02節対名古屋1-1、梁の先制弾も後半追いつかれる

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J1 2節 2011年7月2日(土)14:00 ベガルタ仙台1-1名古屋グランパス ユアスタ仙台



赤嶺 中島
(中原)(柳沢)
梁   松下
(太田)  
角田 富田
   
朴 曹 鎌田 菅井

サブは、桜井、渡辺広大、田村、高橋義希、太田、中原、柳沢。名古屋は玉田、ケネディ、小川の3トップ。ダニルソン、ブルザノビッチ、闘莉王が先発。キーパーは高木。永井はベンチ。

気温26度、時折涼しい風は吹くものの、湿度75%と蒸す。そして時折、真夏の厳しい日差しが脳天から降り注ぐ、ユアスタ。18,533人とほぼ満員。首痛といわれた梁が強行出場。やはり、らしくないキックもあり本調子ではなかった。

暑い中、試合はスローペース。互いに様子見からカウンターを狙う。ベガルタは中央でのケネディのポストプレーを、チョらが防ぎ、サイドに追い込む。前半は手堅いブロックから菅井のインターセプトなどで、裏をとって再三チャンスを作り、セットプレーでも角田のフリーのヘッドがあったが、いずれも枠外。

しかし44分、試合前にJ1J2通算300試合の表彰を受けた梁が、中島からのパスを中央で受け、DFを足先でかわすとすぐシュート、これがゴール左隅に決まって先制!みずから祝砲を上げた。前半は1-0とリードして終了。ハーフタイムの氣志團のミニミニライブで盛り上がるスタジアム。

後半になるとベガルタのプレスが弱まり、間延びして、間に入られて攻められる。さらに永井が投入されて、再三パスカットを狙われる。しかし永井自身のシュートやクロスは精度を欠いて助かる。ところが、20分、永井に左サイドから侵入されると、クロスをケネディが弾いたボールを角田が押し込んでしまいでオウンゴール。同点とされる。

その後も名古屋にボールキープされ苦しい展開。ロスタイムには闘莉王のシュートがバーに当たり、跳ね返るところ、ケネディにフリーのヘッドを許す。万事窮すと思われたが、バーの上。林の好セーブ連発や運にも恵まれ、勝ち点1はキープした。前後半で、違う流れになってしまったが、とりあえず連敗は阻止。

前半。
薄日の合間から日差しが暑い。開始早々、菅井が上がってクロス。スローインで続くも、反スロー。その後、赤嶺とダニエルが衝突。ダニエルがピッチ外へ。5分、赤嶺キープからのこぼれ球に、菅井がミドルシュート、バーの上。さらに菅井が出足よく相手のパスをカット。こぼれ球も展開して最後は角田のミドルシュート、枠外。しかし、名古屋もカウンターから一気に持込み、シュート。枠外。9分、玉田からのパスにケネディが一瞬フリー、シュートされるが林が詰めて抑える。

11分、ベガルタが相手陣前でボールを回し、最後はやや遠めから冨田が左足のシュート、バーの上。12分、名古屋がベガルタエリア40mのフリーキック。これはつながらず。13分、今度はベガルタが相手陣右奥35mのフリーキック。しかし梁が珍しくキックミス。やはり首が痛いのか。暑さのせいか、名古屋もイージーなパスミス。互いに止まってボールを受けるプレーが多い。お互いにゆっくりとしたパス回し。カウンターを狙うような展開。

21分、ベガルタ角田のスルーパスに、中島が胸トラップから即ボレーでシュート、バーに当たる。惜しい。その後、ベガルタエリア近くで林とケネディがこぼれ球に競争。結局ゴールキックとなる。25分、松下のドリブル前進から、早いクロス。ファーサイドの中島、もう一歩。26分、名古屋のカウンターが一気、最後は小川がフリーでシュート、これは林詰めてが抑える。26分、コーナーを与える。これはなんとかしのぎ、ベガルタのカウンター、中島が持ちこみシュートではなく、クロス選択。合わず。29分、名古屋がベガルタエリア右奥40mのフリーキック。このこぼれをケネディにミドルシュートされるが。バーの上。

31分、今度はベガルタが相手エリア右横でフリーキックをゲット。このキックに中央で角田がフリーでヘッド、しかしボールはバーの上。その後、暑さで集中が切れたか、お互いにスルーパスがミスとなってつながらない。ここまでベガルタはボール保持されても、ブロックをつくり、相手のパス回しを果敢にカットにいく。37分、パクのダイレクトクロスから松下のヘッド、バーの上。39分、ブルザノビッチにイエロー。このフリーキックは松下が蹴る。左奥30m。強烈にカーブのかかったキックは、ゴール方向に曲がるがキーパー。

