22節対柏0-0、積極的にシュートを。幸運なスコアレスドロー。

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2012年J1 8月18日(土)19:00 ベガルタ仙台0-0柏レイソル ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺

梁   太田
    (関口) 
松下 角田
(富田)   
朴 上本 鎌田 菅井
(田村)    

サブは、桜井、渡辺広大、田村、富田、関口、中原、柳沢。柏は、ネットバイアーノ、工藤の2トップ。ジョルジワグネル、大谷、水野先発。田中、澤、安はベンチスタート。

後半19分、バックラインでの横パスをあっさりカットされ、2-1の数的不利から、最後はネットバイアーノに、どフリーを許す。万事窮すか?前に出た林をかわすシュートは、ころころところがって、枠外へ。救われた。

前半は上本、角田が戻ってきて、ワンタッチパスで前進する場面もあったが、ボールへの寄せは柏の方が厳しい。形は作っても、いいタイミングでシュートがほとんど打てず。逆にパスミスをカットされたり、カウンターから決定機を再三作られる。レアンドロがいない柏に、ドローがやっとという試合だった。

前夜からの雷雨、朝方も雨が降って、一日中湿度が80%を超える蒸し暑い仙台。ユアスタピッチもたっぷり水を吸って、掘れる。17,715人。

ベガルタは角田が一ヶ月ぶりに戻りスタメン。前節から出ている上本と合わせセンターラインが戻ってきた。富田もベンチ入り。

試合開始前には、J1通算200試合出場の松下に、夫人からの花束贈呈。これはがんばらざるをえない松下。

前半。
開始早々、ベガルタのクリアミスをつかれ、柏のバイアーノのポストプレーから、工藤がそのままミドルシュート、バーの上。この試合、とにかく柏の方が寄せが厳しかった。3分、出足良く前に出た太田のドリブルから松下が振って、最後は左45度から、ダイレクトで梁が狙うが枠外。その後、両チーム縦1本の攻防。

5分、一気に前出た松下がボールを奪い、その後ワンタッチで回すがシュートは打てず。6分には赤嶺がヘッドでねらい、こぼれを角田がヘッド、また赤嶺も頭で合わせるが、枠外。7分には中央に切れ込んだウイルソンがシュートを狙うが、DFに挟まれ打ち切れない。10分、柏の工藤にイエロー。このあたりから、ベガルタがキープしてボールを回すのだが、要所でパスミスが出る。受け手との呼吸のズレが目立つ。

13分、松下がボールカット、サイドの梁に振って、折り返しを松下がシュートするのだが、ダイレクトで打てず、ワントラップ入れたので、詰められる。20分、ベガルタ右サイドをワグネルに突破され、クロス、バイアーノと林が交錯。バイアーノが額出血でピッチ外へ。包帯を頭に巻いて戻る。22分、柏のロングシュート、枠外。これは、むしろ打ってくれた方が休めてよかった。

23分、赤嶺がつめてコーナーをゲット。中央鎌田がヘッドで折り返し、菅井が合わせようとするが、合わず。24分、サイドをえぐられ、速いクロスにあわされて、中央からダイレクトで強烈な枠内シュート打たれるが、林の反応で弾く。その後、ベガルタがボールを回すが、なかなか打てない。柏の寄せが厳しく、出しどころなく横パスやバックパスをすると、狙われる。

30分、菅井の裏を狙われ、フリーキックから素早いシュート、こぼれをまた打たれるが、林がセーブ。一方、ベガルタも相手ミスを梁がさらってドリブル前進からの折り返し、赤嶺ヘッドもブロックされる。35分、松下にイエロー。その後、菅井がドリブルで上がって、クロス。赤嶺ヘッドもキーパー。40分には、松下が梁からのパスを受けて中央からミドルシュート、グラウンダー、枠内もキーパー正面。

43分、柏の右クロスにバイアーノのヘッド、DFさわってコーナーを与える。これはクリア。44分、ベガルタ陣内右奥35mのフリーキックを与える。バイアーノに合わせあられるが、ヘッドはバーの上。結局スコアレスで前半終了。立ち上がり飛ばしたベガルタは、徐々に運動量が落ちてきた。

後半。
開始早々、太田からのパスにウイルソンが裏を取って前進、シュートは弾かれるが、コーナーをゲット。コーナーから中央角田のヘッド、バウンドを菅井がダイビングで飛び込むが空振り。5分、林からDFへのパスをカットされ、あわやのシーンはなんとか逃れ、逆にカウンターから梁がドリブルで上がるが、スローインに変わる。7分、柏の大きなサイドチェンジ、クロス入れられるが、林が押さえる。

11分、鎌田がクロスを入れ、ウイルソンが頭で合わせるが、キーパー正面。松下がボールカットされ、そのままワグネルにシュートされるが、林。さらに19分、DFラインのパスをカットされ、2対1を許し、最後はバイアーノがどフリー。絶体絶命のピンチに、林が捨て身で前に出る。バイアーノかわしてシュート、グラウンダー、わずかに枠外。助かった。後半も相手のプレスに苦し紛れの横パスやバックパスが狙われ、さらに疲れからか、パスミスも多くなる。

20分ベガルタもカウンター、太田が上がって赤嶺へのラストパス。呼吸合わず。23分、柏は藤田に代え、那須が入る。ベガルタ、角田のパスに太田がクロスを上げるが、ボールが低く、クリアされる。25分、柏が茨田に代え安を入れる。ベガルタも松下に代え、富田が入る。やや膠着状態。柏はさらに水野に代え澤が入る。柏は控え陣が豪華だ。

30分、ベガルタも太田に代え関口を入れる。早速関口が右サイドをついてクロス。流れるが、左サイドを上がっていたチュソンがクロス。最後は角田がヘッド、バーの上。30-35分は柏にボールを回される。ベガルタ右サイド奥35mのフリーキックを許すが、守る。ベガルタは後ろで回す時間が多く、中々いいタイミングで前に出せない。

39分、チュソンに代わり田村が入る。40分、スローインを受けたウイルソンがシュート、コーナーをゲット。決まらず。こぼれを関口がシュート、またコーナー。決まらず。ロスタイムは3分間。点を取りにいってると思うのだが、時間がないのにもかかわらず、林のゴールキックやスローインなどが緩慢。疲れているのか、集中キレか。その後、関口が右サイドをついてコーナーをゲット。クリアされる。

最後は田村がマイボール、フリーで上げてほしいところ、上本へのパスというところでタイムアップ。
今日もドロー。

シュートまでの手数がかかり過ぎ。ダイレクトシュートや、角度を変えるだけ、というようなシュートが少ない。堅実に行こうとしすぎているか。今日のようなピッチコンディションなら、積極的にシュートを打って、こぼれに詰める、という動きも欲しかった。形は作れるようになったが、シュートを打つ人間が少なく、タイミングも遅い。

目下首位の広島が新潟を破って、勝ち点差は4と開き、3位に上がってきた浦和とは勝ち点差1。これ以上離されたくない。3試合後の広島との直接対決の前に、勝ち点差2くらいに詰めておきたいところ。この5試合、1敗4分け。もうドローはいい。


シュート数:9-10、CK5-2、FK17-18 得点:なし  警告:松下 (相手)工藤 主審:高山啓義