01節対甲府1-1、広大先制ヘッドも追いつかれる

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J1 2013年3月2日(土)14:00 ベガルタ仙台1-1ヴァンフォーレ甲府 ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺

梁   太田
   (佐々木)
松下 富田
(武藤)     
和田 石川 広大 田村
(蜂須賀)    

サブは、桜井、蜂須賀、鎌田、奥埜、佐々木、武藤、中原。足首怪我の角田は欠場。甲府はウーゴと金子の2トップ。羽生、土屋が先発。水野はベンチ入りせず。

強風で粉雪舞い散る中の試合、16,533人。試合前に太田選手のJ1200試合出場セレモニー。国家斉唱はまきのめぐみさん。

試合は、甲府の出足に翻弄され、中々シュートチャンスがない展開だった。ベガルタはまだ連携が未成熟、怪我人多数の状態では、勝ち点1で御の字としなければ、ならないのか。。。

前半、甲府の前二人の執拗なチェーシングや速い球回しにベガルタが翻弄される。攻撃でもマイボールでパスが噛みあわず、リズムができない。速攻でつながれ、再三フリーでシュートされるが、相手のミスに救われる。

後半、攻め疲れの甲府に対して、サイド攻撃を増やしたベガルタがチャンスを作れるようになり、5分、コーナーがから広大が鮮やかなヘッドを決め先制。


しかし、前半からシツコクボールを追い回していたウーゴに、27分、クリアボールに絡まれて、そのまま持ちこれ、同点とされる。

これで息を吹き返した甲府は、ベガルタの左サイドを執拗に攻め、どんどんクロスを入れたり、シュートしてくる。ベガルタもメンバー変えながらチャンス狙うが、甲府にがっちり守られて、逆にカウンターに脅える展開となって、試合終了。

ベガルタは、昨日の練習で角田が負傷、急遽松下がボランチに入る。DF陣はACLと同じだが、昨年とは総入れ替えのメンバー。今日は4-4-2。

前半。
立ち上がりから甲府がギア全開で攻めてくる。開始2分、梁との連携が悪くボールを失った左SB和田にイエロー。これで、その後の和田の動きが固くなってしまったか。左ライン際奥35mのフリーキックを与える。頭で合わせられるが枠外。甲府はスペースに回りこんで、的を絞らせない動きでパスをつないでくる。ベガルタがボールを持つと、ウーゴと金子がしつこく追ってきて、ベガルタの攻撃をスピードダウンさせる。

5分、甲府の左コーナーキック。こぼれを回されるが、最後はゴールキック。8分、松下が中央でボールを奪われ、そのままシュートまで持ち込まれるが、決まらず。ベガルタはボールへの寄せ、パス出しが遅く、プレッシャーを受けて、パスミスが多くなる。11分、甲府のコーナーキック。金子空振り。15分、中央から梁のミドルシュート、キーパー正面。これがベガルタの初シュート。

ベガルタもようやくパスがつながるようになる。17分、相手ゴール中央25mのフリーキック。太田のキックは壁。こぼれを回し、和田にシュートチャンスもトラップがいまいち。20分、ライン際までえぐられ、最後はフリーでのシュート許すが枠外。危ない。25分にも左からの柏のクロスにファーサイドでフリーでシュートされるが、枠外で助かる。甲府の動きにDFが遅れ気味。

26分、相手ゴール中央やや左25mでフリーキックのチャンス。今度は梁が蹴るがバーの上。31分、右奥30mでフリーキック。キッカーは松下。その後、コーナーをゲット。梁のキックが、こぼれるところ、赤嶺が猛然と突っ込んでいくが、押しこめず。35分、梁が振り向き様のシュート、枠外。37分、ウイルソンと赤嶺がワンツーで、ウイルソンのシュート、枠外。

40分、和田がボールを奪われ、クロスを入れられるが、ウーゴのフリーでのヘッド空振りの終わり、助かる。前半は甲府の厳しい寄せに決定機を度々作られたが、なんとかスコアレスで終了。

後半。
風が益々強くなり、雪もちらついたまま。メンバー変わらず。
ベガルタは立ち上がりからサイド攻撃を増やし、相手を押しこんでいく。甲府はやや攻め疲れか。4分、右コーナーのチャンス。中央奥で広大がヘッドうまくファーに流すと、カーブしたシュートがポストに当りゴール、先制。これでベガルタのペースになるかと思われたが、甲府はカウンターで攻める。5分、右サイドをえぐられ、いいクロスを入れられ、田村がヘッドで辛うじてクリア、これがあわやオウンゴール。

それでも7分、田村と太田のコンビでサイドを崩し、コーナーをゲット。9分、甲府の佐々木にイエロー。12分、田村のクロスはいったんクリアされるが、上がった和田がミドルシュート、枠外。13分、甲府に侵入されるが、ウーゴには体を寄せシュートさせない。16分、甲府のコーナー。これはクリア。21分、ベガルタがパスをつないで、攻め上がるるがシュートが打てない。甲府が金子に変え河本入れる。22分、スローインから持ち込んでクロスもクリアされる。

26分、中央でのこぼれ球をヘッドで広大、石川の間の頭上をつながれ、ウーゴに裏を取られて振り切られ、至近距離からシュート許し、同点とされる。まだDF陣の連携はいまいちなのか。これで息を吹き返した甲府が、カウンター狙いで攻める。29分、甲府のコーナー。こぼれをつながれ、最後はヘッド許すも枠外。

32分、右サイドからシュートされるが林。その後、ウイルソンが中央から持ち込み、左足シュート、枠外。ここで和田に代え蜂須賀入る。34分には太田に代え佐々木を入れる。甲府はウーゴに代え平本入る。佐々木も田村とのコンビがいまいちで、囲まれたりして、なかなかクロス出せず。38分、松下に代え武藤を入れ左MFに。梁がボランチに下がる。

ベガルタはボールをつなげても、守りを固めた甲府のエリアを崩せない。41分、佐々木のミドルシュートでコーナーを得る。こぼれ球に石川が左足のジャンピングボレー、バーの上。44分、蜂須賀がえぐってのクロス、田村が狙い済ましてミドル、大きく枠外。ロスタイム4分間も、ベガルタがボールを回すが、シュートまでになかなかいけず。ドロー。

ACLに比べれば、チャンスを作った時間もあったが、2トップを素早く押さえられて、シュートチャンスが少なかった。二人を活かす、サイド攻撃も、相手の厳しいプレスの前に守りが多くなり、前との連携もぎくしゃくで、相手からすると分かりやすい攻撃ばかりになった。

ACLが本格的に始まる前から怪我人が相次ぎ、新戦術も未消化。とにかく、ひとりひとりが待ってプレーするのではなく、ボールに素早く寄せるプレーをしていかないと、苦しむ試合が増えるだろう。言い訳に終始する前に、もっと厳しいプレーを自分と味方に要求して欲しい。

シュート数:12-6、CK:5-4、FK:21-13 得点:渡辺広大 (甲府)ウーゴ 警告:和田 (相手)佐々木 主審:扇谷健司


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