21節対鹿島0-1、PK2本の内1本を林止めるも、敗戦。

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J1 21節 2011年8月13日(土)19:00 ベガルタ仙台0-1鹿島アントラーズ ユアスタ仙台



赤嶺 太田
(中島)(柳沢)
松下   関口

角田 ヨシキ
    (梁)
田村 曹 鎌田 菅井

サブは、桜井、細川、原田、梁、中島、柳澤、中原。ベガルタは、クウエートでの代表戦から帰国したばかりの梁の代わり松下、警告累積出場停止の角田に代わ高橋義希、もも負傷?のパクに代わり田村が先発。

鹿島は大迫のワントップ。遠藤、ガブリエル、小笠原先発。タルタ、興梠ベンチ入り。天敵田代はいない。

満員札止め19,224人入ったユアスタ。試合前には恒例になっている、キャンプ地延岡の少年を招いて、仙台市選抜との前座試合。延岡選抜が見事なシュートを決めて3-1で勝利。さらにイケメンズのミニミニライブも。

スダンドにはやや涼しい風が吹いていたが、湿度が高く、ピッチ上の選手は前半から汗だく。審判は、満員の雰囲気に呑まれたか、次第にカードでゲームをコントロールするようになり、満員のスタジアムを失望させた。

しかし、前半22分、29分と鹿島の2度のカウンターで、つききれず、微妙とはいえPK2本とられたのは、ベガルタの守備の問題。1本は林が小笠原のコースを読んで腕1本でとめたが、2本目はガブリエルにがぶられた。

前半は、鹿島にボールを支配されたものの、シュート態勢を簡単にはとらせず、逆に、数少ないカウンターのチャンスから決定機を作り、枠内シュートを放ったのはベガルタの方。26分関口のクロスから中央に切れ込んだ赤嶺のヘッドはバー。35分には、ドリブルで上がった赤嶺のクロスにファーの太田がつめてシュート枠内も角度なく、キーパー。

鹿島にもセットプレーで2本くらい頭で合わされたが、流れの中ではよく人数をかけて守り耐えていただけに、カウンターを仕掛けられて、振り切られたのが残念。

後半は、互いにカウンター応酬と、カードの乱舞。つまらない試合になってしまった。

前半。
立ち上がりから鹿島がボールを回す。1分、ロングシュート打たれるが、枠外。2分、ベガルタがカウンター、自陣から太田が左サイドをドリブルで上がる。クロスを入れるが、赤嶺もう一歩。太田がドリブルをし始めると、スタンドが期待でどよめくのが分かる。その後、一進一退で中盤のせめぎあい。まだ、互いにスローな展開。

6分、高橋義希がゴールライン際までえぐってのクロス、クリアされるがコーナーをゲット。梁がいないので、松下がキッカー。決まらず、鹿島のカウンターを受ける。新井場に持ち込まれ、コーナーを与える。こぼれをさらに放り込まれ、中央でヘッドで合わされるが、シュートは枠外。危ない。その後も鹿島にパスをつながれるが、ベガルタもなんとか人数をかけて守る。

11分、鹿島ゴール右ライン際25mのフリーキックのチャンス。クリアされる、岩政、中田のところは高さ勝負では難しい。その後、鹿島にボール回されるが、最後はチョがうまく抑えて、ゴールキック。その後、久々にベガルタがボールをつなぐ。17分、うまく裏に抜けた赤嶺があわせるが、シュートはヒットせず。

20分、ベガルタがワイドな展開から、太田がドリブルで右サイドを上がる。鹿島のクリアミスもあってコーナーをゲット。決まらず。その後、鹿島が一気のカウンター、抜かれかかるところ、最後は関口が追いかけ、もつれてPK献上。関口にイエロー。キッカーは小笠原。場内、大きな林コール。キックはゴール右隅にグラウンダーで飛んだが、林が腕1本でかき出す、見事なファインセーブ。盛り上がる場内。

しかし、その後もベガルタの左サイド付近で、ボールを細かくつながれる、最後は中央でヘッドをフリーで合わされるが、シュートは枠外。危ない。大迫が右に左に神出鬼没で、つかまえ難い。24分、ベガルタも左サイドをえぐり、最後は関口が浮球センタリングを入れ、うまく背後を取った赤嶺が、フリーで頭でシュート、キーパーも見送るだけだったが、バーに当って、下に落ちた先が枠外。惜しい。

