10節対鳥栖3-0快勝。平瀬先制、岡山ヘッド、関口とどめ。

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2008年 4月 29日(火・祝)14:00 ベガルタ仙台3-0サガン鳥栖 ユアスタ



平瀬  中島
(中原) (富田)
梁     関口
         
千葉  永井
     (佐藤)
田村 岡山 木谷 菅井


サブは、萩原、一柳、富田、佐藤、中原。怪我の岡山が復帰即スタメン。平瀬は中原に代わり今季初のスタメン。鳥栖は飯尾、清水が先発。永井選手がJ2通算300試合出場達成。

初夏の日差しが差すユアスタ。快晴。バックスタンドでは頭上から強烈に照らされて暑い。13,461人。昭和の日はベテランが活躍して快勝。厳しい試合でもいつも応援に来ていた人が、今日に限って来れなかったりして、気の毒。すいませんのう、自分だけ楽しませて貰って。

前半。開始早々、鳥栖に小気味良くボールをつながれ、押し込まれて、コーナー献上。このこぼれからベガルタがカウンター、関口からのスルーパスが中島に通るが、DFに詰められる。それにしても、中2日の戦いで、鳥栖は慎重になったのか、今日はそれほどプレスに来ない。ベガルタも人数をかける守備で辛抱。2分、ベガルタのスローインから、菅井がミドルシュート、バーの上。3分、鳥栖のクロスが直接ゴールに向かってきて林でかき出し、コーナー。しかし寄せて問題なし。7分、関口が左サイドを攻めて、コーナーゲット。このこぼれを平瀬らが連続シュートするもDFに阻まれる。

10分、鳥栖の自陣からのロングボールが中央の金に通り、ヘッドで合わせられるが、枠外。13分、今度は関口が長い距離をドリブル、そのままシュートするも、ヒットせず。15分、鳥栖の金がベガルタDFの股の間からのシュート、しかし林がおさえる。17分にも鳥栖のコーナーから、こぼれを打たれるがクリア。20分、平瀬が左サイド角度ないところからのボレーシュート、枠外。25分鳥栖にサイドをえぐられ、中央からシュートされるが、枠外。30分、梁が相手ボールをカット、関口へ。さらに中島につないで、ドリブルからのシュート、枠内もヒットせず。

32分、梁が左サイド裏に走りこんで、ライン際までえぐっての折り返し、いいタイミングだったが、キーパー。38分、鳥栖がベガルタゴール前でボールをつなぐが、ベガルタのしつこい守備のせいか、ガス欠気味。千葉も今日は読みよく、相手パスを連続カット。永井がからんでいく。互いに決定機がほとんどなく、ややまったりモードは、鳥栖の先制・逃げ切りモードを封じ、ある意味、ベガルタペースか。スコアレスで後半へ。

後半。
ベガルタは、梁が前目に出てサイド、中央と動いて、ピッチをワイドに使い、鳥栖の縦の動きを制す。キックオフ早々、中島と梁のワンツー、最後は平瀬のシュート、弾かれるところを、千葉が右足のミドルシュート、鋭い弾道も、ポストに弾かれる。惜しい。しかし、これをきっきかけにベガルタ攻撃が連動し始める。平瀬がボールをキープしてコーナーを取れば、5分には、田村からの縦のスルーパスに裏へ中島が走りこみ、そのままシュート、キーパー。7分には、鳥栖エリア付近で細かくパスをつなぎ、最後は梁のシュート、枠外。9分には、関口の縦の突破から、梁、中島とつないで、シュート、枠内も弾かれコーナー。久々に連動する攻撃が見られた。

そして13分、田村のミドルシュートが弾かれてコーナー。梁の左コーナーキックから、ニアに飛び込んだ千葉のヘッドのこぼれを、詰めていた平瀬が"2段げり"シュートで押し込んで、先制。2試合連続、ごっちゃん気味で、FWらしさが戻ってきたか。勢いづくベガルタ。しかし、得点したあとの「落ち着き」が課題。すると、鳥栖のバックパスを中島が猛然と突っ込んでさらい、コーナーゲット。ベガルタの流れを維持。鳥栖は、後半清水に変わって入ったレオナルドを基点にしようとボールを集めるが、しつこい守備でもぐらせず。20分、鳥栖のコーナーも守る。25分、相手左サイドを攻め、最後は梁が中央からシュート、さらに千葉が打ってこれがコーナーと、攻め続ける。

鳥栖の前がかりを岡山らが落ち着いてクリア。逆にカウンターで、相手を押し込む。27分、梁から関口へとつなぎ、早いパスで最後は、平瀬がシュートもキーパー反応。コーナーへ。今度は右コーナー。平瀬に引き付けられたのか、後ろから岡山が楽に飛び込んで、キーパーが一歩も反応できない高速ヘッドをたたきこんで、2点目。岡山の首の怪我は心配ないようなヘッドだった今季初の2点リードでも集中を切らしてはいけない。33分、ベガルタコーナー後の鳥栖のカウンター、しかしこれを関口が長い距離を走って戻り、遅らせる。すると逆にカウンター返し、梁から関口、最後は中島フリーでのシュート、しかし一歩遅くDF。35分には、関口が左サイド、ライン際から粘っての折り返し、これにファーサイドでフリーの菅井がダイレクト合わせるが、ふかす。これは決めてほしいところ。

36分鳥栖のカウンター、ワンツーで崩され、サイドから中央へのパスでフリーでシュートされるが、林が反応良くクリア。これがこの試合一番危なかった。鳥栖のコーナー。しかし、逆にこれをカウンターでつないで、最後は中島のシュート、しかしキーパー。そして、攻め手が少なく、運動量落ちてきた鳥栖を、梁、関口が前からプレスで追い込む。40分、鳥栖エリア中央付近で鳥栖が横パスを安易に出すと、これを関口がかっさらって、左足で振り抜く。これが、ゴール左隅に決まって、とどめの3点目。これは価値あるゴールだった。ここで平瀬に代わり中原が入る。

43分、鳥栖のカウンター、サイドから中央へすばやく入れられ、シュート打たれるが、バーの上にふかす。さすがに焦りが見える。43分、永井に代え、佐藤が入る。2度ほどカウンターからフリーでドリブル、シュートチャンスもあったが、打たず、パスを回す。1本は打ってほしかったところ。ロスタイムは3分。ここでお約束の交代で、中島に代え、富田を入れ、そのまま勝ち切った。

すっきりと完封で、快勝。雄叫びを上げる田村。試合後は岡山劇場に、梁の歌で横揺れダンスをするサポ自。笑顔溢れるスタンド。久々。

3-0の勝利は、昨年の10月、第45節、同じ鳥栖にアウエーで勝利して以来である。
気持ちと走りで勝った。岡山が戻ってラインが安定し、好調の梁・関口に、平瀬がターゲットとなって相手を振りまわせる。次ぎは、中島がねじこむ番だよ。
今日明日は、気持ち良くケアして、次節の広島にも一泡吹かせてくれい。


シュート数:25-8、CK:9-7、FK:23-19  得点:平瀬智行、岡山一成、関口訓充   警告:ベガルタなし  (相手)金 (主審)飯田淳平