30節対広島1-1、悔しい引分け、菅井が復帰弾

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2008年 8月 10日(日)19:00 ベガルタ仙台1-1サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台



中島 ナジソン
     (平瀬)

    
千葉 斉藤 富田
   (飛弾)(永井)
田村 岡山 一柳 菅井


サブは、萩原、木谷、永井、飛弾、平瀬。ナジソン、斉藤が初スタメン。菅井が復帰。今季初、4-3-3の布陣。広島は佐藤寿人のワントップで3-6-1。ストヤノフはベンチ入りしてない。楽山、久保がベンチ入り。

真夏と思えない涼しすぎるユアスタ。しかしスタジアムには久々大入り18,445人がかけつけ、チャンスでは、これまた久々にスタジアム一体の応援を繰り広げた。広島サポも200人くらいはいただろうか。エバー航空さまマッチデー。
試合開始前には、キャンプの縁で招待させてもらっている延岡U-12選抜と、ベガルタジュニアユースの親善試合。ベガルタが1-0。来年もまた来てね。そしてサンバチーム、ベレーザ・トロピカルのダンス。試合開始前の練習では、佐藤寿人がはずしまくっていたので、しめしめと思ったのだが。。。

ナジソン、斉藤が初スタメンで入り、要所でワンタッチプレーでスピードをあげた。次への期待は高まる。ただ、この試合では、広島の出足の前にどうしても後手になってしまった。トラップひとつとっても、個人技で明らかに力の差があるが、勝つチャンスが、なかったわけではない。裏を狙われて、攻撃では簡単にボールを奪われて、防戦一方の前半。ただ、後半は、ぎりぎり守りながら、次第にベガルタも球際で粘り、攻撃も早くなっていく。

前半。
開始早々、広島にロングシュート打たれるが、林キャッチ。ベガルタも斉藤のボールカットから、梁につなぐが、背後から佐藤寿人にボールを奪われ、ミドルシュートも枠外。今日も、梁へのマークがきつい。5分、広島のカウンターでフリーを取られそうになり、岡山が倒してイエロー。広島は出足も良く、ワンタッチパスと2列目の攻撃参加が早い。ベガルタはマンツーマンとゾーンを混ぜたような守りで、しのぐ。10分、中島が相手エリア近くでパスミスすると、一気に広島がカウンター、背後をとられて寿人がフリーで突っ込んでくるところ、林が飛び出して蹴りだす。早くも緊張感の漂う試合となってきた。

広島がプレスでボールを奪うと早いパス回しで、かんたんにベガルタゴール前まで攻めてくるのに対し、ベガルタはマイボールでのパススピード、判断が遅く、ボールキープしてるうちに詰められてしまう。そんな中で、ベガルタの攻撃にスピードを与えたのが斉藤。パスコースを消すポジション取りだけでなく、球際粘ってボール奪うと、すかさずフィード、ワンタッチでの展開と、カウンターでは有効。しかし、前二人と守備にも追われる梁やラインのとの距離があり過ぎて、単発攻撃になる。

15分、ようやくナジソンにボールが出て、ドリブルで突破、中央中島への早いパス、中島ひとりかわしてシュート、枠内。コーナーキックへ。ナジソンの早めの球出しで、中島のシュートまでのリズムが早くなった。そのコーナーでは、ナジソンと岡山がかぶってしまうシーンもあったが、この辺が今日の課題。さらに、スローインから、オーバーヘッドで、中央へパスするナジソン。受けた梁がびっくりして、シュートは合わなかったが、ナジソンにあわせると、ヘッドや、ワンタッチパスで、シュートできるところにボールが来る。信じて他の選手が動くようになれば、今後は期待できる。

20分、広島がベガルタゴール右30mのフリーキック。直接来るが、林。22分、ベガルタ、菅井のミドルシュート、キーパー。その後は。早いパス回しから、広島に再三裏を狙われる。25分にもフリーで放り込まれるが、シュートは枠外。さらにクロスが次々入ってくるが、なんとかクリア。28分、斉藤が相手ボールをカット、ナジソンを走らせるが、シュートは打てず。逆にカウンターから、こぼれを拾った広島李に強烈なシュートを枠内に打たれるが、林が反応、はじき出す。コーナー与えるも守る。これで乗った林。

