19節対湘南2-1、中島同点、関口逆転弾で連勝

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2007年 6月 2日(土)16:00 ベガルタ仙台2-1湘南ベルマーレ ユアスタ仙台



中島  関口
(中原)(田村)
ロペス  梁
      (熊林)
ジョニウソン 永井

田ノ上 渡辺 千葉 菅井

シュナイダー
サブは小針、細川、熊林、田村、中原。五輪予選出場の萬代に代わり、関口がFWで先発。木谷・白井の負傷を受けて、センタバーバックの千葉、渡辺のコンビは前節と同じ。中原、細川も久々にベンチ入りした。湘南は石原、原の2トップにアジエル、加藤、DFには斉藤復帰。
夏至も近い6月。午後4時でも、初夏の強い日差しが照りつけるユアスタ。しかし冷たい風のせいで、暑くはない。MJQスポンサーデー。12,734人。

前半。ロペスからパスを受けた梁がいきなりミドルシュート、枠外。しかし直後の1分、湘南のキム・ヨンギのゴールキックを千葉直樹が原に競り負け、そのまま原に触られてゴールを許す。シュナイダーと譲り合ったのかどうか良くわからないが、気がついたら失点していた。しかしこれも1点。痛い。

しかし、あまりに早い事故のような失点だったので、切り替えも早かった。中盤での早いプレスで湘南の攻撃を跳ね除け、逆に相手ゴール前でチャンスを作れるようになると、ベガルタも落ち着く。6分、湘南ゴール前のボール回しから上がってきた菅井がシュート、DFにあたってコース変わるが、キーパーが反応コーナーに。ついで、右サイドに流れた関口がエリア内侵入、クロスもシュート打てず。さらにコーナーからのこぼれを関口ボレーで狙うが、枠外。11分、渡辺広大にイエロー。13分、湘南ゴール中央で、ロペスが振り向きざまのミドルシュート、枠内とらえるが、キーパーに反応される。ベガルタの攻撃にリズムが生まれてきたところで、15分、左サイドでボールを受けた中島がドリブルで少し中央へ持ち込み、エリアすぐ外左45度の得意のコースからミドルシュートを放つと、回転少なく伸びて、ファーサイドゴール隅に鮮やかに決まって、同点。中島、手を羽ばたかせるパフォーマンス披露。

早い時間に追いついてベガルタに元気が出る。守備ではジョニウソン、永井、梁が動きまわる。湘南のカウンターを背後にとおされても、ジョニがいつの間にか戻ってクリア。ベガルタも菅井が攻撃参加、エリア近くまで持ち込み倒されるがノーファールの判定。17分には、湘南が自陣からひとりでドリブルで持ち込んでいくのに、またもジョニが併走、ベガルタゴールライン付近でクリアするなど、いつの間にか、ピッチを縦2往復している。18分、ロペスが中央からドリブル前進、右サイド走りこんだ梁がパスを受けてそのままクロス上げるも、キーパー直接。このあたりから両チームとも攻守の切り替え激しく、前半から飛ばす。20分、攻撃参加していたジョニのシュート、枠外。ベガルタは、今日もラインを高く上げ、攻守の切り替えはまずまず。しかし21分、パスミスを奪われアジエルがエリア内持込まれ、DFの間からシュート打たれるが枠外。最初のピンチ。

その後、今度はカウンターから関口が右サイドをえぐって、ゴールライン際まで持ち込み、角度のないとこからマイナスの折り返し、しかし中央誰もいない。ここは打ってみても良かったか。25分にはまたアジエルに持ち込まれ、湘南のコーナー。今日は簡単には打たせない。そして28分、千葉からパスを中央で受けたロペスが、ノーステップでDFとキーパーの間にキラーパス、関口が走りこんで、キーパーより一瞬速く、右足で蹴りこみ、ころころとゴールへ向うボール。湘南のDF間に合わず、2点目。前半で、勝ち越し。さて、キックオフで再開前に田ノ上にイエロー。ゴールまで、ずーっと流していたのか?よくわかりません。30分には、中島が相手エリア内で粘って最後はキーパーとも交錯、最後は至近距離から強引シュートはポスト、惜しい。32分には、梁が個人技、左サイドに流れて、軽いタッチでクロス、いつの間にか上がっていた菅井がゴール前に飛び込むが、ボールは頭上通過。これも惜しい。

35分、梁から菅井、ボレーで上げてロペス。38分、湘南にするすると持ち込まれて、そのままシュート打たれるが、枠外。一応体は寄せていたが、プレス甘い。41分、中島が倒されて、湘南エリア左横20mのフリーキックのチャンス。放り込むがクリアされる。44分、中島の折り返しに、中央から梁がドリブルでエリア内にボールを持込み、DFの間を縫って強引にシュートに行こうとするが、打ち切れず。このプレーで足首を痛めたか?