40分、スローインからつないで、赤嶺から松下、クロスに大外の梁がボレーシュート狙うが、枠外。40分、パクが無理なヘッドで不要なバックパス狙い、これがラインを割ってコーナーを与える。これはしのぐ。44分、赤嶺から中島へのスルーパスが通り、一気に持ち込む。中央で梁がフリーでパスを受けると、正面のDFを足先でかわし、狙い済ましたシュートをゴール左隅に決めて先制!自身の300試合出場の祝砲弾。前半は1-0とリードして終了。

後半。
3分、角田がうまくボールを保持してファールを誘い、フリーキックをゲット。これは決まらないが、そのあと赤嶺と梁がワンツーで侵入を図る。もう一歩。5分、攻撃参加してきた闘莉王がロングシュート、こぼれ球をおしこまれそうになるが、オフサイド。ここでブルザビッチに代え、永井が入ってくる。俄然活性化された名古屋。ベガルタは防戦一方に。8分、ケネディがキープしてサイドに流れ、クロス。これは林が抑える。10分、増川のクロスに右サイドで高いジャンプの永井がフリーでヘッド。林正面で助かる。14分、名古屋がベガルタ右奥35mでフリーキックのチャンス。これはしのぐ。

16分、スローインから松下がクロスを上げる。これに中島がヘッドであわせたが、決まらず。名古屋は闘莉王がミドルシュート、ホームラン。しかし、次第に名古屋に押しこまれはじめ、防戦一方に。とくに永井につきまとわられ、ボールを失う場面も。19分、その永井が左サイドからドリブルで侵入してくるが、つききれず、センタリングを入れられる。これを中央のケネディはトラップし損なうが、こぼれが、戻ってきた角田の足に当たってボールはゴールイン。オウンゴールで同点となってしまった。

22分、右サイドの梁から赤嶺、強引なミドルシュートも枠外。24分、菅井が永井を倒しエリア横でのフリーキックを与えるが、これは守る。ケネディに楽には打たせない、チョ。25分、ベガルタは中島に代え、柳沢を入れる。この当たりから、ベガルタも疲労か寄せが甘くなり、名古屋にボールを回される。29分、名古屋のコーナーはクリア。32分、動きが重くなっていた梁に代え、太田が入る。早速、太田、柳沢、はたいて、再び太田とつなぎ、クロス、しかしもう一歩。

その後、増川のキックミスで、コーナーをゲット。キッカーは松下。シュートにつながらず。36分、名古屋は玉田に代え長身の千代反田を入れる。パワープレーか。38分ベガルタも赤嶺に代え中原を入れる。中原、早速ヘッドでのつなぎを見せる。

永井のドリブルからのシュート、角度なく林抑える。折り返されていたら危なかった。ベガルタもカウンターから富田のスルーパスに中原、オフサイド。42分にも名古屋にドリブルからフリーでシュートされるが、またまた林が抑える。名古屋のコーナー。これは守るが、さらにベガルタエリア左横でフリーキックを与える。これもなんとかクリア。そしてロスタイム。

あがっていた闘莉王に至近距離からのシュート打たれ、これがバーに当たって下に落ちる。バウンドしたところをケネディがフリーでヘッド、万事窮すか!しかしボールはバーの上。なんとか難を逃れる。その後、菅井にイエロー。ベガルタエリア右角でフリーキックを与える。これで回されるが、なんとかクリア。そのまま試合終了。王者名古屋から勝ち点3を上げるチャンスを逃した。しかし、連敗は阻止して勝ち点1のドロー。


シュート数:10-14、CK:1-3、FK:10-16 得点:梁 勇基 (名古屋)オウンゴール 警告:菅井 (相手)ブルザノビッチ 主審:高山 啓義

さて、ベガルタが応援歌に氣志團の「スタンディング日本」を使っていた縁で、応援歌詞の「スタンディング仙台」を逆カバーしてもらい、今日は震災応援も含めて、メンバーがユアスタでライブでサポと一緒に歌うこととなった。綾小路君の両親が岩手出身で、父親は遠野高校で選手権で準優勝、三菱重工にいたってマジな話なのか?ジョークかなと思っていたが。⇒メッセージ

ともあれ、この暑い中で学ランでベガルタのフラッグを振っていたのは、まさに応援団スタイルでぐっとくるものがあった。ありがとう。試合も負けなくてよかったというところ。音楽の力、スポーツの力はこれからです。3月や今回も支援してくれたグランパスサポにも、あらためて御礼申し上げます。