04節対清水0-0、再三のチャンスも決めきれず

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J1 04節 2011年7月13日(水)19:00 ベガルタ仙台0-0清水エスパルス ユアスタ仙台



赤嶺 太田
(中島)(中原)
梁   松下
    (関口)
角田 富田
   
朴 曹 鎌田 菅井

サブは、桜井、渡辺広大、田村、高橋義希、関口、中原、中島。清水は登録上、アレックス、高木、大前の3トップ。
ボスナー、小野、大前スタメン。高原はベンチスタート。

夕方の雷雨の影響で気温27度、湿度79%がとてつもなく蒸し暑く感じるユアスタ。照明がほぼ直ってやや照度は低いながらも、今年初のナイター。目視ではもう少しいるかと思われたが、11,585人。

中3日にも関わらず、全体に清水よりは動けていたと思うが、梁の疲労はそれとわかるほどで、右コーナーは松下が担当。ベガルタは清水のロングボールを攻撃を凌いで、中央ではスペースを埋めてワンツーを封じ、ドリブル突破もあまり許さなかった。清水も疲労のせいか、パスの精度が悪く、助かった。

守備では手堅ったか、攻撃では、やはり切れ味鋭い攻撃や、コーナーでの勢いのあるヘッドが少なく、チャンスありながら決め切れなかった。相手キーパーが当っていて、枠内シュートをはじき出したら、ボスナーに弾かれたりしたのもあるが、ベガルタ選手のシュートまでのスピードが遅かったせいもまる。

内容的には、このコンディションの中、奮闘したのであろうが、勝ち点がまるで積みあがっていないという現実もある。この4試合で2分2敗、得点はわずかに1点のみと「勝てない」モードになりつつある。順位はひとつ下げて6位。そろそろ勝利していかないと、ずるずるいく。疲弊したチームに活力をもたらすのは、ニューカマーではなかろうか。

前半。
立ち上がりは一進一退。中3日の試合にしては、パススピードは互いに早い。清水は慎重なのかDFラインでの横パスが多い。清水は小野、ボスナーがロングフィードするが、流れる。7分、太田がサイドに流れて、コーナーをゲット。左コーナー、梁のキックはファーに流れる。梁、体が重そう。8分、清水がボールを回し、大前がフリーでシュート、DFに当ったか枠外で助かる。コーナーを与えるが、守る。

10分にも回されて、センタリングを入られるが、林がキャッチ。その後、太田が執拗にマークされ、ボールを奪われる。放り込まれて、コーナーを与えるが、クリア。13分、その後、中盤での一進一退で互いにシュートの無い展開が続く。
17分、チュソンが上がって攻撃参加、梁からのパスに、裏に走りこんで、回転しながらの鮮やかなセンタリング、となればよかったが、腰の回転不足でキックミス。19分、松下?から裏に走り出したフリーの太田に、絶妙の浮球パスが通る。しかし、ファーストタッチをミスってチャンス逃す。

その後、清水が出しどころ無く、DFラインでの横パスを繰り返す。23分、清水の大前?が左サイドから意表をつくミドルシュート、枠内も、林が反応、パンチングでふせぐ。ベガルタも攻めて、相手エリア中央で、太田が落とし、松下がシュート、これは今度は清水のキーパーがクリア。こぼれをチュソンが再びセンタリングで入れるが、ゴールラインを割っており、その後の太田のゴールは認められず。

26分、富田のバックヘッドが、裏の清水へのパスとなってしまい、フリーのシュートは枠外。清水も疲れているのか。林触ったか、コーナーを与える。そのこぼれを回して、清水はセンタリングを入れ、裏を取られるが、これはオフサイド。32分、松下から赤嶺、また松下が受けて、コーナーを得る。右コーナー、キッカーは松下。中央鎌田?のヘッドは枠内、キーパー触ってポストに当り、弾き出る。惜しい。さらにこぼれを放り込むがもう一歩。

その後、今度は清水に攻められ、コーナーを与える。フリーでニアに入られてシュートされるが、枠外。危ない。38分、清水がミスでコーナーを得る。左コーナーで、キッカーは梁。赤嶺に合うが、ヘッドはバーの上。40分、小野の浮球パスを裏に入れられるが、林が抑える。その後、カウンター、赤嶺からのパスに、エリア右角で角田がフリー、しかし、トラップから左足で腰を回転させて打とうとするのが、なんともスローモーションの様。ブロックされる。疲れているのか。

しかしこれでコーナーを得る。こぼれを赤嶺が折り返し、鎌田がヘッドもキーパーと交錯、ファールとなって攻撃終了。前半は結局、スコアレスで終了。

後半。
後半も足が止まった清水に対してボールを左右に散らし、ベガルタが攻め、コーナーを何度も取る。1分、早速右コーナーをゲット。キッカーは松下。中央のチョにどんぴしゃだったが、枠内ヘッドはDFにクリアされる。こぼれも裏に出すが、決まらず。5分、大前が引っ張ってイエロー。ベガルタはサイドチェンジを使って、相手を左右に揺さぶる。また右コーナーをゲットするが、打てず。10分、清水が小野に代え高原を入れてくる。高原も往年のキレは見られない。

10分、ベガルタが回して、コーナーを得る。今度は左コーナーで梁が蹴る。クリアされてまたコーナー、こぼれを菅井がシュートするが、ブロックされる。また右コーナーでキッカーは松下。これは決まらず。15分、清水が回して、最後は大前のクロス。流れる。17分、ベガルタが縦に攻めてコーナーを得る。決まらず。18分、高原に右サイド裏をつかれて、フリーでヘッドされるが、林が触ってコーナーへ。これは守る。

21分、赤嶺に代わり中島入る。その後、梁、松下とつないで、最後は菅井のシュート、コーナーを得る。右コーナー、決まらず。23分、清水はアレックスを下げ、小林大悟を入れる。ベガルタ、松下の浮球パスに中島が走りこんでゴール前に行くが打てず。28分、太田のクロスにキーパー飛び出し、中島?が、無人のゴールに流し込むはずが、当り損ねて「クリア」。チャンスを逃すと、今度は清水の攻め。林が飛び出すがボールに触れず。こちらも無人のゴールめがけて、ループシュートを打たれるが、枠外。助かる。

32分、清水に回され、最後は裏に走りこまれてシュートされるが、枠外。清水はここで、大前に代え永井雄一郎を入れる。ベガルタは太田に代え中原を入れ、ボスナーに対抗。早速、相手エリアやや右より40mのフリーキックのチャンス。中原の折り返しに、こぼれを、フリーとなっていた角田は至近距離から流しこむだけだったが、DFにクリアされる。その後、37分ころまで膠着状態。蒸し暑いピッチで、選手も疲労。39分、清水がパスミス。梁のスローインからボールをつなぐが、打てず。41分、松下に代え関口がようやく入る。5分で試合に入っていけるか。

42分、クリアミスを拾われ清水に攻められる。なんとかしのぐ。セカンドを拾われ防戦一方。ロスタイムは3分間。ベガルタがコーナーのチャンス。キッカーは梁。ニアのボールは弾かれるが、こぼれを再び、梁がクロス。ファーサイドの中原がヘッドをあわせるが、シュートはゴールネット天井の上。すると今度は清水のコーナー。なんとかこれをしのいで、そのまま試合終了。スコアレスドロー。


またすぐに中3日で鹿島とアウエーで対戦。難敵でも今の鹿島ならチャンスがあると思われるが、まず自分たちのコンディション調整から。それで試合が決まりそう。

シュート数:13-11、CK:12-8、FK:10-17 得点:なし 警告: (相手)大前、高木 主審:村上 伸次