後半。ボール回しのスピードは落ちてきているが、依然ベガルタ攻勢。いきなり中島がシュート性のクロス。天井ネット。さらに、中島がDFの間から、関口がこぼれ球をそれぞれシュートするが、決まらず。3分、梁が熊林と交代。やはり前半で右足首負傷の模様。5分、田ノ上からロペス、最後は中島が走りこんでのダイレクト・チップキックシュート、バーの上。7分、田ノ上のクロスにキーパーかぶり、関口が詰め寄るが決めきれず。10分湘南のコーナー。13分、ベガルタゴール前でボールを回され、中央、DFの背後からシュート打たれるが、バーの上。危ない。しかし、千葉を中心にサイドを高く、ラインを上げるベガルタ。ロペスが前目にいってFWの位置か。16分、田ノ上の低い弾道のクロスが、左サイド角度のないところから、直接ゴール・イン!しかしこれはオフサイドの判定。誰も関与してないようにも。。。しかしあまりに球速速くて確認できず。直後、アジエルにひとりで持ち込まれシュート打たれるが、広大なんとか体をこじいれ、枠外。さらに湘南のカウンターがあるが、ジョニが体をいれてクリア。

20分を過ぎると、湘南も勝ちに出てラインを上げてくる。簡単に放り込みもあるが、精度なくこれは助かる。しかし23分、カウンターから菅井が抜かれ、ミドルシュート打たれるが、シュナイダー触ってコーナー。25分には、そのコーナーからヘッドで細かくつながれ、シュナイダー振り回され、最後は至近距離フフリーのヘッド許すが、角度なくサイドネット。危ない。28分、押し込まれていたベガルタが、永井を熊林のワンツーでカウンター、最後はファーサイド、懸命に走りこんだ菅井もヒットせず。さらにカウンターからロペスが完全にフリーで抜け出し、併走の関口に出せば一点かとも思われたが、強引に自ら行き倒されるが、ノーファールの判定。

さらには、中島、熊林、最後は永井のミドルシュート、こぼれに関口もつめるが、もう一歩。疲れの見える湘南に対し、たたみかけるが、ベガルタの方も疲れが出て精度がいまいち。ここで関口は足がつり、ピッチ外へ。33分、交代要員の中原は、当然関口と交代かと思われたが、結局中島と交代。ついで、2分後、関口と田村が交代するが、この辺は状況を早く確認したてベンチワークをお願いしたい。37分熊林にイエロー。ロペスからゴール中央でパスを受けた田村が、ワントラップでシュート、キーパー触って、コーナー。一方中原はハイボールや、ポストの落としでは見せるのだが、リスタートの時、ボールから目を離したまま移動する時間がある。早いリスタートだと対応できない。チャンスはいつくるか分からない。貪欲に。

41分、湘南のカウンター、裏取られて、キーパー前にスルーパス通されかかるが、間一髪、千葉直樹がスラディングでクリアー、通っていたら一点ものだった。42分、今度はベガルタのカウンター、ジョニウソンがフリーで抜け出し、田村の上がりを待ってのスルーパス、一歩及ばず、コーナー。以後はロペスや熊林らが時間消化を図る。しかし、まだ時間は結構ある。ロスタイムは3分。2分目に、田村が相手のパスミスをカット、キーパーと1対1も、狭いところを狙って、枠外。これは決めておきたかった。最後は湘南にもミスが出始めて、楽に時間を消化。そのまま試合終了。

前半から両チーム飛ばしたので、後半はミスも多く、やや大味な試合となったが、粘り強く守って、開幕以来の連勝。3点目を取れていれば、力強い試合運びともなったが、湘南も楽な相手ではない。まずは勝ち点3キープがノルマ。しかし、札幌も勝って6連勝している。ひとつひとつ勝ちを狙っていくだけ。

試合終了後、昨日誕生日だったロペスへのハッピバースディの意味もあり、挨拶に来た選手全員とアゲアゲ・ダンス。アフロをかぶるジョニウソン。そしてプレゼントをあちこちで貰ったロペスが顔を覆う。スクリーンはと見ると虎の目に涙。アミーゴからファミリーへ。
そして、ジュニア時代からの戦友ジョニウソンと二人で戻ってきて、再びアゲアゲダンスを自ら何度もリクエストし、一緒に踊るロペス。この日を、ホームゲームの勝利で飾れて本当によかった。また一緒に喜び合おう。

シュート数:16-14、CK:6-5、FK:26-21 得点:中島裕希、関口訓充 (湘南)原  警告:渡辺広大、田ノ上、熊林、中原 (相手)尾亦、中里 主審:佐藤隆治