30分、ベガルタも反撃、梁からナジソン、最後は中島のシュート枠内も弾かれる。37分にも、ナジソンのワンタッチパスでチャンスを作るも打ち切れず。40分、ベガルタがカウンター、梁からのパスはナジソンのもう一歩。しかし、すぐに広島がカウンター、柏木からフリーの佐藤寿人へのパス、それをファーサイドへのループヘッドされるが、林戻りながら抑える。このゴールキックからナジソン裏にぬけかかかるが、ファールとられる。44分、柏木のロングシュートが曲がりながら枠内も林がパンチング。
攻められ続けるも、粘り強く守ってなんとかスコアレスな前半。

後半。
広島のスピードに慣れてきたベガルタが、球際で粘り始める。3分、梁、中島、ナジソンとつなぎ、最後は田村のシュート、キーパ抑える。広島の速攻も相変わらず。5分、冨田が相手エリア右でフリーも、シュートではなく、クロスを選択、結局シュートに至らず。12分、中島が左サイドをドリブル、DFのかげからのシュートは枠外。直後、今度は広島が速攻、ベガルタゴール前でボールを回すと、前に出ていた林の頭上を狙う柏木のループシュートも枠外で助かる。

さらに、15分、ベガルタがクリアしきれないボールをつながれ、右サイドから中央へ早いスルーパスを通され、佐藤寿人にDF二人の間から早いタイミングでシュートされ、先制をゆるす
人数をかけてまもり、人に付いて、しのぎにしのいでいたが、このパスには対応できなかった。ベガルタはなかなかシュートまでいけない。20分、富田に代え永井が入る。前係りで、パスをつなぎはじめる。佐藤寿人は交代。

ベガルタは、広島の多彩な攻めに翻弄され、守備に追われて、流れからはなかなかシュートもできなかったが、25分、梁のコーナーからのこぼれを再び梁が放りこみ、中央ナジソンがフリーでヘッド、キーパーがはじくところ、いつの間にかエリア左に寄っていた菅井が、グラウンダーのシュートでキーパーの股間を抜いて決めて同点。菅井が骨折から2ヶ月ぶりに復帰、即ゴール。ナジソンも大喜び。場内最高潮。こうなると勝ちが欲しい。

これで前に出てくるベガルタの背後を広島がカウンターで狙う。しかし、追いついて元気の出たベガルタは、千葉、斉藤らがふんばり、菅井も攻撃参加、攻撃に厚みが出てくる。30分、ナジソンに代わり平瀬が入る。今日も平瀬はサイドに流れてしまい、中央は誰かに任せてしまうのだが、そういう指示なのか。37分、足がつった斉藤に代わり飛弾が入る。ドリブルでつっかけたり、ボールを追ってマイボールにする飛弾。

42分、右サイドでルーズボールを追った飛弾が、角度ないながら、スライディングのシュート、こぼれるところ梁がつめるがもう一歩。おしい。直後、広島にも強烈なシュートをあびるが、林が守る。さらに飛弾の相手ボールカットから攻めて、コーナーをゲットする。ロスタイム。場内に激しく手拍子がこだまする。激しいコールと相俟って、何も聞こえない。最後のチャンスか。梁のコーナーキックは、岡山にヒット、するものの戻りながらのヘッドで弱い。

その後、広島はベガルタ陣内にボールを運ぶと、3人でキープして試合終了。万歳する高萩?圧倒していたのにドローに終わってそんなにうれしいのだろうか。確かに独走の広島にとっては、勝ち点1で十分なのだろうが、先々何かがおきる兆候かもしれない。


ベガルタにとっては、内容的にはこれが、現状手一杯で、押されまくってはいたが、勝つチャンスはあった。ただ結果は、5連続ドローでまったく納得はできない。2位山形との勝ち点差が5となって、来週の直接対決で勝利が昇格争いに残る前提となってきた。それでもナジソン、斉藤の加入で攻撃にスピードとバリエーションが作れる予感はある。中央で集中がきれる守備を建て直し、次節、ホームみちのくダービーを必ず取る。そこから一戦必勝。

この結果を、ポジティブと称して、追いついただけでの小さい満足にとどめるのではなく、現状を認識して、力の差を縮め、追い越すために、選手・スタッフには、大いに悔しがってほしい。秋の宮城スタジアムで、勝ち切るために。


シュート数:9-16、CK:4-7、FK:20-16 得点:菅井直樹  (広島)佐藤寿人  警告:岡山  (相手)槙野、服部、佐藤昭大 主審:田辺宏司