5節対草津1-1。ロペスの先制ヘッドも、ぴりっとせずドロー。

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2007年3月25日(日) 13:00 ベガルタ仙台1-1-ザスパ草津 ユアスタ仙台



萬代 中島
(中原)(永井)
ロペス  梁

ジョニウソン 千葉
      (関口)
田ノ上 白井 木谷 菅井
 
シュナイダー
サブは小針、田村、永井、関口、中原。今季初、小針がベンチ入り。午前中に、能登地方で震度6強の地震がありました。被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。

前節アウエー福岡戦での逆転勝ちを受けてのホーム草津戦。調子がいいときは試合が待ち遠しい。 しかし、中3日の連戦が続き、運動量を売りにしているベガルタには、ミスの多い苦しい試合となった。

寒の戻りで、つい数日前までは、雪がちらついた仙台も、気温16度と、ようやく春めいたユタスタ仙台。13210人。午前中まで降り続いた雨の影響でピッチはスリッピー。それだけでなく、連戦の疲れからか、両チームともイージーなミスも多く、退屈な前半となった。

前半。試合立ち上がりから、出足よく草津がボールを支配する。しかしシュートまでいけない。今日もベガルタは様子見なのか。3分過ぎ、ようやくベガルタも相手ゴール前でボールを回し、最後はロペスが態勢に入るが、シュート打てず。草津の戻りも早い。6分、ジョニからのロングボールに中島走りこみ、裏を取りかかるが、キーパー。9分、草津にパスカットされ、そのままロングシュート打たれるが、シュナイダー。10分、萬代粘り、コーナーゲット。これはつながらず。ついで、梁と上がった千葉でのワンツー決まり、いい角度からのシュート。しかしキーパー。11分、13分とフリーキック、コーナーで萬代の頭にきっちりあうが、ヘディングシュートは枠をはずれる。14分、ロングボールに走りこんだ萬代がうまく落として、ロペスのミドル、しかし、枠外。

その後は一進一退続く。互いにパスミスなどがあり、攻撃のリズムがぶつぶつと切れる。20分、簡単にゴール前に侵入され、フリーでシュート打たれるが、シュナイダーがファインセーブ。救われた。 21分、裏を取った萬代がサイドから折り返すが、中央で合わず。さらに、こぼれ球を千葉がミドルシュートするが、枠外。25分、右サイド、菅井、梁、萬代とつなぎ、最後はキーパー前に、DFと競りながら、中島飛び込むが、シュートはふかす。これが初めての決定機。28分、逆に草津にスルーパスを通され、フリーでシュート打たれるが、枠外で助かる。ここまで、次第にベガルタがボール支配するようになっても、危険なシュートは草津の方。

その後、35分頃までお互いにせめあぐむ時間。35分、草津ゴール前での萬代のポストプレーから、中島へ、しかし打ち切れず。さらに、梁がこぼれ球をうまく拾って、中央でひとりかわしてのシュート、DF。38分、草津のコーナー。守る。40分、縦1本に萬代ひとりで持ち込みシュート、弾かれ、コーナー。43分大きなサイドチャンジからロペスがフリーでミドルシュート、枠外。さらに草津右サイドでのフリーキックから、こぼれ球をゴール前のロペスが押し込もうとするが、入らず、こぼれのヘッドもキーパー。
ベガルタは攻めていても枠内シュートが少なく、もやもやしたスコアレスドローで、前半終了。


後半。雨も上がり薄日が差す。ハーフタイムでカツが入ったか、ベガルタは早いボール回しを復活させ、怒涛の攻めを見せるのだが。。。いきなり、萬代がえぐって、中央の中島がトラップしてシュート、DFに寄せられ決まらず。ここはダイレクトで打ってほしかった。3分、ベガルタコーナーのチャンス、こぼれが菅井の前に出るが打てず。さらに、菅井が上がって、クロスで折り返し、ジュニウソンのシュート、弾かれ、コーナー。7分、ジョニウソンのパスカットから、ロペスのセンタリング、萬代の頭にきっちり合うが、ヘッドはバーの上。10分、草津のカウンター、高田に走りこまれ、コーナーを与えてしまう。本数こそ少ないが、高田にボールが出されたとき、簡単に持ち込まれて危険な匂いがする。

