにあわせた赤嶺のヘッド、惜しい。この間、両チーム、ところどころでトラップミス。ボールが滑るのか、疲れか。

43分、ボールを回され、クロスを入れられるも、しっかりブロック。うまくつながれ、44分にもシュートされるが、枠外。前半は、いくつかチャンスがあったが、攻撃のリズムができないまま、スコアレスで終了。両チーム守備意識は高かった。

後半。
いきなり磐田に35m右サイド奥のフリーキックを与える。これはクリア。3分、鎌田のロングボールが、前方で走り出していたフリーの梁にぴたりと合う。と思ったら、トラップミスでサイド割る。珍しい。そして4分、ベガルタゴール前でルーズボールをつながれ、菅井が後追いになったところで、ボールに足が届かず蹴ってしまい、PK献上。現場でも蹴ってしまっていたのは分かったが、故意と見えるかは微妙でちと厳しい。キッカーは前田、林の逆に決められ先制許す。

磐田は余裕が出る。ベガルタはようやくエンジンがかかって、攻めが早くなる。コーナー2本連続。こぼれを菅井が拾ってクロス、赤嶺ヘッドであわせるが、弱くキーパー。10分、蜂須賀を下げ、武藤を入れ左MF。石川が左SBに回り、角田がCBに下りる。梁ボランチで、左サイドの攻撃をアップする布陣か。これでウイルソンもギアチェンジ。左サイドを中心に素早い動きで、ボールを動かし始める。

15分、磐田が前田に代え金薗を入れ、こちらもフレッシュな選手を入れてくる。さらに19分には松浦に代え山本が入る。しかしこれで、なぜか負けが無くなるような気がしたのは、自分だけか。23分、ベガルタはさらに太田に代えヘベルチを入れ右MF。早速、パスを受けた武藤が中央で反転即シュート、枠内もキーパー。

25分、駒野のイエロー。左ライン際45mのフリーキック。武藤から梁、最後は武藤がシュート。枠内もキーパー。27分、今度は磐田のコーナー。ここで磐田ベンチを見ると監督が盛んにチョらに自陣に戻れと、手を振っている。カウンターを恐れているのか。3人しか攻撃に参加しない。29分、武藤からウイルソンと左サイドで簡単に縦パスが通り、ウイルソンがえぐっての折り返し、右サイド、DFの裏がから走りこんだ菅井が中央フリー、ダイビングヘッド、貰ったあああ、と、ボールの軌道は大きくそれる。

30分には、左コーナーからスローイン。32分には、梁からパスを受けた武藤がノーステップのシュート、角度なく、決まらず。さらに梁が右足ミドルと、怒涛の攻撃。34分、右からヘベルチがキーパー前でバウンドさせるシュート、しかしキーパー正面。

35分、赤嶺に代え柳沢を入れる。36分、菅井の裏でクロスを入れられ、フリーで合わせられるが、林が弾いてコーナーを与える。これも3人しか上がってこない。決めることより、守り重視の磐田。39分、川口が遅延行為でイエロー。磐田ペクに代わり桜内が入る。40分、エリア左角25m絶好の位置でフリーキックをゲット。ボールには梁とヘベルチが立っている。梁が得意の位置だが。と、早いタイミングでヘベルチが左足の巻くフリーキック、バー。惜しい。

そして44分、磐田ゴール前の浮いたボール、川口が前に出てパンチングしたところを、上がっていた角田が思い切りのいい左足ボレー、ポストに当って反対側のゴール内側に落ち、同点ゴール。土壇場で追いついた。角田は今季3ゴール目。目下チーム内でウイルソンの4得点についで2位。追加時間は4分。追加点を求め、大きな声援の場内。

しかし、その後は、ウイルソンのロングシュート、角田のロングシュートが大きく枠をはずれ、結局ドロー止まりで終わった。

前半は、前田、松浦のプレスがあって、なかなか簡単に前にボールを送れなかったが、後半ビハインドで攻撃に出ざるを得なくなったところに、相手の疲れもあり、武藤、ヘベルチで左右からの攻撃、武藤、ウイルソンの速いテンポパス交換、角田の思い切りのいいパス出しなど、リズムが全体に出てシュートの雨を降らせた。ただ、1点止まり。

試合終了後、帰り際に「ジュビロコール」が仙台側から起きたので、振り返ると、磐田サポのところに「俺達も、すべての仲間が故郷を取り戻すまで忘れない」の横断幕が。この時期になって、ベガサポの幕の返歌のような光景に、スタジアム全体から、拍手がじわーっと湧き上がった。
梅雨寒の仙台だけど、ユアスタは、ジュビロサポは、熱い。ありがとう。


さて、中3日で、今度は現在2位まで浮上している好調の広島。ホームでしばらくオーラを歌っていない。強敵ではあるが、ホームである。ここが分水嶺。先に攻めて、ペースをつかみたい。最後は、佐藤寿人に引きつった笑いをさせなければならない。

シュート数:21-5 CK:7-4、FK:16-6  得点:角田誠  (磐田)前田=PK  警告:(磐田)駒野、川口  主審:扇谷健司