27分、またも鹿島のカウンターで、フリーになられかかるところ、チョがなんとか追いつき、クリアしたかに見えたが、ここでまたPKの判定。遠目だが、微妙に見えた。チョにイエロー。今度のキッカーは、フェリペ ガブリエル。今度は左に飛んだ林に対して、右隅に決められ、0-1、先制許す。得点力が落ちている今のベガルタは先制取られると、苦しい。その後も、スローインのボールをさらわれて、左から強烈なシュートを打たれるが、枠外。これも危ない。

31分、ベガルタ自陣からのフリーキックをつないでクロス、上がっていた菅井がヘッドで中央に折り返すが、チョのヘッドはもう一歩。このあたりから鹿島がボール回しのスピードをアップ。ベガルタを振り回しにかかる。鹿島、ベガルタゴール右35mのフリーキック。これはなんとか押さえる。35分、ベガルタがカウンター、赤嶺が右サイドをドリブルで上がり、タイミングを図り、センタリング。キーパー越えで、ファーに詰めていた太田がインサイドキックで慎重にシュート、枠内。しかしキーパーに阻まれる。角度も無かったが惜しかった。

37分にも、ベガルタがカウンター、関口のスルーパスに裏に赤嶺が出かかるが、DFを倒してしまいファール。39分、鹿島の西にイエロー。42分には、義希がこぼれ球を、左足ボレーでロングシュートも枠外。44分、鹿島のコーナーキック。これは流れてライン割る。ロスタイムは2分間。そのまま前半は、1点リードされて終了。


後半。審判が活躍。
富田から関口、太田とパスがつながるが、オフサイド。4分、鹿島にボールを回され、ミドルシュート打たれるが、枠外。5分、ベガルタが回して、左から田村がセンタリング、上がっていた菅井がジャンピングボレーを試みるが、空振り。その後、富田が小笠原にまとわりついて、ボールを奪いかかるが、小笠原がいらついたのか、イエロー。9分、ベガルタが大きな展開、最後は田村、折り返せず。

その後、関口が自陣からドリブルで持ち込んで、そのまま自分でシュート、ヒットせず枠外。その後は互いにパスカットから、カウンター応酬の展開に。ベガルタも回されても、シュートは防いでいる。
15分、田村のセンタリング、中央合わず。16分、今度は鹿島につながれ、ゴールライン際までえぐられる。なんとかクリアもコーナーを与える。これも守る。

20分、赤嶺に代え中島、義希に代え、帰国したばかりの梁が入る2枚代え。梁はJリーグ200試合連続出場。松下がボランチ。関口が上がって、4-3-3のようにも見える。22分、ベガルタもカウンター、梁の裏へ絶妙のスルーパス、太田が走りぬけ折り返すも、シュートは打てず。鹿島、ガブリエルに代え、興梠を入れる。

23分、ベガルタゴール右ラインぎわで鹿島のフリーキック。25分、今度はベガルタが右ライン際25mのフリーキック。こぼれ球を菅井?がボレーシュート、枠外。さらにベガルタがボールをつなぎ、最後は富田がシュート性のクロスを入れるが、キーパー。30分、梁が相手のパスをカット、関口につなぎ、関口からのパスに、中央抜けかかった中島がシュートもキーパー正面。

鹿島は次第に遅攻となりベガルタを焦らす。ベタルタはなかなかボールを奪えないが、鹿島のパスミスも時々出る。37分、太田に代え柳沢入る。しかし、今日の柳沢にキレなくほとんどボールが収まらない。また、中島は、ボールから目を離して、相手のゴールキックの際に、背を向けてとぼとぼ歩くようなプレーで、がっかり。この間、鹿島は大迫に代えタリタが入っていたがイエロー。38分、田村にイエロー。2分後、今度は松下にイエロー。少しでも足がからむと、イエロー。

ベガルタゴール中央25mで鹿島のフリーキック。野沢のキックはホームランで助かる。鹿島も守りを固めているが、疲れからか、ベガルタも素早くボールを前に運べない。それでも中島が相手に当ててコーナーをゲット。これは決まらず。鹿島は時間を使いはじめる。ロスタイムは5分間。

ロスタイム、林のゴールキックから関口がクロスを入れ、態勢崩れながらも柳沢が頭で合わせるが、バーの上。後半は、両チーム間延びした展開に加え、笛でしばしばゲームがとまる試合に。ベガルタは枠内に行くようなシュートが打てず、そそのまま終了。林がPKを止める奮闘もむなしく、9試合勝ち無し。

次節は好調名古屋とアウエーで対戦。これも苦戦が予想されるが、角田が戻り、ディエゴの投入で今度は勝ち点3を。


シュート数:6-11、CK:4-4、FK:20-20 得点:(鹿島)フェリペガブリエル 警告:関口、曺、田村、松下  (相手)西、小笠原、タルタ 主審:佐藤隆治