12分、相手ゴール前でのこぼれ球を拾って、梁のミドルシュート、枠外。ベガルタが圧倒的にボール支配する後半だが、引いている草津を完全に崩し切れない。15分、縦パスから左サイド、田ノ上、梁、が細かくつないで、最後は萬代のシュート、ヒットせず。ついで、ロペスのクロスが中央梁に通りシュート、キーパーは弾くところを菅井がヘッドで押し込むが、キーパー正面。決定的。そして、ようやく17分、縦1本に左サイド裏を抜け出した萬代が、ゴールライン際までえぐって、クロス、これをファーにつめていたロペスが高い打点の頭で決め、先制!ロペス今季初ゴール。今日も自分ではゴール決められなかった萬代だが、このアシストは0.5点あげてもいいだろう。しかし、すぐに中原と交代となった。直後に草津にカウンターから抜け出されが、またもフリーで打たれるがシュートミスに救われる。

21分、中島に代え永井が入る。中原ワントップ、ロペス、トップ下のような形。まだ1点、残り時間も25分近くあり、点を取るというより守備的なシグナルを出すには早過ぎるような気もしたが、もう一点取りに行く形だったのか。しかし交代で入った選手の守備に戻る足が。。。26分田ノ上の上がり、さらに千葉の前線参加もシュート打てず。28分、ロペスがひとりで持ち込み、倒され、ゴール左隅でフリーキックのチャンス。これを梁が蹴り、中原、上空で完全フリー、得意のヘッドを枠内に打ったが、バーに当たって落ちたボールがノーゴール、惜しい。さらに、31分、ジョニウソンと中原がワンツーを決めて、中原が抜けて、完全にキーパーと1対1、全速で走りこめば余裕のゴールのはずが、歩数を合わせているうち、詰められシュート打てず。決定機。2つ逃す。33分、左サイドから永井がひとり持ち込みシュート、キーパー正面。

しかし、前線でプレスをかける人間がいなくなり、前がかりのベガルタのサイドに、大きなスペースが。。。34分、草津カウンターから、簡単に松浦に裏取られ、1対1、シュナイダー股間を抜かれ、同点とされる。後半入った松浦にスピードを生かされた。ホームでまたしても追いつかれる。これで固くなるベガルタ。パスはつなぐが、狭いところ、難しいプレーを選択する逆効果で、なかなか有効なシュートが打てない。逆に草津はカウンター狙いで、シンプルな攻撃。36分、草津がベガルタゴール右25mでフリーキック。これは守る。

39分、千葉直樹に代え、関口入る。永井がボランチへ。関口がエリア内侵入するが、中央であわせられない。43分、DFでボールにいった菅井にイエロー。ロスタイム、関口と相手キーパーが小競り合いで無駄な時間を使ってしまった。そのまま試合終了。相手の挑発に乗ってはチャンスを逃す。相手の8本の倍以上の20本のシュートを打ちながら、枠内にいく本数がすくなく、またしてもホームでドロー。守備でも、カウンターで簡単に相手フリーにする場面が多すぎた。草津のミスがなかったら、押しながらの負け、といういやなパターンになるところだった。修正課題は多い。しかし、大黒柱のロペスにゴールも出て、萬代もいい感じのヘディング・シュートは打てるようになってきた。汗を惜しまず、勝ちながら修正、これで行くしかないだろう。


シュート数:20-8、CK:10-4、FK:7-13 得点:ロペス (草津)松浦宏治 警告:菅井  (相手)チカ 主審:砂川恵一