40節対栃木2-0、ソアレス2得点。まだ取れた。

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2009年9月20日(日)13:00 ベガルタ仙台2-0栃木SC ユアスタ仙台



平瀬  ソアレス
(中原)(中島)
梁     関口
            
千葉  富田     
       
朴 渡辺 エリゼウ 菅井
(一柳)         
サブは、桜井、一柳、斉藤、中島、中原。栃木は、レオナルド、崔の2トップ。河原、米山などがスタメン。

前半10分、コーナーから、ニアに飛び込んだソアレスが、今季初、頭で決めて先制。

前半はこれでリズムをつかんだベガルタが細かくパスをつないで、次々チャンスを作るも、ゴール前での連係がいまいちで、結局ロングシュートなどに終わる。

その後は時折、栃木に、縦のワンツーからエリア内侵入を許すも、林のファインセーブ、エリゼウのシュートブロックなどでピンチを防ぐ。

後半5分、相手ボールをうまくカットした梁から出たパスを、ソアレスがひとりでドリブルで前進。途中DF二人をかわし、最後はキーパーもフェイントで横倒しにして、無人のゴールに決めて2点目。これで栃木の出足が止まる。

その後も関口がえぐったり、ソアレスの振り向き様サイドチェンジ、富田攻撃参加のゴール前でのワンツーなどで、再三どフリーになりながら、エリゼウ、梁、関口、中原が次々1対1をふかして、めったにない大量点稼ぎのチャンスを放棄したのは、もったいなかった。結局、25本のシュートを浴びせたが2点のみ。が、とにかく完封で勝利。2位はキープ。

土曜休みの会社なら5連休となる、秋の「シルバーウィーク」2日目。この間を勝ち点6で固めて、「ベガルタゴールデンウィーク」とできるか、まずは栃木戦。

暑さ寒さも彼岸まで、とはいうものの、日差しが強く、顔がちりちりするような陽気のユアスタ仙台。しかし風は乾いて涼しく、秋そのもの。バックスタンドで実施したコレオグラフィーは☆だった模様。
連休中ということで、栃木サポもビジター席を見事に埋め尽くす善戦で、久々16,038人と中入り。

前半。
前節での敗戦を受けて、慎重な立ち上がりのベガルタ。相手の新戦力FW、レオナルドと崔、そしてボランチの米山にはすぐ寄って、プレスをかける。しかし、立上がり、ボールを持つのは栃木の方。特に、崔がゴールを背にしてから、すぐ反転してのシュートが大好きなようで、気を抜くと危ない。2分、ソアレスのパスミスをさらって、栃木が中央をドリブル突破、エリゼウが競って止める。4分、ようやくボールを持てたところで、平瀬が、いきなり反転即ロングシュート、キーパーがハンブルも詰めるにはあまりにも離れすぎ。

その後も栃木が後ろで回し、ベガルタが守備する展開。8分、栃木がベガルタ右サイドライン際、30mのフリーキック。これは外す。すると、ベガルタがカウンター、梁から左前方のソアレスにパスが通ると、そのまま前進、DFを振り切って、左サイド角度ないとは言え、フリーでの左足シュート、が、はずす。しかし、これが幸運にもコーナーとなる。

10分、この左コーナー梁のキックに、ニアに飛び込んだソアレスが角度を変える、強烈なヘディングシュート、決まって先制。練習の成果が出て、直前のシュートはずしをすぐ取り返した。
これで緊張の取れたベガルタは、ワンタッチパスなどを織り交ぜながら攻め込むが、栃木も出足よくカウンターで応戦。12分、栃木がベガルタエリア左サイド横30mのフリーキック。これは、はずす。16分、平瀬が左サイドでタメを作り、中央に走りこんだ梁へ。梁のシュートはDFに阻まれるがコーナーゲット。ショート・コーナーから再び梁が放りこみ、いいボールが入るが、守られる。

さらに梁が中央をドリブルで前進、関口とのワンツーで抜けかかるが、もう一歩。19分、菅井がロングシュート、枠外。この間、今日は好調な富田が、ボール際で諦めないパスカット、前を向いた早いボール捌き、ルーズボールへの寄せなどでいいところを見せる。高いボールでも、ソアレスよりしっかり競っている(笑)しかし、20分、栃木も縦パスを崔に当てて、そのまま反転した崔に裏を取られ、フリーでの至近距離でシュート、林が反応、ファインセーブ。コーナー。このプレーは大きかった。

その後は、中盤での蹴り合い。お互いになかなかシュートまで行けない。23分、栃木のロングシュート、林。また30分ごろまで、せめぎ合いが続く。30分、関口がドリブルで持ち上がり、ソアレスに、リターンを受けて、侵入した関口がシュート、枠外。32分、左サイド仕掛けた朴が倒され、エリア左隅25mでフリーキックのチャンス。しかし、決まらず。33分、朴のロングスロー、ソアレスが頭ですらし、センタリング、こぼれるところ菅井がシュートも枠外。35分、栃木が反撃、中央で縦パスを通され、今度はレオナルドに裏に侵入されてシュート打たれるが、エイゼウがブロックに入り、ホームランで助かる。

