ACL予選対FCソウル1-0、柳沢のゴールを全員で死守

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ACL Eグループ 4月10日(水)19:00 ベガルタ仙台1-0FCソウル 仙台スタジアム(ユアスタ)



柳沢 ウイルソン
(中原)   
梁    太田
(佐々木)  
角田   富田

和田 石川 鎌田菅井
     (蜂須賀)
サブは、桜井、蜂須賀、松下、佐々木、ヘベルチ、中原、武藤。FCソウルはモリーナとデヤンの2トップ。エスクデロはベンチスタート。

寒気により手袋がほしい冷えこみにユアスタに8874人。FCソウルサポも50人くらい来ていた。

アウエーでの第一戦は、前半で20分までで2失点、その後は、FCソウルが引いて守りを固めてきたために、ベガルタは少し慌てた展開になってしまった。
アンカーの脇を狙われ、ボランチとDFラインのぎくしゃくさが、取りきれなかった。

この第2戦は、角田の復帰により慣れた4-4-2に戻し、梁とウイルソンは強行出場。しかし、リベンジ燃えるウイルソンは疲れを感じさせない動き。角田がはっきりとした早い球離れでリズムを作ると、序盤からシュートが出てくる。16分、コーナーから、絶妙の梁のキックに、柳沢が鮮やかにヘッドですらして先制。

その後もプレスを強めて相手ボールを奪うと、テンポ良くボールまわして再三チャンスを作る。しかし、追加点はならず。

後半になると、ベガルタにも疲れが見え、球際でボールを失い、不可解ジャッジもあってフリーキックを多数相手に与えてると、次第にFCソウルペースに。しかし、全員が体を張って守り、ミスターグッドバーにも助けられ、逃げきった。ACL初勝利で勝ち点5とし、決勝ラウンドへ望みをつないだ。

前半。
開始30秒、角田か早速ロングボールが裏の梁に通り、いきなりコーナーを得る。これは守られるが、ベガルタが早くもリズムをつかむ。別メニューで欠場も考えられたウイルソン、梁の動きもいい。

4分、右奥30mのフリーキックを得るがこれは壁。6分、FCソウルのフリーキックを守った後、すかさずカウンター、柳沢がいいタイミングで裏に出すと、スピードで抜いたウイルソンがキーパーと1対1、浮かせてゴール決まった、かと思いきや、バーに当り、決まらず。惜しい。がっくりのウイルソン。

8分には、菅井がこぼれ球をシュート、コーナーを得る。2本続けるが決まらず。10分、角田がミドルシュート、バーの上。有言実行で、シュートを自ら打って、ここでも自分達のリズムを崩さない。15分には石川からのロングボールがうまく梁に通り、コーナーを得る。そして16分、梁の左コーナーどんぴしゃキックに柳沢がヘッドで軽くすらして、あっさりゴールで先制。10ヶ月ぶりの柳沢の得点。試合後の柳沢のインタビューによると、梁に指定された場所に入っていくと、どんぴしゃのボールが来た、とのこと。二人の職人芸。

18分にも相手ゴール前でボールをつなぎ攻める。21分には角田のロングボールに裏に抜け出た梁が、ボールを回すがもう一歩。今日の梁は左サイドライン際に張って、背後を気にせずに味方のパスに走りこんでは、何回かチャンスを作っていた。24分、FCソウルのフリーキック、35m。直接、林。25分FCソウルのコーナー、これは守る。点を失ってFCソウルも動き始めた。

27分、ベガルタがボールを回し、最後は太田がシュート。 今日のベガルタはワンタチを含めパス回しのテンポが早く、リズムがいい。31分、FCソウルの攻撃、林がクリアし切れず、ボールをつなげられるが、がら空きゴールには石川がカバーに入ってクリア。38分、相手陣内左奥からスローイン、チャンスを作ろうとするが、ライン割る。

42分にも、クリアしこねたボールをクロスで入れられ、シュートされるが枠外。44分カウンターで攻められ、シュートされるが、角度無く林がおさえる。ロスタイムには、ゴール前でボールをまわされ、シュートされるが、バーに当り助かる。ややFCソウルのリズムになりかけたところで、1点リードで前半終了。

後半。
FCソウルはハデソンに代わり、元浦和のエスクデロを入れる。3分、梁がフリーで侵入も打ち切れず。6分、ウイルソンのクロスに角田のヘッド、キーパー。8分、モリーナにイエロー。10分、相手のフリーキックの後のカウンター、柳沢の落としに、梁がドリブルで上がってクロス、もう一歩。その後、FCソウルのフリーキック、こぼれたところシュートされ、バーに当り救われる。14分、梁が中央をドリブル前進、ウイルソンへのパスは流れる。

14分、コ ヨハンに代わり、キム ヒョンソン入る。15分、相手ゴール右奥25mのフリーキックのチャンスを得る。キッカーは角田、グランウンダーのシュートが枠内いくが、キーパーに弾かれ、そこをすかさず、ウイルソンが左足でシュートも、枠外。決定的。17分、左コーナーのチャンスは決まらず。19分、梁、角田と渡り、最後はウイルソンのシュート、キーパー。リズムはいい。21分、梁にイエロー。このあたりから主審のジャッジがブレて来る。

24分、ウイルソンに代わり中原入る。中原は指示があったのか前線からほとんど動こうとしない。25分、今度は富田にイエロー。27分、ベガルタエリア左角25mでFCソウルのフリーキック。これは林が押さえる。28分、FCソウルのクロス、クリアしてコーナーを与える。こぼれをつながれるが、なんとかクリア。30分、太田がドリブルからのクロス、キーパー直となる。

その後、FCソウルの反攻が始まる。カウンターからのシュート。35分、菅井に代わり蜂須賀が入る。角田からウイルソンにつながりシュートも枠外。今日のウイルソンにはツキなし。38分、FCソウルに回されるも、危険地帯で和田が体を入れ守る。コーナーを与える。なんとか守る。40分、鎌田にイエロー。けっしてベガルタにラフプレーが多いわけでなく、奇妙なタイミングでカードが出る。この右30mのフリーキックに頭で合わせられるが、枠外。43分、ウイルソンから梁が裏に抜けるが、パスは通らない。

ベガルタの選手も疲れてきて、クリアのみキックになっている。44分、FCソウルのコーナー、かろうじてクリア。こぼれをシュートされるが、バーに救われる。さらにシュートされるが、林の正面。緊張する時間が続く。場内大声援。追加時間は3分。ここで太田に代え佐々木が入る。太田がゆっくり出ようとするとイエローが出る。

しかし、佐々木のキープからのドリブルなどで時間を使い、そのまま1-0で試合終了。目論見通り勝ち点3を得た。

4-4-2というより角田のボランチ復帰、鎌田がCBに戻ったことで、自陣からの攻め上がりのテンポ良くなった。さらに疲労の割りにウイルソン、梁の動きは良く、チャンスを作った。ワイドにライン際まで開いて、相手を広げ、背後の心配なく攻撃に専念できたのが良かった。さすがに後半の後半はプレスがてきなくなって、押し込まれたが、勝ちたい気持ちで上回った。

ただ、まだ大事な試合が土曜にある。うまく疲労を取って、もうひと頑張りしてほしい。

この試合、テレビ中継は地上波NTV(26:44)、宮城テレビが26:49から録画放送を予定しています。

シュート数:CK:FK: 得点:柳沢 敦  警告:梁、鎌田、富田、太田 (FCソウル)モリーナ、ハンテユ 主審:モハメド アルザルーニ