40分、相手のパスミスが平瀬の前にころがり、ごっつぁんのチャンスもキープしきれず。42分、富田が中央でのルーズボールに、走りこんでダイレクトのシュート、枠外。さらに、関口から朴、朴がファーサイドへクロス、菅井の折り返しのヘッドをソアレスがボレーであわせるが、バーの上。チャンスが増えたが、そのまま、前半は1点リードで終了。

後半。
ベガルタがパススピードを上げて、攻勢をかける。守備で起点の米山に素早くプレス、疲れの出てきた相手FWにも寄せて走らせない。

開始早々、菅井からパスを受けた関口が中央突破、キーパーの位置を見てループ気味に狙うが枠外。ソアレスも詰めていたが、シュート性。3分、カウンターから菅井がミドルシュート、アウトにかかり過ぎで枠外。そして、5分、相手ボールをうまくカットした梁からのスルーパスを、ソアレスが受けてドリブルで前進。途中DF二人の交錯をうまくかわし、最後はキーパーもフェイントで横倒しにして、無人のゴールに左足で流し込み、2点目。倒れこむ栃木の選手。精神的ダメージが大きい。これで栃木の出足が止まる。

それでも7分、中央から栃木がドリブルで持ち込み、そのままシュート、枠外。9分、今後はベガルタが相手ゴール右30mのフリーキックのチャンス、キーパー。10分にも、ゴール中央30mのフリーキック、戻しての梁のシュートははずれる。その後も、ベガルタが次々チャンスを作る。ソアレスが中央キープから、菅井が攻撃参加、ソアレスとワンツー、コーナーをゲット。このコーナーはファーサイドの朴が頭で折り返し、中央に走りこんだ菅井が頭で合わせるが、バーの上。惜しい。

さらに、梁が反転してのスルーパス、平瀬が裏に走りこんで、フリーになりかかるが、キーパーに先に触られる。15分には、相手ゴール前で菅井とソアレスが細かくパスをつなぎ、最後は梁が裏にフリーで抜け、キーパーと1対1、しかし、珍しくシュートをふかす。17分には、相手ゴール中央で梁が倒され、フリーキックをゲット。25mと絶好の位置だったが、直前に蹴られたのが効いたのか、この直接シュートも珍しくふかしてしまう。20分、平瀬に代わり中原が入る。さらに点を取りに行くシグナル。

21分には、梁がドリブルでひとりかわし、ソアレスへ。ソアレスが振り向き様のサイドチェンジ、左足で走りこんでいた関口へパスを通す。関口がDFひとりかわして、いいタイミングのシュートも、キーパー。決まれば最高の流れだったが。23分、今度は富田からのスルーパスにソアレスがドリブルで侵入、角度無いながらシュート、決まらず。さらに中原のロングシュート、枠外。25分、わき腹を伸ばしていたソアレスに代わり中島が入る。運動量で汚名挽回と行きたいところだったが、ゲームに入れていない感じ。その後、梁から中原、中原のクロスはコーナーとなるが、決めきれず。

28分には、朴の縦パスに梁がうまく走りこんで、難しい態勢からのボレーシュート、キーパー。30分、栃木に久々攻め込まれ、クリアのしそこないを拾われ、エリア内侵入されるが、林が前に出てクリア。33分、中原と富田がワンツーを繰り返し、最後は中原の右足シュート、ヒットしなかったが、コーナーゲット。このコーナーキックに、なぜかエリゼウ中央でドフリー、しかしヘッドは狙いすぎたか、バーの上。

ここからベガルタ「もったいない」攻撃が続く。直後には、えぐった関口からマイナスの折り返し、フリーの中原、あわせるだけだったが、左足のシュートは巻いて枠外。さらに、カウンターから中島が抜け出て、エリア内侵入、倒されPKゲットかと思われたが逆にファールとられる。これは不運。37分にも、関口のドリブル突破から逆サイドでパスを受けた中島、右に流れてフリーでのシュート、早打ちか、はずす。

その後もベガルタがパスをつなぎ、相手の攻撃にも梁、富田、千葉がよく戻って守り、決定機を作らせない。44分、コーナーをゲットしたところで、朴に代わり一柳入る。しかし追加点ならず。ロスタイム4分間も無難に逃げ切って、そのまま試合終了。

ソアレスのマルチ得点が出て、完封。つなぎでも、相手プレスが甘いにせよ、早いパスでチャンスを何度も作った。フリーのシュートはずしは練習あるのみ。とにかくも、まずは、2位をキープした。

試合後、小針コール。スタメン奪い返せよ~。タオマフ振り回しての劇場の後、ソアレスがひとり戻ってきて再び。足引きずってるのに、ジャンプしなくてもいいど。


シュート数:25-9、CK:5-1、FK:16-11 得点:マルセロ ソアレス2  警告:ベガルタ無し (相手)赤井、レオナルド、入江、向 主審:前田拓哉